[医療事務資格]医療事務管理士技能認定とはどんな資格?合格率や勉強時間は??
医療事務管理士技能認定は、受付業務に加えてレセプトやカルテ管理など、医療事務にとって必要な知識やスキルを効率よく学べる資格です。
この記事では、医療事務管理士技能認定の概要や難易度、勉強方法について解説していきます。
興味がある方は最後までご覧ください。
医療事務管理士技能認定の概要
資格名 | 医療事務管理士技能認定 |
実施団体 | JSMA 技能認定振興協会 |
難易度(偏差値) | 44 |
合格率 | 50% |
勉強時間 | 6ヵ月 |
医療事務の資格試験の中では難しいとも簡単とも言えません。
しかし内容にレセプト業務が含まれるため、経験者のほうが有利になる可能性は高いです。
医療事務管理士技能認定の主催者は?
医療事務管理士技能認定は、JSMA 技能認定振興協会により実施されています。
一般的な病院やクリニックで従事する方に向けた「医科」と、歯科医院の事務に向けた「歯科」の2つに分かれています。
日本で初めて医療事務の技能品質を保証する資格として登場
医療事務管理士技能認定試験は、日本で初めて医療事務の技能品質を保証する資格として登場しました。
この資格によって、医療事務員の採用の目安だったり、目指すべき目標が明確化されています。
医科についてはインターネット受験も可能
医療事務管理士技能認定試験は、医科に限ってインターネット受験も可能です。
わざわざ会場までいかなくても済む点や、合否が試験終了後すぐに分かる点が魅力的です。
オンライン受験のほうが時間が短かったり、実技試験において記述式・選択式の違いがあったりするなど、内容にすこし違う点があることを押さえておきましょう。
医療事務管理士技能認定のメリット
レセプトに関して詳しくなれる
医療事務において、レセプト業務は重要です。
求人情報や面接でもレセプト経験の有無を問われることが多いので、経験があるに越したことありません。
しかし未経験の方だと今から実績を作ることも難しく、最低限知識をつけておくことが必要です。
医療事務管理士技能認定試験では、試験勉強を通して体系的にレセプトの知識をつけられます。
そこまで難しい資格ではないので独学での合格も可能
医療事務管理士技能認定試験は、そこまで難しい資格ではありません。
したがって、独学で勉強しても合格を狙えます。
通信講座での勉強はお金がかかると思う方は、まずは独学で挑戦してみてもよいかもしれません。
医療事務管理士技能認定の試験について
医療事務管理士技能認定試験の概要についても押さえておきましょう。
誰でも受験できる
医療事務管理士技能認定試験は、受験制限がなくだれでも受験できます。
性別・年齢・学歴を気にしなくてよいので、誰にでもチャンスはあります。
出題内容・範囲について
医療事務管理士技能認定試験は、学科と実技の2つの試験から成り立ちます。
学科試験では、マークシート形式で10問出題され、内容は以下の通りです。
- 法規(国民健康保険・後期高齢者医療制度 など)
- 保険請求事務(診療報酬の算定・診療報酬明細書の作成 など)
- 医学一般(解剖学・生理学・病理学)
実技試験においては、カルテやレセプトの作成問題が出題されます。
単純に作成するだけでなく、すでにあるレセプトの不備や誤りを発見して訂正する内容も問われます。
合格ラインや合格率について
試験の合格率は幅があるものの、医科が50%・歯科が70%ほどです。
合格基準は実技試験と学科試験の総得点率が70%である必要があります。
医療事務管理士技能認定の申し込み方法・試験日について
医療事務管理士技能認定試験の受験料や申込日も確認しておきましょう。
受験料
医療事務管理士技能認定試験の受験料は、税込み7,500円です。
申し込み時期
試験日ですが、インターネット試験の場合、申込日及び試験日はいつでも受験者のほうで選択可能です。
インターネットの場合メールアドレス登録や、試験の動作環境を整える必要があるのであらかじめ確認しておきましょう。
在宅試験は月末の日曜日に行われることが多く、その前月~該当月の初日あたりが申込期限となることが多いです。
こちらも公式サイトに詳しい日程が掲載されるので、確認しておきましょう。
医療事務管理士技能認定の勉強方法
医療事務管理士技能認定試験について、勉強方法も確認しておきましょう。
独学
医療事務資格全般の傾向として、独学で勉強して合格することも難しくありません。
医療事務管理士技能検定試験の場合、レセプトが高い壁となる可能性が高いです。
したがって、テキストや医療診療報酬点数表を用意し、しっかりと使いこなせるようにしておきましょう。
通信講座
個人で勉強を続けることが苦手な方や、前提知識が全くない方は独学にこだわらず、通信講座を利用したほうがスムーズに合格できるケースもあります。
通信講座の場合、限られた時間の中で効率よく勉強できるため、すでに仕事をされていたり家事・育児で忙しかったりしてもこつこつ勉強を続けていくことが可能です。
医療事務の通信講座はいろいろありますが、医療事務管理士技能検定試験に対応している通信講座は以下の通りです。
大栄/ネバギバ
スクール/通信講座名 | ネバギバ/医療事務講座 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
教材 | ・インプットテキスト ・カルテ関連の問題集 ・模擬試験 など |
価格(税込) | 地域によりさまざま |
大栄が運営しているネバギバは、医療事務管理士技能認定試験に特化した通信講座です。
通信講座名がネバギバ(ネバーギブアップ)であることからも、続くためのモチベーション維持をする仕組みが盛り込まれています。
具体的な内容としては、学習計画のカウンセリングが行われており、受講者に無理のない計画を講師とともに立ててそれに向かって学習を続けていくというものです。
手厚さでネバギバを上回る講座はなかなかありません。
ヒューマンアカデミー株式会社/たのまな
スクール/通信講座名 | たのまな/医療事務講座 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
教材 | ・テキスト(マナー接遇/診療報酬請求事務) ・用語集 ・診療報酬完全攻略マニュアル ・診療報酬明細書 |
価格(税込) | 初回:3,470円 2回目以降:3,300円×11回 |
たのまなの医療事務講座は、教材が充実しており、テキストは図解付きで分かりやすく、副教材として診療報酬明細書もついているのでレセプト未経験者でも安心して実践できます。
ミニテストもついているため、学習内容をすぐに復習できて効率よく勉強できます。
質問制度も充実しており、24時間何度でも問い合わせ可能なので、これらのサポートが欲しい方は活用していきましょう。
医療事務管理士技能認定まとめ
医療事務管理士技能認定は、取得することでレセプトをはじめとする知識や技能を証明できます。
就職で有利になることはもちろん、病院によっては手当が出るケースも少なくありません。
興味がある方はテキストや通信講座も活用しつつ、チャレンジしてみましょう。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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