[SPI・数学]図表:割合[無料問題集]

2018年6月28日

今回はSPIにおける割合の問題を確認していきましょう。

ラク
ラク
重量百分率ってワードが出てきたんだけど何だこりゃ?
カズ
カズ
簡単に言ってしまえば割合のこと?

SPI割合の例題

SPI割合を扱う問題になります。

具体的な数値ではなく割合(%)で表に入力されていることに注意しましょう。

問題1

4種類の製品A、B、C、Dに使われる材料o、p、q、r、sの重量百分率は次の通りである。

A B C D
o 18.5 9.2 15.3 9.9
p 25.6 44.6 7.2
q 7.2 41.6 10.2 31.4
r 34.0 2.9 12.8 20.2
s 14.7 32.9 17.1 31.3
合計(%) 100 100 100 100

製品Bにおける材料pの重量百分率はいくらか。

%

(ログイン後回答すると、ここに前回の正誤情報が表示されます)

問1の正解を表示
13.4%
問1の解説を表示
数量ではなく割合での空欄補充問題になります。

今回求められる製品ごとの材料別重量百分率ですが、合計が100%であることにさえ気付ければ、100から他の数値を引くだけで良いと分かります。

A B C D
o 18.5 9.2 15.3 9.9
p 25.6 44.6 7.2
q 7.2 41.6 10.2 31.4
r 34.0 2.9 12.8 20.2
s 14.7 32.9 17.1 31.3
合計(%) 100 100 100 100

\[100\% \verb|(全体)| -9.2\% \verb|(o)| -41.6\% \verb|(q)| \] \[-2.9\% \verb|(r)| -32.9\% \verb|(s)| =13.4\% \verb|(p)|\]

より、答えは13.4%となります。

問題2

4種類の製品A、B、C、Dに使われる材料o、p、q、r、sの重量百分率は次の通りである。

A B C D
o 18.5 9.2 15.3 9.9
p 25.6 44.6 7.2
q 7.2 41.6 10.2 31.4
r 34.0 2.9 12.8 20.2
s 14.7 32.9 17.1 31.3
合計(%) 100 100 100 100

製品Cについて、材料pを除いた残りの材料からあらためて重量百分率を求める。このときの材料oの重量百分率はいくらか、小数第一位を四捨五入し整数で求めよ。

%

(ログイン後回答すると、ここに前回の正誤情報が表示されます)

問2の正解を表示
28%
問2の解説を表示
既存のある材料を除き、あらためて百分率を求める問題です。今までは全体を100として見ていましたが、この問題では元の100から除いた材料pの44.6を引いた値となります。

具体的には以下のような式ができます。

\[100\verb|(g)| – 44.6\verb|(g)| = 55.4\verb|(g)|\]

このまま百分率を用いて計算すると混乱しやすいので全体を見直しましょう。

材料を除く前の全体の重さを100g(グラム)、その中に材料oは15.3%含まれていたので、15.3g、材料pの重さ44.6gを差し引いた残りの全体を55.4gとして考えて見ましょう。

材料oの重量が15.3g、材料差し引き後の全体の重量が55.4gなので、全体のうちoが占める割合は以下のようになります。

\[15.3\verb|(g)| ÷ 55.4\verb|(g)| = 0.276・・・\%\]

整数以下は四捨五入のため、答えは28%となります。

問題3

4種類の製品A、B、C、Dに使われる材料o、p、q、r、sの重量百分率は次の通りである。

A B C D
o 18.5 9.2 15.3 9.9
p 25.6 44.6 7.2
q 7.2 41.6 10.2 31.4
r 34.0 2.9 12.8 20.2
s 14.7 32.9 17.1 31.3
合計(%) 100 100 100 100

製品Dを500g作った。

このとき製品に掛かった材料rの原価はいくらか。小数第一位を四捨五入し整数で答えよ。

ただし材料rは1gあたり5円とし、製造過程において仕損、減損は一切無かったものとする。


(ログイン後回答すると、ここに前回の正誤情報が表示されます)

問3の正解を表示
505円
問3の解説を表示
製品Dの500gの中に、材料rがどれだけあるかを計算します。

全体を100%としたときに材料rは20.2gあるわけですから、全体が1gの場合は材料rの量を以下のような式で求められます。

\[20.2\verb|(g)| ÷ 100\% = 0.202\verb|(g)|\]

したがって1gの製品Dの中に、材料rは0.202gあります。

今回は製品全体が500gとなるので、以下のようにして材料rの値を求めます。

\[0.202\verb|(g)| \times 500 = 101\verb|(g)|\]

以上より、材料rは101g含まれています。

最後に材料rは1gあたり5円なので、以下の式で原価を求めます。

\[101\verb|(g)| \times 5\verb|(円/g)| = 505 \verb|(円)|\]

これより原価は、505円です。

スポンサーリンク

SPI割合のまとめ

百分率や割合では全体を100%もしくは1として見ますが、何をそもそもの全体として見るかを理解できれば、どのように式を立てればよいかがすぐに分かります。

スポンサーリンク