[医療事務資格]診療報酬請求事務能力検定とはどんな資格?医療事務最難関資格って本当?
医療事務関係の資格はいくつもありますが、中でも診療報酬請求事務能力検定は最難関といわれるほど難しいです。
この記事では、診療報酬請求事務能力検定の概要や難易度について解説していきます。
診療報酬請求事務能力検定にチャレンジしたいと考えている方は、参考にしてみてください。
診療報酬請求事務能力検定の概要
資格名 | 診療報酬請求事務能力認定試験 |
実施団体 | 公益財団法人 日本医療保険事務協会 |
難易度(偏差値) | 47 |
合格率 | 30% |
勉強時間 | 9ヵ月 |
診療報酬請求事務能力認定試験は、ほかの医療事務資格と比較しても合格率は低く、勉強時間は長めです。
学科試験と実技試験に分かれており、レセプト作成の専門知識や技術を問われます。
診療報酬請求事務能力検定の主催者について
診療報酬請求事務能力検定は、公益財団法人日本医療保険事務協会が主催しています。
少子高齢化による国内の医療費増加に伴い、レセプトの件数が増大したことから、レセプト処理を迅速かつ正確に行う人を教育するといった目的で試験が実施されています。
厚生労働省が認定している唯一の医療事務資格
日本医療保険事務協会は、厚生労働省の管轄であり、診療報酬請求事務能力検定も厚生労働省から認定されています。
そのため、ほかの公的資格・民間資格より知名度や評価が高く、求人側の病院や医療機関からの評価も高いです。
難易度は医療事務試験最高峰
診療報酬請求事務能力検定は、偏差値が47と医療事務試験の中では最高峰です。
勉強や業務にあまり慣れていない方は苦戦する可能性が高いので、通信講座などを活用して効率よく勉強を進めていきましょう。
診療報酬請求事務能力検定の強み
診療報酬請求事務能力検定と、ほかの医療事務資格を比較した場合の強みを確認しておきましょう。
難易度が高く評価も高い
診療報酬請求事務能力検定は、難易度が最高峰であること・レセプトといった重要業務の知識がある証明になること・厚生労働省に認定されていることなどの理由で、評価がかなり高いです。
したがって、医療事務の求人に応募するときに有利になる可能性が高いです。
もちろん、面接では志望動機や転職理由なども聞かれ、受け答え次第では資格があっても不採用になるので対策をしておきましょう。
資格手当がでる可能性も
診療報酬請求事務能力検定については、資格手当が出る可能性もあります。
手当がそもそも出るかどうか、や出た場合の額については勤務先によって変わる可能性が高いです。
資格手当を狙うのであれば、求人情報も確認しておきましょう。
診療報酬請求事務能力検定の試験について
診療報酬請求事務能力検定の試験概要についても確認しておきましょう。
受験資格は?
診療報酬請求事務能力検定の受験資格は学歴・年齢・性別などに制限なく、誰でも受験できます。
しかし、問われる内容がレセプトといった専門性が高い内容になるため、未経験からの合格はそれなりに厳しいです。
一方で、未経験で合格できればアピールポイントになることは間違いありません。
出題内容は?
診療報酬請求事務能力検定の出題内容ですが、公式サイトのガイドラインに記載されています。
一部抜粋すると以下の通りです。
- 医療保険制度等
- 公費負担医療制度
- 保険医療機関等
- 療養担当規則等
- 診療報酬等
詳細について気になる方は、以下のページもご覧ください。
合格ラインや合格率は?
診療報酬請求事務能力検定に合格するためには、学科試験が100点中60点以上、実技試験が100点中85点以上取る必要があります。
さらに、部分合格はないため、一回の受験で同時に学科試験と実技試験をパスしないといけない点も押さえておきましょう。
合格率は約30%です。
診療報酬請求事務能力検定の申し込み・試験日について
診療報酬請求事務能力検定の受験料や申込期間も押さえておきましょう。
受験料
診療報酬請求事務能力検定の受験料は、税込みで9,000円です。
申し込み時期
試験は年に2回、7月と12月の日曜日または祝日に実施されています。
7月であれば申し込みは4月~5月、12月であれば9月~10月です。
申し込みの期間は長めですが、申し込み忘れには注意しましょう。
診療報酬請求事務能力検定の勉強方法
診療報酬請求事務能力検定の勉強方法ですが、以下の2つの方法が考えられます。
独学
まずは独学です。
独学のメリットとしては、受講料がかからないため費用を抑えられる点、自分のペースで勉強を進められる点が挙げられます。
ある程度勉強に慣れている方にはおすすめですが、それ以外の方は逆に時間がかかってしまい、何回も受験すると受験費用がかさんでしまうリスクもあります。
また、独学で勉強する際はテキスト選びも重要です。
おすすめのテキストは以下の記事にまとめているので、参考にしてください。
通信講座
独学での勉強に自信のない方や、業務未経験の方は通信講座もおすすめです。
通信講座の場合、わかりやすい講義動画やテキストなどの教材、質問制度などサポート制度から挫折しにくいです。
特に以下の2校は人気が高くおすすめなので、ご検討ください。
フォーサイト
スクール/通信講座名 | フォーサイト/診療報酬請求事務能力認定試験(医科)通信講座 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
教材 | ・フルカラーテキスト ・ハイビジョン抗議動画 ・合格グッズ ・eラーニングアプリ など |
価格(税込) | 月々3,700円×12回 |
フォーサイトは教材のクオリティの高さがウリの通信講座です。
フルカラーテキストはコンパクトにまとめられており、最低限押さえておくべきポイントが一目瞭然です。
Manabunと呼ばれるeラーニングアプリを利用すれば、スマホ一台でいつでもどこでも受講できるので忙しい方もスキマ時間を活用して勉強できます。
価格も安く、割引キャンペーンも頻繁に行われているため必見です!
たのまな
スクール/通信講座名 | たのまな/診療報酬請求事務能力認定試験対策講座 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
教材 | ・医学通信社のテキスト ・オリジナルレジュメ ・過去問解説動画 |
価格 | 初回4,595円、2回目以降3,600円×14回(計15回) |
たのまなは、3ヵ月といった限られた時間で合格を目指す講座で、合格後の就職も全面バックアップを行っています。
就職サポートだけでなく、質問無制限だったり無料延長制度だったり、サポートは充実しています。
資格合格がゴールではなく、就職まで考えている方はたのまなもおすすめです!
診療報酬請求事務能力検定まとめ
診療報酬請求事務は、医療事務資格の中でも難易度の高い試験です。
その分評価は高く、就職・昇給につながる可能性は高いです。
独学での対策は難しいところもあるので、通信講座などを活用して効率よく勉強していきましょう。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません