ITパスポートの正式名称は?正しい履歴書への書き方!
ITパスポートを取得して転職する場合、履歴書にも間違いなく正式名称を書く必要があります。
しかし履歴書に書く際に
と、意外とどのように書けば良いか分からない方も多いかと思います。
折角資格を取ったのに、書き方が雑で相手方に悪印象を与えてしまうのは非常にもったいないです。
そこで、この記事では基本情報の正式名称と、履歴書への書き方、さらには気を付けるべき点について書いていこうと思います。
ITパスポートの正式名称は「ITパスポート試験」
あらためて、ITパスポートの正式名称はITパスポート試験になります。”試験”まで忘れずにつけましょう。
履歴書への書き方
履歴書へ書くにあたって、省略名の「Iパス」や「ITパスポート」を書くのはNGです。
確かに仲間内や知り合いと話す時にITパスポート試験、と長ったらしく言う人は少ないと思いますが、面接の場では相手は自分の事を知らない赤の他人です。
赤の他人に対しても略称を用いて説明しようとする人を会社は欲しがるでしょうか。答えはNoですよね。
多少面倒に感じても、しっかりと正式名称でITパスポート試験と書きましょう。
日付の記入は?
履歴書の資格欄には取得した日付も記入しなければいけません。
ここには合格証書に書かれている日付を記入しましょう。
合格証書は合格発表日から約一ヵ月で届くので、無くさずに保管しておきましょう。
具体例
具体的な履歴書への書き方です。
例えば合格証書の日付が令和元年3月15日となっていた場合、
年 | 月 | 資格・免許 |
令和元年 | 3 | ITパスポート試験 合格 |
– | ||
– |
と言ったように書きます。
ここで2つ、注意するポイントがあります。
1つ目は”年”の部分です。他に取得した資格があり、平成のときに取得していた場合、しっかりと平成と令和を書き分けましょう。
年 | 月 | 資格・免許 |
平成31年 | 2 | 日本商工会議所簿記検定3級 合格 |
令和元年 | 3 | ITパスポート試験 合格 |
– |
2つ目は、資格名の後に”取得”ではなく”合格”と書く点です。
免許系の資格は取得、認定系の資格は合格と書くのが一般的で、ITパスポートは認定系に該当するので、合格と書くのがベターです。
まだ合格してなくても書いて良い?
挑戦中の資格に関しては資格欄に書いても良いのか、と言った論争が時々ありますが、まだ取得していない資格は絶対に資格欄に書いてはいけません。
筆者自身採用担当をしたことがありますが、履歴書の資格欄にはすでに取得した資格を書くものと認識したうえで書類選別をしています。
そのため、「○○資格 挑戦中」などと書いてあっても読み飛ばしてしまい、面接以降の場で発覚して落とされる、と言ったパターンもあります。
もしどうしても挑戦中で熱意を認めて欲しい!という場合は、備考欄の方に書くようにしましょう。
ITパスポートの場合、受験日に試験結果が分かると言った特性があります。
ここで合格とわかっても、合格証書が届くまでは履歴書に書かない方が無難かもしれませんね。
その他の注意事項
履歴書に書く際には他にも注意するべきポイントがあります。
例えば資格を書く順番だったりどのようなフォーマットの履歴書を選んだりと言ったポイントです。
それらの注意事項に関しては、以下の記事でまとめているので、ITパスポート以外の資格を持っている方は参考にしてみてください。
ITパスポートは履歴書に書ける?
ITパスポートの履歴書への書き方を紹介しましたが、
と、書くことをためらってしまう方もいらっしゃるかと思います。
こちらに関してもお答えします。
新卒での評価
まず、大学生や高校生が新卒で就活する際はITパスポートはそこそこ評価されます。
理由として、学生で資格取得に一生懸命な生徒は意外と少なく、特に多くの大学生は人生のモラトリアムとして遊んでいることが多いです。
そんな中で将来のことを見越してしっかりとスキルを得られる人、受験だけでなくその後も継続して勉強する人と言った評価になり、人事からの印象は良くなります。
転職市場での評価
次に転職市場ですが、正直言ってしまうとITパスポートだけでは力不足な感じが否めません。
理由として、転職の場合即戦力を優遇する傾向にあり、ITパスポートの知識だけでは能力が不足していることが考えられるからです。
特にバリバリのIT系企業でプログラミングやSE、ITコンサルタントを狙う場合は上位資格+ポートフォリオを用意しておくことが望ましいです。
ただ、現在どの業界でも人手不足なので、「高給+週休完全二日制+福利厚生完備」みたいな贅沢な事を言わなければ思わぬ求人が転がっている可能性は十分あります。
他の資格がある場合
他に資格がある場合、履歴書にどのように書くか不安になる方もいらっしゃると思います。
同じ情報系の資格とそれ以外の資格で分けてご紹介しようと思います。
IT系の上位資格
IPAが主催する資格の中でITパスポートは最も低く、その上には基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験が存在しています。
いずれの資格もITパスポートより評価は高いので、両方持っている場合はあえてITパスポートを書く必要はありません。
非IT系資格
例えば日商簿記やFPと言った、非IT系資格でも職務に関係がある場合あわせて書いておきましょう。
例えば経理職の場合でも最近は電子データとして情報を保持することも多く、日商簿記×IT系資格の相性は良くなっています。
一方で金融系のシステム開発を行う会社の場合はFPとIT系資格の組み合わせも良く優遇されます。
もちろん、これ以外にもITがかかわる部署や業種では複数資格を持っていることで有利になるので、ためらいなく書いていきましょう!
履歴書の書き方が不安なら転職エージェントを利用しよう!
ITパスポートの履歴書への書き方をざっと紹介させていただきましたが、それ以外にも
と言ったように履歴書絡みでの悩みは尽きないかなと思います。
そこで、履歴書の添削を含めて、転職のさまざまなサポートをしてくれるおすすめの転職エージェントをご紹介します!
Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
レバテックキャリア
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
選考を受ける企業 | 平均6件 |
利用者層 | 20代~30代 |
案件傾向 | プログラマ・エンジニア |
レバテックキャリアはエンジニア向けの転職案件を多く扱うエージェントです。
一人一人へのサポートも手厚く、未経験はもちろんの事、キャリアアップの案件も扱っており幅広く対応しています。
筆者自身も以前お世話になったことがありますが、SPIから履歴書、面接のセッティングまで幅広くサポートして頂けた経験がありオススメのエージェントの一つです。
ITパスポートの正式名称や履歴書への書き方まとめ
今回はITパスポートの正式名称に加え、履歴書への書き方や注意点を紹介させていただきました。
折角アピールできる資格なので、正しい書き方をした上で就職や転職に活用していきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません