[宅地建物取引士試験]難易度はどれくらい?偏差値から見る他資格との比較情報も!
宅建試験の勉強を始めるにあたって
と、難易度に関して気になる点も出てくるのではないでしょうか。
この記事では偏差値に注目したうえで、宅建試験の難易度を他の試験と比較しながら解説していきます。
本記事のまとめ!
- 宅建試験の偏差値は57、合格率は15%とそれなりに難しい
- 独学でも合格できなくはないが、勉強に苦手意識がある方は通信講座の利用がおすすめ!
- より確実に合格したい場合、フォーサイト一択!
宅建試験の難易度について
最初に、統計的な面から宅建試験の難易度についてみて行きましょう。
合格率から見る宅建試験の難易度
過去5回の合格率は以下のようになっています。
- R2(12月)・・・13.1%
- R2(10月)・・・17.6%
- R1・・・17.0%
- H30・・・15.6%
- H29・・・15.6%
宅建試験は相対評価のため、毎年合格率が15%くらいに調整されます。
この数値を高いとみるか低いとみるかは個人差があると思いますが、毎年10数万人の方が落ちていることは事実なので決して簡単な試験とは言えないでしょう。
偏差値は57(少し難しい)
宅建試験の偏差値は資格の取り方様によると57となっています。
しかし過去の職歴(不動産関係に従事したかどうか)や学校で何を学んでいたかによって個人で感じる難易度は変わってくるので、あくまで一つの例としてとらえておいてください。
宅建試験は難化?易化?
宅建試験の難易度についての推移も見てみましょう。
士業化したものの、そこまで大きな変動は見られない
宅建試験は平成27年に宅地建物取引主任者から宅地建物取引士といった士業に代わりました。
このことによって難化するのでは?といった意見も多く見られましたが、今のところ合格率に大きな変動は見られません。
元々独占業務があったことも踏まえ、名前が変わった程度ととらえて置いて問題ないでしょう。
5点免除を使う事で難易度は下がる
宅建試験には5点免除と呼ばれる制度があります。
この制度を活用した方の合格率は20%越えなので、使える方は活用していきたいですね!
ただし条件として不動産業務に従事している者であることが挙げられます。条件がシビアなので、使える人が限られる点は少々ネックですが・・・
宅建試験と他資格との比較
宅建試験と同じ難易度とされている資格をいくつかピックアップしてみました。
宅建試験と基本情報技術者試験
宅地建物取引試験 | 基本情報技術者試験 | |
難易度 | 58 | 49 |
知名度 | 高 | 高 |
求人数 | 多 | 多 |
将来性 | ◎ | ◎ |
受験料 | 7,000円 | 5,700円 |
宅建試験と同じ国家資格で知名度も高い基本情報技術者試験。こちらも受験者数は年間十万人レベルで非常に人気のある資格ですね。
基本情報の内容としては技術系の事が多く、特に数学・コンピュータ基礎・プログラミングといった理系的な内容が良く問われます。
偏差値的には宅建の方が難しそうに見えますが、プログラミングが苦手な場合むしろ難易度は覆ると言って過言ではありません。
一方、宅建試験は年に1度しかチャンスが無い分、基本情報は年に2回チャンスがあります。スケジュールを組む点でも組みやすいと言えるので、受けやすさでは基本情報技術者試験に軍配が上がります。
宅建試験と日商簿記2級
宅地建物取引試験 | 日商簿記2級 | |
難易度 | 58 | 58 |
知名度 | 高 | 高 |
求人数 | 多 | 多 |
将来性 | ◎ | ◎ |
受験料 | 7,000円 | 4,630円 |
日商簿記は国家資格ではないものの、宅建と並んで知らない人はいないと言っても過言ではない人気資格です。
特に2級は知名度も高く企業からの求人数も多くなっています。
最近では簿記試験の範囲改定もあり、2級の難易度は上がったと言われています。
その結果、宅建試験と同レベルの難易度まで上がり、どちらも甲乙つけがたいのではないでしょうか。
宅建試験とFP2級
宅地建物取引試験 | FP2級 | |
難易度 | 58 | 48 |
知名度 | 高 | 中 |
求人数 | 多 | 中 |
将来性 | ◎ | ○ |
受験料 | 7,000円 | 8,700円 |
宅建士とよく引き合いに出されるのがFP試験です。
FP試験はお金に関する内容を学習しますが、宅建士と被る範囲も多く、業務内でも両方持っていると役に立つことから相性の良い資格とされています。
流れ的にはFP2級→宅建→FP1級といったように取る方がスタンダードなようですね。
宅建試験の難易度に振り回されず、合格するには
宅建試験の難易度についてざっと触れましたが、結論それなりに対策は必要な試験と言えます。
合格するために特に以下の3点気を付けて置けば合格も近づくと思うので、これから宅建に挑戦される方は是非参考にしてみてください。
独学で勉強する場合の注意点
まず、宅建試験に独学で挑戦する方に向けての注意点です。
宅建試験は独学でも決して合格できない試験ではありません。
しかし、学習範囲が広く法律に関する知識も多いため独学だと分からないところが増えてしまったり、間違えて覚えてしまったりといったリスクもあります。
他の方との情報交換は大切なので、アプリやSNS、掲示板などはフル活用していきましょう。
テキスト選びは大事
勉強を進めるにあたってテキスト選びは非常に重要です。
特に宅建試験の様に範囲が広い場合、フルカラーで図表が多く分かりやすい解説をしているものがモチベーションの面からもおすすめです。
個人的にはこれらの条件を満たしているTAC出版のみんなが欲しかった!宅建士シリーズがおすすめです。
このテキストで十分合格は狙えますが、それ以外に気になるテキストがある場合は以下の記事もあわせてご覧ください。
いざとなったら通信講座も
宅建試験は独学でも合格可能と書きましたが、特にサラリーマンで忙しい方や勉強に慣れていない方は難しいとも言えます。
一方で通信講座を活用すれば分かりやすい解説講義によって疑問が残りづらくモチベーションを維持できたり、スマホ1台で問題演習をこなしスキマ時間を活用できたりと合格できる可能性がぐっと上がります。
宅建士の通信講座は色々ありますが、特にフォーサイトは非常におすすめです。
理由として要点のみまとめられたフルカラーの分かりやすいテキストのおかげで挫折しにくく、Manabunと呼ばれる学習アプリでどこにいても講義を聞けたり問題を解けたりと気軽に利用できるからです。
過去には全国平均の合格率を4倍近く上回る実績を叩き出したこともあります。
筆者自身も受講させていただき、大変満足だったので、興味がある方は是非利用してみてください。
また、他の通信講座について興味がある方は以下の記事もあわせてご覧いただければと思います。
宅建試験の難易度まとめ
本記事のまとめ!
- 宅建試験の偏差値は57、合格率は15%とそれなりに難しい
- 独学でも合格できなくはないが、勉強に苦手意識がある方は通信講座の利用がおすすめ!
- より確実に合格したい場合、フォーサイト一択!
今回は宅建士の難易度について解説しました。
偏差値は57とそこまで高くありませんが、合格率が15%前後で毎年10数万人の方は不合格になってしまうような試験です。
簡単だろうと高を括っていると痛い目に合うので、しっかりと対策して合格をつかみ取ってください!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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