[情報処理安全確保支援士試験]不合格でも諦めない!一度落ちても合格にたどり着くために
情報処理安全確保支援士は偏差値67と非常に難しい資格で、ベテランのエンジニアでも落ちることがあります。
何回も落ちていると
と心が折れそうになりますよね。
筆者自身も1度不合格になったことがある試験ですが、しっかりと対策を立て直すことで挽回は可能です。
事実、筆者も2回目のチャレンジで合格できたので、今回は支援士試験に落ちてしまった方に向けての対策方法を紹介していこうと思います。
支援士試験に落ちるのはどれくらい?
そもそも、支援士試験を受けるのがどれくらいか、落ちてしまうのがどれくらいか見てみましょう。
毎回1万5千人弱の受験生
毎回の受験者数は直近を例に挙げると
- 令和元年度秋期・・・13,964名
- 平成31年度春期・・・14,556名
- 平成30年度秋期・・・15,257名
- 平成30年度春期・・15,379名
- 平成29年度秋期・・・16,218名
といった具合に、1万5千人前後受験している事が分かります。
情報セキュリティスペシャリスト試験の時は2万人弱だったため、若干の減少傾向にありますね。
合格率は20%弱
支援士の合格率ですが、ここ数回は
- 令和元年度秋期・・・19.4%
- 平成31年度春期・・・18.9%
- 平成30年度秋期・・・18.5%
- 平成30年度春期・・・16.9%
- 平成29年度秋期・・・17.1%
といったように20%弱で推移しています。
情報セキュリティスペシャリストの時は13%だったので、合格率の観点からすると易化しているようにも思えます。
落ちるのは毎回1万人超!?
これらの統計資料を元に、毎年落ちてしまっている人を算出すると以下のようになります。
- 令和元年度秋期・・・11,261名
- 平成31年度春期・・・11,812名
- 平成30年度秋期・・・12,439名
- 平成30年度春期・・・12,783名
- 平成29年度秋期・・・13,451名
このようにして見てみるとかなりの方が残念ながら落ちてしまっていることが分かります。
支援士試験に落ちるパターン
次に、支援士試験に落ちてしまうパターンも確認してみます。
午前か午後のいずれか1つでも60点を切るとアウト
情報処理安全確保支援士は午前1・午前2・午後1・午後2の4つの試験から構成され、どれか1つでも60点を切ってしまうとその時点で不合格です。
午後試験の方が難関で、大抵の方はそこで不合格になってしまいます。しかし中には午前試験がまんべんなく勉強できていなかったために落ちてしまう事もあるので午前・午後ともにしっかりと対策し、60点を超えられるようにしておく必要があります。
午前試験・午後試験それぞれの対策法をまとめているので、ご一読いただけると幸いです。
ベテランエンジニアでも試験慣れしていないと落ちる
セキュリティエンジニアを含め、エンジニア歴10年以上のベテランの方でも落ちる方は結構多く、筆者の先輩で技術力は格段に上の方でもあっけなく落ちていました。
支援士試験は確かに深い知識や技術力が求められます。しかしそれ以上に長文読解や要約力と言った国語力を求められます。
また、試験特有のテクニックなどもあります。そのためしっかりと試験対策をする必要があると言えます。
支援士試験に落ちてしまったら
あらためて試験に落ちてしまうと精神的につらいところがありますよね。
ただ1度受験している時点で試験の流れや難易度は大まかに把握できていると思うので、そこから対策を練っていくことは比較的容易と言えるのではないでしょうか。
半年後に再挑戦できる!
情報処理安全確保支援士は他の高度区分に該当する資格と異なり、年に2回挑戦することができます。
1年間期間が空いてしまうとモチベーションが薄れてしまったり、最初に勉強したところを忘れてしまったりする懸念もありますが、半年スパンで受けられるためこれらのリスクは低くなっています。
もし自己採点をした段階で望みが薄いのであれば、半年後に向けて勉強を続けていても良いかと思います。
午前1は1度突破すれば2年間は免除できる
午前1試験は応用情報技術者試験に合格するか、支援士試験で一度午前1試験を突破すれば2年間は免除が適用されます。
- 応用情報技術者試験(AP)に合格
- 情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
- 情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる
引用:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/koudo_menjo.html
そのため1回目が4つの試験を全部受けていたとしても、午前1試験を突破できていれば次回以降負担が減るので合格しやすくなると言えます。
間違えたところを徹底的にやりなおそう
次の支援士試験まで半年空いたとしても、何も勉強をせずに再挑戦しても結果が変わることはまずないです。
どこをどうして間違えたのか、どのような知識が足りていなかったのかをしっかりと見直して試験に臨む必要があります。
以下のページでは筆者が合格するまでの勉強方法をまとめているので、そちらも参考にしていただければと思います。
何回受験しても合格できないときは?
試験免除を利用したり、何時間勉強したりしても、「なかなか合格できない」と言う場合、独学に拘らず他の人からアドバイスを求めるのも有効な手段です。
特に以下の2点を念頭においていただくと、やるべき勉強方法や新たな発見があるかもしれません。
情報交換を積極的に
他の学習者がどのような勉強をしているのか、どれくらい勉強時間をかけているのかと言った情報は非常に重要です。
他の方の勉強方法を真似することで成績が伸びたり、ライバルの方が何時間多く勉強していると言った事実からモチベーションに繋がったりは十分に考えられます。
当サイトでは掲示板を作っているので、そちらで気軽に情報共有してみてください。
また、StudyPlusと呼ばれる学習進捗アプリもおすすめしているので、そちらも試してみてください!
いざとなったらスクールを活用しよう
他のユーザと情報共有してもなかなか学習が進まない、と言う方は通信講座の利用も有効な一手だと言えます。
スクールの場合、質の高い講義を受けられるのはもちろんのこと、分からないところを講師に質問してすぐに疑問を解決できるので安心感があります。
支援士を取り扱う通信講座はいくつかありますが、中でも支援士ゼミがおすすめです。
支援士ゼミでは、何十年もセキュリティに従事してきたベテランのエンジニア・コンサルタントが講師を務め、わかりやすい解説講義動画を提供します。
講師には簡単に質問や相談もできるので、試験対策としてぜひ役立てていただきたく思います。
また、それ以外のスクールの情報をまとめた記事もあるので、合わせてご覧ください!
支援士試験に合格できないときの対策まとめ
今回は情報処理安全確保支援士試験に何度も落ちてしまう、と言う方に向けて、実際に1度落ちてから合格した経験がある筆者が対策方法を紹介しました。
一度や二度失敗しても最後に合格すれば問題ないので、根気よくチャレンジを続けていきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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