[情報セキュリティマネジメント試験]自己採点はすべき?するタイミングは?
情報セキュリティマネジメント試験を受けた後、よっぽど自信があったり逆になかったりする場合を除いて自己採点をしたくなりますよね。
と言った方も多いと思うので、その方に向けて今回は自己採点に関する情報をお届けします。
CBTにより自己採点事態は難しくなった
いきなり残念なことを書いてしまいますが、令和2年秋以降の情報セキュリティマネジメント試験はCBTへと変わりました。
そのことにより自己採点自体は困難になりました。
ただし自己採点をしなくても良い仕様になっているので、そのあたりを触れていこうと思います。
試験問題が用紙で配布されない
まず、CBTの場合問題はPC上に表示され、問題用紙が配布されなくなりました。
この事により、用紙を持って帰れず自分がどの問題のどの選択肢を選んだかが分からなくなってしまいました。
この事から自己採点は困難になったと言えます。
問題が毎回変わるため予備校の模範解答を参考にできない
問題自体も受験者毎に変わると言われています。
そのため、予備校などの模範解答もなく参考にする回答がないため、自己採点は絶望的と言えます。
午前・午後試験が終わった段階で正答率が出る
ここまで聞くと自分の成績がしばらくわからないまま数週間過ごさないといけないのかと不安になるかと思います。
しかしご安心ください。試験が終了した段階で正答率が出てくることに加え、翌日以降にメールでスコアシートも送られてきます。
そのため、自分自身が60点以上あるかどうかで合否を簡単に判断できるようになりました。
正式な合格発表は翌月末
正式な合格発表は午前試験と午後試験の両方を受験した翌月の末となっています。
また、合格発表後の証書が届くのはいつかと言った日程も気になるところだと思うので、そのあたりは以下の記事を参考にしてください。
情報セキュリティマネジメント試験の配点は?
一応それでも自己採点をしたいという方向けに、配点を紹介します。
午前は1問2点
午前試験は50問から構成されており100点満点。かつ傾斜配点もなく1問2点となっています。
そのため30問以上正解しているかどうかで合否の判断は可能です。
問題自体も過去問の流用が多いので、午前試験の自己採点はまだ比較的簡単な方かと思います。
午後は34点の大問が3つ
午後問題に関しては大問3つで100点満点となっており、割り切れないように感じますが正式には34点×3問となっています。
この辺りは若干複雑なので、踏み込んで知りたい方は以下の記事をご覧ください。
自己採点はあてにならない
自己採点は正直あてになりません。
理由として以下の2点が挙げられます。
午後の小問の配点が分からない
まず、午後の大問は1つ34点ですが、それぞれの小問の細かな配点は公表されておらずわかりません。
そのため大まかな採点しかできず、傾斜配点によって配点基準が変わることもあるので信用できる数値を出すことが不可能です。
調整が入ることもある
試験があまりにも難しい場合、合格基準点が下げられることがあります(逆もしかり)。
過去にも令和元年秋試験の合格基準点が60点から46点に下方修正されました。
そのため、せっかく点数を出してもその点数が合格基準点の変更によって合否が変わることもあるので結局のところ自己採点自体に意味がありません。
情報セキュリティマネジメント試験の自己採点まとめ
今回は情報セキュリティマネジメント試験の自己採点について紹介させていただきました。
試験を受けた時点である程度成績が分かる点や自己採点自体が難しい点、配点基準も難易度によって変わる点からあまり自己採点をする必要がない点を解説させていただきました。
はやる気持ちも分かりますが、落ち着いてIPAから贈られてくる結果を待つのが無難かなと思います。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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