[宅地建物取引士試験]受験資格はある?未経験からのチャレンジも可能?
国家資格の中でも非常に人気があり、毎年20万人以上の人が受験される宅地建物取引士試験。
士業というだけあり、
といった疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
この記事では宅建士試験の受験資格について、掘り下げて解説していこうと思います。
宅建士試験の受験資格は無い
最初に宅建試験の受験資格について、結論から言うと受験資格はありません。
年齢制限や職歴も関係なく誰でも受験できるのでご安心ください。
未経験からの合格も十分可能
国家資格(特に士業)の中には、受験資格は無い物の難易度的に未経験者では合格できないような資格も多いです。
一方宅建試験に関しては難易度もそこまで極端には高くなく、士業の中でも最も取りやすい資格だと言えます。
未経験からでもしっかりと戦略を立てて勉強すれば決して合格できない資格ではありません。
若い(早い)方が当然良い
資格を取るにあたって、年齢制限はありませんが早ければ早いほど将来設計も立てやすくなります。
ある程度高齢だから遅いというわけではありませんが、思い立ったらすぐにでも勉強を開始するのが望ましいのではないでしょうか。
特に宅建資格は大学生の就活にも活きます。武器になることは間違いないので、余裕がある方は学生時代に取得してしまうのも手です。
宅建を受けるにあたって
宅建試験を受けるにあたって、統計も少し見ておきましょう。
興味があるけど概要があまり分からない、という方はこれから試験を受けるにあたってどれくらいの難易度の資格であるか知っておく方が望ましいです。
合格率
まずは合格率です。
直近5回を見ると
- 2019年・・・17.0%
- 2018年・・・15.6%
- 2017年・・・15.6%
- 2016年・・・15.4%
- 2015年・・・15.4%
となっており、ほとんど推移していないことが分かります。
毎回合格率を一定にする傾向にあり、毎年合格点が変わってくるので上位15%に入ることを第一目標としておきましょう。
合格者の平均年齢
次に合格者の平均年齢です。
過去3年間の平均年齢は男女比で以下のようになっています。
年度 | 男性の合格者平均年齢 | 女性の合格者平均年齢 |
2019年 | 35.9歳 | 34.5歳 |
2018年 | 35.5歳 | 34.0歳 |
2017年 | 35.8歳 | 34.2歳 |
毎年大体合格者の平均年齢は、男性が36歳弱、女性が34歳強となっています。
宅建士に登録するには諸手続きや要件アリ
宅建試験を受けるには受験資格は要りませんが、試験合格後に宅建士となる登録にはいくつかのステップが必要です。
その際、実務経験が無かったり試験合格後から一定の期間が空いてしまうと別途講習を受けなければいけません。
そちらについてはあらかじめ確認しておきましょう。
試験合格後から資格登録まで
試験に無事合格しても、実務経験が2年以上なければ別途登録実務講習を受ける必要があります。
登録実務講習の内容や費用については以下の記事で詳しく触れているのでご確認ください。
資格登録から取引士証交付まで
宅建資格に登録した後に取引士として活躍するには、もう1ステップ経て取引士証を交付してもらわなければいけません。
取引士証の交付を受けるにあたって、合格発表から1年以上経過してしまった場合法定講習を受ける必要があります。
法定講習でも別途1万6千円ちょっとかかるので、できるなら受けなくても良いようすぐに登録してしまいたいですね。
宅建士試験の受験資格まとめ
今回は宅建士試験の受験資格について解説しました。
宅建士試験の受験資格自体は無く、老若男女誰でも受験できる資格です。
それでいて就職時の評価は高いので、興味がある方は是非チャレンジしてみてください!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません