[SPI・数学]組み合わせ:和の法則[無料問題集]

2018年6月29日

今回はSPI和の法則の問題を確認していきましょう。

ラク
ラク
組み合わせでは積の法則より和の法則の方が複雑らしいな
カズ
カズ
場合分けして求めた物を後から足し合わせるからね!

SPI和の法則の例題

条件によってはパターンを求める際にただ掛け算をするだけでは求められず、場合分けが必要になります。

それらの場合分けで求めた数を足し合わせて最終的なパターン数を求めることを和の法則と呼びます。

問題

2、3、5、7の四つの数字を用いて3桁の数を作りたい。ただし、同じ数字を何回用いても良いものとする。

550より大きい数は何通りあるか。

通り

(ログイン後回答すると、ここに前回の正誤情報が表示されます)

問の正解を表示
24通り
問の解説を表示
550より大きい数という条件がつきました。

このままいきなり何通りあるか求めようとしても分からないので、最初に百の位に、次に十の位に注目した場合分けを行います。

  • 百の位が2または3の場合:550より大きくなることは無いので0通り・・・(a)
  • 百の位が5かつ十の位が2または3の場合:550より大きくなることは無いので0通り・・・(b)
  • 百の位が5かつ十の位が5の場合:一の位には2・3・5・7のいずれの値でも550を超えるため4通り・・・(c)
  • 百の位が5かつ十の位が7の場合:一の位には2・3・5・7のいずれの値がきても550を超えるため4通り・・・(d)
  • 百の位が7の場合:十の位及び一の位には2・3・5・7のいずれの値がきても550を超えるため\(4 \times 4 = 16\)通り・・・(e)

したがって求める値は(a)~(e)の合計を取って以下のようになります。

\[0\verb|(通り)| + 0\verb|(通り)| + 4\verb|(通り)| + 4\verb|(通り)| + 16\verb|(通り)| \] \[= 24\verb|(通り)|\]

これより550より大きい数は、24通りとなります。

スポンサーリンク

SPI和の法則のまとめ

今回の問題のように、それぞれの場合をばらばらに求めて最後に足し合わせれば求められることを和の法則といいました。

また、各場合においては積の法則を使うことになるので、和の法則と積の法則の使い分けをしっかりできるようにしましょう。

キュー
キュー
和の法則の前に積の法則ができんと得点できんから、あわせて復習しといてな~
スポンサーリンク