[宅地建物取引士試験]合格率はどれくらい?過去数十回の統計結果
宅建試験は毎回15%程の合格率で推移しており、相対評価の試験と言われています。
しかし中には
といった疑問を持つ方も多いかなと思います。
この記事ではここ数十回の受験者数や合格率の推移を交えながら、どのように試験対策していくべきかについて解説していきます。
宅建試験の過去の合格率
まずは過去の合格率について確認してみましょう。
統計資料
回 | 申込者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
R2(12) | 55,121名 | 35,258名 | 4,609名 | 13.1% |
R2(10) | 204,163名 | 168,989名 | 29,728名 | 17.6% |
R1 | 276,019名 | 220,797名 | 37,481名 | 17.0% |
H30 | 265,444名 | 213,993名 | 33,360名 | 15.6% |
H29 | 258,511名 | 209,354名 | 32,644名 | 15.6% |
H28 | 245,742名 | 198,463名 | 30,589名 | 15.4% |
H27 | 243,199名 | 194,926名 | 30,028名 | 15.4% |
H26 | 238,343名 | 192,029名 | 33,670名 | 17.5% |
H25 | 234,586名 | 186,304名 | 28,470名 | 15.3% |
H24 | 236,350名 | 191,169名 | 32,000名 | 16.7% |
H23 | 231,596名 | 188,572名 | 30,391名 | 16.1% |
H22 | 228,214名 | 186,542名 | 28,311名 | 15.2% |
H21 | 241,944名 | 195,515名 | 34,918名 | 17.9% |
H20 | 260,633名 | 209,415名 | 33,946名 | 16.2% |
H19 | 260,633名 | 209,684名 | 36,203名 | 17.3% |
H18 | 240,278名 | 193,573名 | 33,191名 | 17.1% |
H17 | 226,665名 | 181,880名 | 31,520名 | 17.3% |
H16 | 216,830名 | 173,457名 | 27,639名 | 15.9% |
H15 | 210,182名 | 169,625名 | 25,942名 | 15.3% |
H14 | 209,672名 | 169,657名 | 29,423名 | 17.3% |
H13 | 204,629名 | 165,104名 | 25,203名 | 15.2% |
H12 | 210,465名 | 168,094名 | 25,928名 | 15.4% |
宅建試験は年間20万人を超える方が受験する人気資格です。
平成27年からは宅地建物取引主任者が宅地建物取引士に変更され士業化したことで、さらに受験者が増加傾向にあると言えます。
合格率の推移
宅建試験の合格率の推移を表に表すと以下のようになります。
あらためて一定の合格率で安定していることが伺えますね。
宅建試験の合格率について
宅建試験の合格率がなぜ低いのかも見てみましょう。
相対評価によって毎回合格ラインが調整されている
宅建試験は相対評価の試験です。
情報処理技術者試験の午前試験や簿記3級~2級の様にあらかじめ合格ラインが明確に決まっているわけではなく、毎年15~18%の合格率に留まるように合格点が調整されます。
そのため、明確に何点以上取る!と言うよりは上位15%に入ることを意識しましょう。
受験資格がないため誰でも受けられる
宅建試験は受験資格がないため誰でも受けられます。
人気資格で就職に強いという理由からすでに不動産業界で働いている方だけでなく、学生や主婦など未経験の方も多く受験されます。
そのため、受験者の中でもレベルに大きな乖離があります。
すでに不動産業界に従事している方の合格率は15~18%よりも高く、未経験の方の合格率は逆に10%を切っていると考えて問題ないでしょう。
5点免除を活用するかどうかでも合格率は大きく変わる
宅建試験には5点免除と呼ばれる制度があります。
こちらの制度を活用すると合格率は20%超えると言われています。
この制度自体不動産業界に所属していなければ適用できませんが、活用できれば合格に近づけるのでできるだけ活用したいですね。
上位15%に食い込むために
いずれにしても宅建試験で合格するには上位15%に食い込む必要があります。
合格するためのポイントとして以下の点を押さえておきましょう。
独学は難しいが無理ではない
宅建試験は独学か通信講座かといった議論はよく聞きます。
結論から言うと独学での合格も不可能ではありません。
ただし
- 分からないところを誰かに相談できない
- 独学なので間違えて覚えてしまうこともある
といったリスクが否めません。SNSや掲示板、アプリなどを活用して情報交換しつつ学習を進めていきましょう。
テキスト選びは最重要
独学で勉強する場合、テキスト選びは最重要です。
テキストの中にはフルカラーで見やすい物もあれば文字が多く分かりにくい物もあります。
筆者自身も色んなテキストを試してみましたが、特に良いと感じたのはTAC出版のみんなが欲しかった!シリーズです。
通信講座の利用も検討してみよう
独学での合格は可能と書きましたが、可能な限り通信講座なども活用していくと良いかもしれません。
通信講座を活用した場合、先ほど書いた独学における
- 分からないところを誰かに相談できない
- 独学なので間違えて覚えてしまうこともある
といったデメリットを避けることができます。
通信講座は色々ありますが、特に宅建試験においてはフォーサイトがおすすめです。
分かりやすいフルカラーテキストに加えクオリティの高いハイビジョン講義が頭に入りやすく、さらにスマホ1台で簡単に勉強できるManabunと呼ばれるアプリも使いやすいです。
手軽に受講できることから受講者からも「挫折しにくい」といった声をよく聞きます。また、過去には全国の合格率平均と比較して受講者は4倍近くの合格率を叩き出したと言った実績もあります。
以下の記事で教材などについて詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
また、他の講義が気になる。と言う方は以下の記事もご覧ください。
宅建試験の合格率まとめ
今回は宅建試験の合格率の推移について解説しました。
宅建試験は15%前後といったそれなりに狭い門で、しっかりと対策を立てておかなければ合格は難しいです。
しかし通信講座やアプリを活用すれば突破も容易になります。特に絶対合格したい!と言う方はこれらの活用も考えたうえで学習していきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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