[宅地建物取引士試験]合格するメリットは?昇給や転職に有利!
宅建試験は年に数十万人が受験する人気資格です。それでいて誰でも受験できるので気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし中には
と思われる方もいらっしゃる事かと思います。
この記事では宅建士のメリットについて掘り下げて解説します。
宅建士はどんな資格?
宅建士(宅地建物取引士)はその名のとおり、建物や土地といった不動産に関する国家資格です。
不動産系とは言うものの、最近では金融業界や建築業界でも幅広く注目されており国家資格の中でも受験者数は群を抜いています。
名前に士とあるように士業の一つで、中小企業診断士や税理士と同じカテゴリに該当しますが難易度的にそこまで高くない点も受験を受ける際の敷居が低い理由の一つです。
宅建士の難易度は?
宅建士の難易度は偏差値で言うと57で、他のメジャー資格で言えば日商簿記2級や基本情報技術者試験と同等と言われています。
士業の中では簡単でも全体的な難易度から見ると少し勉強した程度で受かるような試験ではないので、受験を考えている方は気を引き締めて受験しましょう。
宅建士の合格率は?
宅建試験の合格率は毎年15%を超えるくらいです。
6人に1人しか合格できない計算なのでそれなりに狭き門だという事もお分かりいただけるかと思います。
宅建士は大体合格率が毎年同じになるように合格点が変動します。そのため「○○点を目標にする」といった指標はあまり意味がありません。
宅建士のメリット
あらためて、宅建士を取得することのメリットを押さえていきましょう。
独占業務資格である
宅建試験には独占業務があります。
具体的には
- 締結前の重要事項の説明
- 重要事項説明書面(35条書面)への記名押印
- 契約内容書面(37条書面)への記名押印
の3つになります。これらの独占業務はどれほど業界の経験があったり、他に難しい資格を持っていたりしても宅建士を持っていなければできません。
そして不動産契約を行うにあたってこれらの業務は必要不可欠です。そのことからもどれくらい宅建士が重要なポジションかお分かりいただけるのではないでしょうか。
また、不動産事業を行う事務所においては5人に1人の割合で宅建士を置かないといけないといった点も注目です。
手当や昇給が望める
宅建資格を取得していると補助が出たり昇給・昇格が望めたりする可能性も高いです。
特に大手企業では月3万円程手当が出る企業もあり、持っているだけで年収36万円上がるので魅力的ですよね!
求人数が多い
宅建士は不動産業界だけでなく金融業界や建築業界でも需要がある旨は冒頭で触れたかと思います。
それに伴って宅建士は求人数も増えており、安定して稼げる職業の一つになっていると言えます。
潰しがきく職業という事で安定性を求める方はチャレンジする価値アリです!
独立や起業にも
宅建士の中にはサラリーマン時代に顧客を確保して独立や起業をされている方もいらっしゃいます。
それこそ中には年収1,000万円に達している方も珍しくなく、大きく稼ぐチャンスがあると言えるでしょう。
もちろん、独立が簡単なわけでは無いですがチャンスを掴めるので独立したい方も目指す価値は大いにあるのではないでしょうか。
女性の再就職にも
女性の中には出産・育児でキャリアを諦めないといけないと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし宅建士は独占業務を持っており市場価値が高いので育児・出産のブランクもあまり気になりません。
不動産業界の場合
ブランクありで宅建士の女性 > 現役営業マンで宅建士なしのサラリーマン
です。将来的にキャリアも捨てたくない・・・という方は宅建士を取っておくメリットは大きいです。
生涯有効
宅建士は登録すれば更新はあるものの、資格合格自体に有効期限はありません。
そのため取りあえず取っておいて5年後・10年後に宅建士として働いてみると言った働き方も可能です。
登録には費用がかかるものの多くの不動産では登録費用を受け持ってもらえるケースも多いです。登録に迷っている方も取りあえず試験だけ受けておくというのもありですよ。
宅建士に合格するために
あらためて、宅建試験に合格するためにいくつかアドバイスを紹介します。
勉強の手順は押さえておこう
宅建試験に限った話ではありませんが、勉強方法は早い段階で押さえておいた方が良いでしょう。
特に宅建試験の場合は法律関係の内容も多く抽象的なことを問われます。そのため、インプット2割アウトプット8割を意識しましょう。
具体的な流れとしては、テキストをさらっと読んで後は過去問演習に注力します。
過去問を何回か解くとどの分野がよく出題されるのか分かってくると思います。また、宅建試験は意外と類題・過去問の使いまわしが多いので本番にそのままつながります。
過去問に全集中して勉強しましょう。
テキスト選びも肝心
テキストについて、最初は軽くインプットするだけで良いですが、過去問を解いて分からなければテキストに戻ることも重要です。
その際テキストが分かりづらいと理解が遠のいてしまいます。したがって、テキストも網羅的かつ分かりやすい物を選ぶと良いでしょう。
個人的にはTAC出版のみんなが欲しかった 宅建士の教科書はイラストが多く具体的で、分かりやすいためおすすめです。
モチベーションが続かないと感じたら通信講座を活用してみよう
宅建士は独学で合格できない試験ではありません。
しかし勉強になれていない方や仕事や学業で忙しい方が独学でストレートするのは難しいと言えるでしょう。
モチベーションが続かない、効率よく勉強したいという方は通信講座を利用してみるのも一つの手ではないでしょうか。
通信講座のメリットとしては講師から講義を通して目と耳でインプットができる点や、分からないところをメールやチャットアプリで質問できる点、さらにはアプリなどで簡単に問題演習ができる点などです。
宅建士の通信講座は色々ありますが、中でもフォーサイトはおすすめです。
フォーサイトの場合、出るところだけを絞ってコンパクトかつフルカラーのわかりやすいテキストやクオリティの高い講義動画、さらにはスマホ1台でこれらのコンテンツや問題演習を行えるManabunと呼ばれるアプリが人気を博しており、受講者の合格率も全国平均の4倍といった驚きの数値を叩き出しています。
フォーサイトについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
フォーサイト以外の記事が知りたい方は以下の記事もあわせてどうぞ!
宅建士のメリット・まとめ
今回は宅建士のメリットについて解説しました。
宅建士は独占業務を持っており試験に合格できれば生涯有効な魅力的な資格と言えるでしょう。
合格自体は独学でも不可能ではないですが、手堅く取りたい場合は通信講座の利用も検討してみてください。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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