[ITパスポート]とってよかった?メリットは?意味ない・役に立たない・ゴミ資格と言われる理由
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ITパスポートはIT系国家資格の中でも年々受験者数が増しており、毎年25万人前後が受験する資格です。
人気が高い一方で、「役に立たない」「ゴミ資格」といった声も聞こえてきます。
この記事ではITパスポートを取得したことで得られるメリットについて紹介します。
「役に立たない」と言われ不安に感じている方も多いと思うので、不安を解消したうえで試験勉強に向き合いましょう。
本記事のまとめ!
- ITパスポートはITの基礎を学べるメリットが大きい
- ITパスポートを評価しない企業もあり、意味がないと思われがち
- ITパスポート対策には通信講座を活用しよう
ITパスポートはとってよかった?取得者の声を紹介
まず、ITパスポートを取ってよかったといった、口コミを見てみましょう。
ITパスポートの勉強してたらどの企業にも当てはまることが結構あるから(あぁ、これバ先で聞き覚えあるわ)ってのたまにあってアガる
— まなななと🐉🔥 (@manananato_acm) June 10, 2024
これがあるからせめてITパスポートでも取ってくる人のほうがやる気面で信用できる https://t.co/T0dchbjblz
— 鳥兄さん@見習いエンジニア歴17年 (@tozanguchi_navi) June 10, 2024
ITパスポートは転職には使えないって言われたりするけど、求人票見てると、たまにITパスポート保有者って書かれてるし、非IT職種の人には結構役立つと思うんだよな。
— テントリ@公務員からの脱獄計画 (@tentori_com) June 10, 2024
- ITパスポートで学んだことが活かせる
- ITパスポートがあるとやる気の方面で信頼できる
- 非IT職種でも役立つし、求人がある
ITパスポートは多くの職種で役に立つといった声が見られました。特に非IT職種での求人が目立つようです。
ITパスポートのメリット7選
ITパスポートのメリットについて、確認していきましょう。
ITをはじめとする基礎知識を得られる
最近はIT企業やシステム部門に限らず、多くの職場でPCやタブレットを活用しています。そこでITの知識がなければ業務がスムーズに進まず、生産性が上がりません。
また、近年ではコンピュータウイルスや内部不正での情報流失事件が後を絶ちません。今後IT利用者として、ITリテラシーの向上は最重要事項です。
ITに関する幅広い知識をつけ、ITリテラシーの向上を図るにはITパスポートがうってつけです。
マネジメント・ストラテジなど社会人必須スキルも学べる
ITパスポートは情報セキュリティ・ネットワーク・データベースなど、ITに係る技術系の知識を学ぶだけではありません。
企業コンプライアンス・法令・リスク管理など社会人として生きていく上で必要不可欠な知識も学べます。
特にSWOT分析や3C分析と言った経営知識や、財務諸表の読み方や損益分岐点の計算方法など財務・会計の知識は営業・経理などにも活かせます。
収入アップにつながる
ITパスポートは、取得することで一時金や資格手当が期待できます。具体的な資格手当の相場は以下の通りです。
- 取得一時金:5,000円
- 資格手当:2,000円
また、ITパスポートの平均年収は求人ボックスによると360万円前後です。
現時点で年収が360万円を下回っている場合、ITパスポートを活用した転職により昇給できる可能性が高いです。
勉強の基礎が作れる
ITパスポートの試験対策をすることで、勉強の習慣付け効果も期待できます。従来社会人になってから勉強の習慣をつけることは厳しいです。
しかし、今後のIT化社会において生涯学習を求められることからも、勉強はほぼ必須です。ITパスポートの学習を通じて、勉強の習慣をつけておきましょう。
上位資格につながる
ITパスポート自体はIT初心者向けの資格のため、IT企業での大幅なキャリアアップはそこまで期待できません。しかし、上位資格の基本情報技術者や応用情報技術者を取得できれば活躍の幅は大きく広がります。
ITパスポートの知識は上位資格の基礎にもなるので、段階的に取ることもおすすめです。
大学入試で優遇される
ITパスポートを保有していると、大学入試で試験の免除を受けられたり点数を加点されたりします。また、入学後には単位認定を受けられるケースもあります。
具体的にどの大学でどのような優遇がされるかは、IPAの公式サイトをご覧ください。
公務員試験でも優遇
ITパスポートは、大学入試に限らず公務員試験でも有利に働きます。例えば警視庁の採用試験では、ITパスポートがあれば試験の結果に加点されます。
公務員は安定しており、人気も高いため数点で合否が分かれます。ITパスポートのおかげで合格できる可能性も高いです。
ITパスポートが無駄・意味ない・ゴミと言われる理由
ITパスポートについて調べていると、取得しても「意味ない」「役に立たない」といった意見が散見されます。
挙句の果てにはゴミ検定とまで言われています。
なぜITパスポートがこのようなひどい扱いを受けるのか、解説します。
国家資格だけど独占業務がない
ITパスポートは国家資格ではあるものの、独占業務は持っていません。
したがって同じ国家試験でも宅地建物取引士や行政書士と比較すると見劣りしてしまいます。
合格率が高く希少価値が低い
ITパスポートの合格率は50%を超えます。年間受験者数が25万人なので、単純計算でも毎年保有者が10万人以上うまれています。
転職活動でも周りがITパスポート保有者ばかりになってしまい、差別化できない点が役に立たないといわれます。
プログラミング能力が証明できるわけではない
IT企業では、プログラミングができるかどうかを採用の基準とするケースが多いです。
ITパスポートの上位に位置する基本情報技術者の場合プログラミングが必須なので一定以上のプログラミング能力が示せます。
しかし、ITパスポートでは必須問題にプログラミングがなく、能力は示せません。
浅く広く学ぶため業務に直結しない場合もある
ITパスポートでは、テクノロジ・マネジメント・ストラテジと幅広い分野を学習します。範囲が広い分、学ぶ内容は浅く業務に直結しないケースもあります。
あくまで「社会人に必要な基礎知識を一変通り学べる資格」といった認識にしておきましょう。
シラバスが頻繁に変わり過去の知識が通用しなくなる
ITパスポートは最新のトレンドや技術を盛り込むため、出題内容が頻繁に変わります。したがって、数年前にITパスポートを取得していても、現時点で知識が通用しない可能性が高いです。
ITパスポートの出題範囲については、IPA公式サイトを確認しておきましょう。
ITパスポートがおすすめの人
ITパスポートは残念ながら、万人が評価される資格ではありません。ポジションによっては取るだけ無駄になります。
ITパスポートがおすすめの人、そうでない人は以下の通りです。確認しておきましょう。
- 学生
- 新卒
- 非IT系
- 中堅社員
- IT企業のエンジニア
ITパスポートはあくまでIT系の登竜門です。これからIT系に入りたい方や、非IT系でIT機器を使うのに困らない知識を得るために真価を発揮します。
すでに全線で働かれている人には不要になる可能性が高いことは押さえておきましょう。
ITパスポートのメリットについてよくある質問
- ITパスポートは取った方がいいですか?
- ITパスポートは、ITにまつわる基礎知識が身についている証明になります。特に新卒やPCを使う方は取った方が良いです。
- ITパスポートとMOSはどっちがいいですか?
- 即戦力として実務能力が求められる場合、MOSが重要視されます。一方で経営・マネジメントをはじめとした幅広いIT知識が求められる場合、ITパスポートがおすすめです。
- ITパスポートは意味ない資格ですか?
- ITパスポートは国家資格で、意味がない資格ではありません。これからITエンジニアを目指す学生や、新卒の方はITパスポートを学ぶ上で役立つ内容を多数学べます。
ITパスポートのメリットまとめ
ITパスポートは良くも悪くも浅く広くビジネスで活かせるIT関連の知識を学べる国家資格です。特に、新卒や非IT系の職種の方は持っていると役に立ちます。
一方でITエンジニアとして本格的にキャリアを築きたい方だと物足りないことも事実です。専門性を高めるのであれば、最低でも基本情報技術者以上は保有しておきましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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