医療事務とはどんな資格?日程や形式、合格後の進路など
医療事務は女性が就きたい仕事ランキングでいつも上位にランクインしています。
しかし、具体的にどのような仕事内容かわからない方も多いかと思います。
また、医療事務には資格がありますが、この資格も多様で、学べる内容や証明できる能力には大きな違いがあるのです。
この記事では、就職後のミスマッチを防ぐ目的もかねて、医療事務の仕事内容や、各資格の概要について解説していきます。
医療事務の業務に興味がある方は、参考にしてください。
本記事のまとめ!
- 医療事務の業務内容は患者さん対応やレセプト業務など
- 資格は複数あり、じつは持っていなくても就職できる!
- 資格を取ると就職・キャリアアップに有利なことは変わらないので、通信講座を活用して効率よく勉強しよう!
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医療事務資格の統計・お役立ち情報
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医療事務の主要資格4種類
医療事務の資格は非常に多く、それぞれの資格で学べる内容や求められることも違います。
その中でも特に人気がある資格を4つ紹介します。
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
メディカルクラークは、日本における受験者数や求人数の規模が最大級と言われている医療事務資格で、年間2万人以上の方がじゅけんしています。
診療報酬請求事務業務や、受付業務など医療事務の仕事に必要な技能が幅広く問われます。
毎月試験が行われており、受けやすく、難易度もそこまで高くないので未経験の方でも挑戦するメリットは大きいです。
医療事務管理士技能認定試験
医療事務管理士技能認定試験は、レセプトに限らずカルテの処理についても学習します。
医科と歯科に分かれていますが、医科に限っては自宅受験が可能な点は魅力的です。
こちらもメディカルクラーク同様、そこまで難しくなく独学合格も狙えます。
診療報酬請求事務能力検定試験
診療報酬請求事務能力検定試験は、厚生労働省が管轄で行っている試験で、医療事務資格試験のなかでも最高難易度を誇ります。
その分評価も高く、資格手当が出たり転職活動で有利になるケースは多いです。
経験者でも独学は難しいので、通信講座も活用しながら合格を目指しましょう。
医療事務認定実務者試験
医療事務認定実務者試験は、2016年に実施されたばかりの比較的新しい資格です。
しかし、実施してからおよそ2年で受験者数は1万5千人を超えるなど、非常に注目を集めている資格でもあります。
他の資格同様、レセプトについて学べることはもちろん、医療事務従事者としてのマナーなども幅広く学べることが利点です。
医療事務ってどんな仕事?
医療事務の具体的な仕事内容を見ていきましょう。
患者さんへの対応・受付業務
まず、医療事務は患者さんと会計のやり取りをしたり、体調を聞いて医師や看護師に伝えたりするといった業務があります。
コミュニケーション能力を問われ、病院の顔とまで言われます。
レセプト作成業務
医療事務のもう一つの役割として、レセプトの作成業務があります。
具体的には医療行為に対してかかった費用をまとめ、公的な医療機関に報告することで保健機関から病院に対して診療報酬が支払われます。
複雑な計算手順を覚えたり、レセコンと呼ばれるコンピュータを使いこなしたりしないといけないため、高い技能を求められます。
レセプトは医療事務の中でも大きな役割を占めるので、求人条件で問われるケースが多いです。
医療事務の給料は?
医療事務の給料について、気になる方は多いかと思います。
平均年収と昇給の有無の2つの軸で確認しておきましょう。
平均年収・時給
医療事務の平均年収ですが、正社員で300万円前後、パートやアルバイトだと時給900円~1,500円ほどといわれています。
業務形態や職場にもよりますが、一般的には病院の規模が大きければ大きいほど良いとされています。
一方で、大きい規模の病院では経験者や専門知識が求められるケースもあり、就職難易度は個人クリニックより高い傾向です。
したがって、小さいクリニックで経験を積んだり、資格を取得してからステップアップしてもよいかもしれません。
昇給について
医療事務の昇給についても、病院の規模によってまちまちです。
小さい規模の病院であれば勤続年数によって変わることがなかったり、経営次第では逆に下がるケースもあります。
一方で、大きい病院は年齢や勤続年数とともに緩やかに上がることも少なくありません。
あわせて、資格を取得することや大きい病院への転職でも昇給を狙えます。
医療事務の仕事に就くにあたって
医療事務に応募するにあたって、年齢や性別を気にする方は多いかと思います。
求人における応募条件や、実際にどのような方が応募・採用されているかも確認しておきましょう。
年齢・学歴・性別は基本不問
医療事務は年齢制限がないことが多く、30代・40代で採用される方も少なくありません。
また、学歴についても専門学校や短大はあるものの、必須条件としていない求人も見受けられます。
性別についても以前は医療事務=女性のイメージが強かったですが、最近では男性で就職されている方も見受けられます。
男性ならではの強みを生かすこともできるので、興味がある方は積極的にチャレンジしてみましょう。
資格・経験は必須でなく売り手市場
医療事務に就職するにあたっては、資格や経験はあるに越したことはありませんが、無くても就職できる可能性はあります。
とくに地方では人手不足もあり、常に求人が出ているケースも多いです。
一方で、求人のなかにはブラックなものもあり、それが原因でいつまでも求人が残っていることもあるので、その点だけは注意しましょう。
医療事務資格を受験するにあたって
医療事務を受験するにあたって、以下の点にも注意しておきましょう
試験を受けるにあたっての受験資格は?
医療事務を受験する場合の受験資格ですが、基本的にはどの試験にも受験資格がありません。
学歴も年齢も気にせず受験できるので、気兼ねなく受験しましょう。
試験の持ち物は?
医療事務試験時の持ち物ですが、筆記用具や受験票はもちろんのこと、テキストや点数表の持ち込みが許可されている試験もあります。
この辺りは受験前にしっかりと要項を確認しておいてください。
独学or通信講座?
試験対策として、独学で挑戦する方もいれば通信講座を利用される方もいるかと思います。
それぞれのメリットや注意点を確認しておきましょう。
独学
医療事務の通信講座を利用すると、それだけで数万円~数十万円かかります。
しかし、独学で勉強して合格できればそれらの費用を抑えることができ、経済的な負担を大きく減らせます。
一方で、モチベーションが続かなかったり分からないところを聞けなかったりして挫折してしまうケースも少なくありません。
ある程度勉強の習慣がついている方や、業務経験が豊富で自信がある方以外は避けた方が無難です。
通信講座
通信講座は多少費用が掛かりますが、分かりやすい講義動画のおかげで挫折しづらいです。
講座によっては合格後の就職・転職サポートも充実しているため、資格修得後にスムーズに就職できて一石二鳥です。
転職活動を個人で行う場合も別途費用は掛かりませんが、手間が大きいためこれらのサポートは積極的に活用したいものです。
医療事務の資格を取れる通信講座
実際に医療事務の資格が取れる通信講座も見てみましょう。
ユーキャン
スクール/通信講座名 | ユーキャン/医療事務講座 |
対応資格 | 医療事務実務者認定 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
教材 | ・メインテキスト3冊 ・学習サポート集 ・試験対策問題集 ・添削課題集 ・よくわかる医療事務(DVD) |
価格(税込) | ・一括払い 44,000円 ・分割払い 2,960円×15回 |
ユーキャンの医療事務講座では、通信講座とは思えないほど手厚いサポートを受けることができます。
添削制度や質問制度はもちろんのこと、就職活動のコツを学べる「就職ガイド」も非常に人気があります。
費用もそこまで高くないため、特に初心者で勉強に自信がない方はおすすめです。
たのまな
スクール/通信講座名 | たのまな/医療事務講座 |
対応資格 | 医療事務管理士技能認定 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
教材 | ・テキスト(マナー接遇/診療報酬請求事務) ・用語集 ・診療報酬完全攻略マニュアル ・診療報酬明細書 |
価格(税込) | 初回:3,470円 2回目以降:3,300円×11回 |
たのまなの医療事務講座は、教材が充実しており、テキストは図解付きで分かりやすく、副教材として診療報酬明細書もついているのでレセプト未経験者でも安心して実践できます。
ミニテストもついているため、学習内容をすぐに復習できて効率よく勉強できます。
質問制度も充実しており、24時間何度でも問い合わせ可能なので、これらのサポートが欲しい方は活用していきましょう。
医療事務まとめ
本記事のまとめ!
- 医療事務の業務内容は患者さん対応やレセプト業務など
- 資格は複数あり、じつは持っていなくても就職できる!
- 資格を取ると就職・キャリアアップに有利なことは変わらないので、通信講座を活用して効率よく勉強しよう!
医療事務の資格は非常に多く、学べる内容も難易度にも大きなばらつきがあります。
むやみやたらに受験するのではなく、どれくらい時間が確保できるのか、どの業務に詳しくなりたいかを念頭に置いたうえで資格を選んで受験しましょう。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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