情報処理安全確保支援士とダブルライセンスを狙うなら?相性の良い資格をご紹介!
情報処理安全確保支援士は、持っていれば一定水準以上のセキュリティにかかわる知識や技術があることを証明できます。
しかし中には
と考える方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、情報処理安全確保支援士と他資格のダブルライセンスについて、狙うメリットや相性の良い資格を紹介していきます。
情報処理安全確保支援士と他の資格を同時に取得するメリット
情報処理安全確保支援士は、難易度の高い資格で、試験に合格するだけでも一苦労です。
そのため、支援士に合格した後にほかの資格に手を出すほど余力がない方も多いかと思います。
しかし、ダブルライセンスを狙うに当たっては明確なメリットがあるので、そのメリットを確認していきましょう。
守備範囲が広がる
支援士の守備範囲は言うまでもなくセキュリティ分野です。
ただセキュリティ分野と一口に言っても、製造業におけるセキュリティ・小売店におけるセキュリティ・サービス業におけるセキュリティでは状況が違ってきます。
それぞれの業界や分野に関係のある資格を取って、知識を備えておくことで、さらに複雑な案件に対応できる可能性が上がります。
転職・独立でより有利に
転職や独立では資格が客観的に実力を示す指標となるので、有利になる可能性は高いです。
例えば金融業界に行きたいときに、支援士とFPを持っていれば双方ともに評価されるので、ライバルに差をつけることができる可能性は上がります。
他資格を取得するにあたって、学習コストが下がる
情報処理安全確保支援士の試験では、セキュリティやネットワークといったテクノロジはもちろんのこと、マネジメントやストラテジといった科目も学習します。
これらは他資格試験の学習範囲と被ることもあり、1つ取得しておくと他資格にそのまま知識が生かせる可能性が高いです。
情報処理安全確保支援士と相性の良い資格
具体的に、情報処理安全確保支援士と相性の良い資格をいくつか紹介していきます。
エンジニア系のベンダー資格
情報処理安全確保支援士はどちらかというと、マネージャーやコンサルタントといったマネジメント寄りの資格です。
最新のセキュリティ動向についても詳しく学びますが、具体的にツールを使ったりプログラミングを書いたりといったケースは少なめです。
セキュアエンジニアを目指すのであれば、CCNAなどのベンダー資格を取得しておくことをおすすめします。
もちろん、セキュアエンジニアでも支援士を取得しておくことで、テクノロジからマネジメントまで幅広い知識や技術を取得できるので相性は良いです。
ネットワークスペシャリスト
セキュリティを学ぶにあたっては、インターネットを代表とするネットワークの知識も不可欠です。
IPAが主催する情報処理技術者試験の中にはネットワークスペシャリストがあり、支援士試験と相性も良いことから次のステップとして受験する方も多いです。
中小企業診断士
支援士の業務の一つとして、IPAが主催する「中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」があげられます。
こちらはその名の通り、中小企業に対して情報セキュリティの観点からコンサルティングを行います。
それに加えて、中小企業診断士の資格を持っていれば、情報セキュリティだけでなく経営・人事・財務など多くの分野において助言を行うことができるので業務の幅が広がります。
FP・簿記などの金融関連の資格
FPや簿記といった金融関連の資格と支援士の相性も良いです。
最近では決済サービスや電子ウォレット・仮想通貨の普及により、オンライン上でお金が動くことも多くなってきました。
当然お金が動くところは狙われるわけで、銀行や仮想通貨取引所を狙った攻撃や情報漏洩は後を絶ちません。
お金の知識を持ちつつ、セキュリティの観点も持ち合わせることで、より安全なサービス作りに携われる可能性が上がります。
情報処理安全確保支援士とのダブルライセンスを狙うにあたって
情報処理安全確保支援士と他資格のダブルライセンスを狙うにあたって、いくつか注意点もあるので紹介しておきます。
手当たり次第に資格を狙うのはNG
先ほど、支援士と相性の良い資格をいくつか紹介させていただきました。
もちろん、これ以外の資格でもご自身の仕事にかかわるような資格であれば狙っていくメリットは大きいです。
しかし、何でもかんでも手あたり次第に資格を取っても、あまり評価されず時間やお金の無駄です。
資格を狙う前に、その資格が自分のキャリアに必要なのか、支援士と相性が良いのかどうかを事前に検討しておきましょう。
まずは確実に支援士を取得しよう
ダブルライセンスを狙うにあたって、一度に複数の資格を狙いに行っても両方の勉強がおろそかになり、なかなか合格できません。
まずはどちらか一方の資格に集中して資格を取得しておくとよいです。
診断士やネスぺは支援士と同等以上の難関資格です。これらを狙う場合は年に2回チャンスのある支援士を狙うことをおすすめします。
情報処理安全確保支援士とのダブルライセンスまとめ
今回は情報処理安全確保支援士と相性の良い資格を紹介しました。
支援士試験自体難しく、ダブルライセンスを狙うのは遠い道のりかもしれません。
しかし、資格取得後は業務の幅が広がり、良い案件の仕事を見つけられる確率も上がるので、興味がある方は是非チャレンジしてください!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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