[医療事務]資格試験や仕事に電卓は必要?おすすめの電卓を機能別に紹介!
医療事務の試験を受けるにあたって、または仕事をするにあたって電卓選びは重要です。
といった悩みを持つ方に向けて、この記事では医療事務におけるおすすめの電卓をご紹介します。
医療事務における電卓とは?
医療事務のように事務職を行うに当たっては電卓は非常に重要です。
特に以下の2つの場面では電卓の存在は切っても切り離せません。
資格試験
医療事務の試験では電卓の持ち込みが許可されていることが多いです。
試験問題をスムーズに解くためには電卓のサイズや機能もしっかりと選ぶ必要があります。
仕事における計算
仕事をするにおいても計算は頻繁にする必要があります。
そのことからも長期的に使える(手の負担が少ない・耐久性が高い)電卓を選んでおくことが望ましいですね。
医療事務特化の計算ができることに加え、タッチ感やディスプレイの見やすさも選ぶ基準に入れておきたいですね。
資格試験を受けるにあたって必要な機能
電卓ならどれも変わらないと思われがちですが、試験において小さすぎたりディスプレイが見辛かったりするとそれだけで試験は不利になってしまいます。
以下の点に注意して電卓を選ぶようにしましょう。
サイズ
試験においては机のスペースも限られているため、大きすぎるものは邪魔になりますし、だからと言って小さすぎるものは打ちづらいです。
それらを考慮しても縦15cm前後×横10cm前後のものが良いサイズ感です。
桁数
電卓によってばらつきはありますが、桁数は大体8桁~12桁が多いです。
医療事務の試験だけに用いるのであれば8桁でも変わりありませんが、並行して別の試験を受ける場合10~12桁を用意しておくとよいかもしれません。
特に医療事務の方は簿記試験を並行して受けるケースがみられるので、簿記を受けるのであれば12桁は必須です。
クリア機能
電卓には必ずと言ってよいうほど、”C”や”AC”といったクリア機能が搭載されています。
キー | 機能 |
C(クリア) | 直前に入力した値を消去する。打ち直しができるため今までの入力をすべてやり直す必要はない。 |
AC(オールクリア) | 今までの入力をすべて消去する。最初から計算をしたい場合に用いる。 |
MC(メモリクリア) | メモリ機能のみを消去する。 |
これらの機能は使いこなせれば時短になるので操作を覚えておきましょう。
メモリ機能
メモリ機能は複数の計算の結果を記憶させて必要なタイミングで呼び出す機能です。
キー | 機能 |
M+ | 計算結果をメモリー領域に足す機能 |
M- | 計算結果をメモリー領域から引く機能 |
MR | メモリーから計算した数値を呼び出す機能 |
MC | メモリーを消去する機能 |
メモリ機能を活用できれば前回算出した値を使いまわせるので時短につながります。
例えば調剤料や処方料を計算するとき
-
- 調剤料
- 内服薬・・・1回9点×15回
- 外用薬・・・1回6点×15回
- 処方料
- 7種以上の内服薬の投薬・・・1回29点×2回
- それ以外・・・1回42点×2回
- 調剤料
であれば
9×15+6×15+29×2+42×2
と計算するためにM+機能を活用します。
具体的には
[9][×][1][5][M+][6][×][1][5][M+][2][9][×][2][M+][4][2][×][2][M+][MR]と入力します。
仕事において電卓を使う場面は?
次に、仕事において電卓を用いる場面も多いので押さえておきましょう。
医療事務と、仕事に”事務”が付くため電卓を用いる場面も多いです。以下の例はあくまで一例だと捉えておいていただければ幸いです。
会計操作
医療事務をするにあたっては患者さんの会計をすることが多いためおのずと会計操作が必要になります。
レジが置いてある職場であればレジ操作もありますが、基本的な操作内容は電卓と変わりありません。
レジがあっても電卓を用いて診療代や薬代を算出して患者さんに見せるケースもよく見られますね。
レセプト
レセプトの操作は最近はソフトを用いて計算することも多く、直接電卓で1から計算・・・というケースは減りつつあります。
しかし最後に電卓を用いて整合性を確かめることは多いので、電卓を持っておいて損はないです。
レセプトって何?という方は以下の記事もご覧ください。
システムトラブル時にも
電子カルテやレセコンなど、資料の作成工程がシステム化されている場合電卓は全く不要と感じるかもしれません。
しかしシステムは必ずしも万全ではなく、電気的なトラブルやバグによって動作を停止してしまったり正しい数値が算出されなかったりするケースも十分に考えられます。
その際は急遽電卓が必要になることもあるので、備えとして持っておくことは大切ですね。
医療事務における電卓の選び方
あらためて、医療事務における電卓の選び方をご紹介します。
試験にも仕事にもつかえるものを選ぼう
電卓は物にもよりますが数千円~1万円ほどかかります。
試験用と仕事用に別に用意するとそれだけコストがかかってしまいますね。
そのため試験にも仕事にも使いまわせる電卓を選ぶのが良いです。
高機能・高額のものは不要!
電卓の中には関数電卓や防塵電卓といったように特殊な計算ができるものや特殊な環境下で用いられることを目的として作られたものが多いです。
しかし医療事務で用いる電卓はそこまで高級な電卓は不要で普通の機能があれば問題ありません。
具体的には
- 四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)
- クリア機能・メモリ機能
があれば十分です。
逆に機能が多すぎても使い余して混乱するだけですね。
また、医療の場なので抗菌性は高くてもよいかもしれません。
おすすめの電卓
あらためて、おすすめの電卓を紹介します。
カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 ジャストタイプ 12桁 JS-20WK-N
筆者が長期間愛用している電卓がJS-20WK-Nです。
多少お値段は張るものの、サイズ感がよくタッチ性能も高いのでおすすめできます。
5年以上愛用していますが未だに現役なので長期的に使用できることからもコスパは高いといえます。
カシオ 抗菌電卓 ミニジャストタイプ 10桁 MW-102CL-N
MW-102CL-Nは10桁の小型電卓です。
1,000円以内で購入できる点も魅力的ですね。
抗菌がついているため医療事務の職場でも安心して使えます。
医療事務における電卓まとめ
今回は医療事務においておすすめできる電卓を紹介させていただきました。
電卓はほぼ絶対使用するため、ご自身にあったものを1つは用意しておくとよいです。
また、高機能なものは必要なく安価でも十分です。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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