ネットワークスペシャリストとはどんな資格?日程や形式、合格後の進路など
ネットワークスペシャリストは私達の生活から切ってもインターネットをメインにクラウド技術やIoTといった近年注目されている技術や知識を有していることを客観的に示せる国家資格になります。
ITパスポートや基本情報技術者試験などの情報処理技術者試験にカテゴライズされ、スキルレベル4とその群の中では最難関レベルの資格になります。
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ネットワークスペシャリストの難易度
ネットワークスペシャリストの難易度についてまとめていきます。
難易度について
難易度は先述のとおり、スキルレベル4と試験で測れるレベルの中では最高難易度と言われています。
同等のレベルにカテゴライズされている資格にはITストラテジストやデータベーススペシャリストなどもありますが、いずれも年に1度の実施で合格率も低く、生半可な勉強で合格できるほど甘くはありません。
合格点
ネットワークスペシャリストの試験は午前1・午前2・午後1・午後2に分かれますが、どれも60/100点以上とる必要があります。
平均合格率
合格率は平均で15%弱となっており、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の合格者が受けての高確率がこれだとするとかなり狭い門だと言うことが分かります。
また、支援士のように前までのステップを飛ばして合格できたという声は中々聞かず、熟練のネットワークエンジニアでも簡単に落ちてしまうと言われているので恐ろしいものです。
筆者も挑戦してみましたが、何より必要な知識が今までの試験の比では無いと実感しました。パターンを暗記するだけでなく、根本的な理解が必要だと認識しています。
勉強時間
勉強時間は応用情報技術者試験を取得していることを前提に大体300時間ほど言われています。
応用情報技術者試験でIPAの記述問題になれている場合、答え方のコツや問われ方のパターンがある程度理解できているのでそのままステップアップして合格できる場合も多いです。
逆にIPAの記述になれていない場合はそこでかなりの時間を食ってしまうので、問題を解く際に特に記述問題の書き方や着眼点に注意しながら解いていくように心がけましょう。
ネットワークスペシャリストの日程
ネットワークスペシャリストの試験の日程についてまとめて行きます。
申込日
試験申し込み日は試験日の100日ほど前から受付開始し、約1ヶ月間の間に申し込みをする必要があります。
試験日
試験日は毎年10月の第3日曜日です。
合格発表日
ネットワークスペシャリストの合格発表日は試験日から2ヶ月後の水曜日12時になることが多いです。
ITパスポートや基本情報技術者試験より長いのは記述問題の採点や、合格率の調整のためと言われています。
その他の情報
その他の試験の情報をまとめておきます。
試験形式
試験は午前1・午前2・午後1・午後2に別れ、午前はマークシート形式、午後は記述形式です。
午前問題は過去の流用が多く、選択肢の並びも同じなので暗記で答えられてしまうことも多々あります。
ここで、午前試験が60点以下の場合不合格となり午後の採点は一切されないので注意しましょう。
午後1は3問の中から2問を、午後2は2問の中から1問を選ぶ形式です。
出題内容はある程度定められており、以下のカテゴリからの出題が顕著になります。
- ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること
- ネットワークシステムの運用・保守に関すること
- ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること
- ネットワークサービス活用に関すること
- ネットワーク・アプリケーション技術に関すること
受験料
受験料は税込みで5,700円となっています。情報処理技術者試験はどの試験も一律でこの額です。
主催者サイト
ネットワークスペシャリストの主催者サイトは以下になります。
申し込みも該当サイトの受験申込みから可能なので、説明をよく読んで申し込みましましょう。
資格取得後は
ネットワークスペシャリストの資格を取得できた後、どの様な活躍ができるかをまとめて行きます。
ネットワークエンジニアとして活躍
1つ目としてはネットワークエンジニアとして働くと言った選択肢です。
ネットワークエンジニアは不足傾向にあり、同じITエンジニアであるプログラマとはまた別の需要があります。
どちらかというとサーバの構築や配線、セキュリティシステムの徹底などハード的な面に関わることも多く、実体を持ったものに関われる一面もあるので自分で設計、組み立てが好きな方にはおすすめできます。
また、近年ではIoTやクラウド技術の浸透もあり需要は今後も高まることが期待できます。
未経験からでも資格があれば(といっても決して簡単な道ではありませんが)転職のチャンスはあるので、資格を手に入れたらまずは下記のサイトに登録してみましょう。
資格保有者にしか提示されないような非公開案件も多数あります!
どんな会社でも重宝される
IT企業に限らずネットワークはどの会社で必要不可欠なインフラなので色んな業種の企業からも重宝されます。
特に近年はサイバー攻撃の増加もあり、セキュリティ方面でもネットワークの知識は必要なので、仕組みを知っているか知らないかその一つで会社の存続にもつながります。
非IT企業でのネットワークエンジニアは非常に貴重な存在なので大きな武器になりますよ!
まとめ
今回はネットワークスペシャリストに関する情報をまとめました。
この記事でネスペに興味を持った方は是非、受験してみましょう。
また、勉強途中で分からないことなどがありましたら、掲示板を通して質問してみてください。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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