[医療事務]将来性は高い?AIや機械化によって淘汰されないって本当?
医療事務の仕事を続けていると
といった懸念が生まれてくるのではないでしょうか。
AIは特にデータ入力やデータ入力、計算など作業に強い特性を持っています。
医療事務の中でも単純作業はAIに置き換わる可能性が十分に考えられるので、今のうちに対策を立てておくことが望ましいといえるでしょう。
医療事務の将来性
まずは医療事務の将来性について確認してみましょう。
事務作業はAIに淘汰される、10年後には存在していないといった声もよく見られますが、現状としてそこまで医療事務が淘汰されている印象はありません。
むしろ見方によっては、医療事務は将来性が高いとさえ言えるのではないでしょうか。
少子高齢化のため需要はむしろあがる
日本は現在少子高齢化にあり、2045年には人口の3人に1人が高齢者(65歳以上)になるとされてます。
高齢者が増えることで医療や介護を受ける方も増えるため、医療従事者の需要が増えることは言うまでもありません。
さらに子供や若い方は減る一方なので、需要が上がるどころか、一人当たりの負担も増えると考えられますね。
働き方は変わる
AIにとってデータ収集や分析、入力などの計算や単純作業は得意分野で、スピードの面からも正確性の面からも人が勝つことは不可能です。
このことから単純作業はAIやシステムに取って代わることは明確ですね。
一方で医療事務の業務内容には患者さんや医師・看護師・薬剤師の方々とのコミュニケーションも含まれます。
これらの仕事はAIの苦手とする分野であり、人だからこそできる仕事です。
今後の医療事務の仕事内容として、データ入力やレセプトの計算といった作業は減り、患者さんとのコミュニケーションや心のケア、医師や看護師との連携といった業務に重点が置かれるようになると言えるでしょう。
AIが得意なこと、苦手なことを確認しよう
医療事務に限ったことではありませんが、AIの登場・導入により少なからず仕事内容が変わることは避けられません。
今まで単純作業に慣れていたという方は、自身で考えて行動する必要性を迫られることは避けて通れませんね。
まずはAIがどのようなことが得意でどのようなことが苦手なのかを確認し、AIが苦手な仕事をできるように今のうちに準備しておきましょう。
得意なこと
まずはAIが得意なことを見てみましょう。
- 情報の収集
- 情報の分析
- 情報の記憶
- 膨大な量の情報に基づいた判断
- 計算
- ルーティンワーク
こうして見ると範囲が広く万能のようにも思えてきますね。
医療事務の業務に当てはめると
- 受付
- レセプト
- 会計
などがあげられますね。
苦手なこと
一方でAIが苦手とすること、できないことも存在しています。
- クリエイティブな仕事
- 情報が足りない状況での判断
- 人の気持ちを汲み取ること
医療事務はまさに人とかかわる仕事なので、気持ちを汲み取るといったAIが苦手とする分野でこれからも生き残ることができるでしょう。
医療事務の業務に当てはめると
- ホスピタリティ
- マネジメント
等が当てはまります。
以下の記事ではAIに関してさらに深く解説しているので、あわせてご覧ください。
AIに医療事務の仕事を奪われないように今しておくこと
ここまで、医療事務の仕事が今後どのように変わっていくか、AIは何が得意で何が不得意かについて解説しました。
最後に、今後医療事務に従事するにおいては何が重要か、今のうちに何をしておくべきかについてまとめておきます。
コミュニケーション能力を鍛える
医療事務については単純作業や計算の重要度は下がり、人とのコミュニケーション能力が重要視されると書きました。
そのため今までコンピュータやデスクに向かいっきりで人との関わりを避けてきた方は将来生き残ることは難しいかもしれません。
今のうちに積極的に人と話し、円滑なコミュニケーションをできるように練習しておきましょう。
資格を取得する
医療事務は資格がなくてもできる仕事ですが、資格があることで一定能力を持っている証明になりより安定した仕事に就ける可能性が上がります。
最近では医事コンピュータ技能検定など、ITを利用することを前提とした資格もあります。
余力がある方は資格取得にも力を入れておきましょう。
実務経験を積む
仕事をするにあたっては資格取得や学校へ行くといった座学だけでなく実際に患者さんや他の医療従事者とかかわり実務経験を積むことが大切です。
実務で学べることは具体的で仕事に直結することや、イレギュラーな事例も多くテキストからでは決して学ぶことができません。
まだ医療事務の経験がなく、これから始めてみたいという方は、準備も大事ですがまずは飛び込んでみることが大事と言えるでしょう。
医療事務は未経験者でも比較的容易につける職業といえます。
しかし自力で求人を探して履歴書を書いて面接練習をして・・・というのは非常に難しいので転職サイトを活用することをおすすめします。
特にマイナビコメディカルは取り扱い求人数も多く面接練習や履歴書の書き方などのサポートも手厚いのでおすすめです。
医療事務の将来性まとめ
今回は医療事務の将来性について解説しました。
確かに単純作業や計算はAIにとって代わる可能性があるため、今の仕事内容がそれらに該当するのであれば働き方が将来変わることを自覚しなければいけません。
しかし少子高齢化の背景や、今後ホスピタリティなどの場面でコミュニケーションが重視されることを考えると、これからも仕事がなくなることはないでしょう。
今のうちに社会の変化に備えて、対応できる能力や知識を取得しておきましょう。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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