[ITパスポート]就職や転職に有利?平均年収・求人数・未経験で活かせる仕事を解説!
ITパスポートは、IT系に興味がある方や駆け出しエンジニアがまず取ってみたい資格の候補として話題に挙がります。
ITパスポートは毎年20万人以上が受ける資格で、人気も右肩あがりです。
この記事では、ITパスポートが実際にどれくらい就職・転職に役立つか、年収はどれくらい上がるかなどについて解説します。
本記事のまとめ!
- ITパスポート保有者の平均年収は360万円
- ITパスポートの求人数は年間12,000人と多い
- ITパスポートはエンジニアに限らず事務・営業などでも活躍できる
結論:ITパスポートは就職・転職に有利
ITパスポートを持つIT人材の需要は高いです。IPAによるDX白書2023によると83.5%の組織がIT人材が不足していると答えています。
IT人材の供給が需要に間に合っていない状況です。今後IT化が進むにつれ、さらにITパスポート保有者の需要は上がると考えられます。
ITパスポートの年収は360万円
求人ボックスによると、ITパスポートの年収はおよそ360万円です。
※月給29.8万円×12ヵ月
国税庁によると給与所得者の平均年収は461万円なので、比較的安い印象です。ただしITパスポート保有者の中にはパート・アルバイトも含まれると予想されるため、一概に安いとは言い切れません。
また、年収は企業規模や業種によっても大きく変動します。年収を上げたいのであれば、まずは転職エージェントへの登録をおすすめします。
ITパスポートの平均求人数は12,000人
ITパスポートの平均求人数は、求人ボックスで年間平均12,000人です。他の求人サイト・転職エージェントなどの求人情報は含んでおりません。
景気や雇用調整によっても変動する可能性はありますが、求人数としては十分なボリュームです。
ITパスポートが活かせる仕事
ITパスポートが就職・転職へどれくらい活かせるか、確認しましょう。
ITパスポートは営業・事務などで人気!
ITパスポートは営業・事務など幅広い職種で人気です。人気の理由は業務の多くがIT化しており、企業が機器を使いこなし業務効率化につながることを期待しているからです。
営業担当者がIT機器をスムーズに扱い本社に顧客データをすぐに反映させることができれば、企業は迅速な判断ができます。事務作業を効率化しミスがなくなれば手戻りによる残業が減り人件費の削減にもつながります。
メールを扱う場面では、セキュリティの知識も活用できるので怪しいメールの開封を避けられるメリットもあります。
ITパスポートだけでエンジニアへの挑戦は難しい
残念ながら、ITパスポートのみでエンジニアをはじめとするIT系企業への就職や転職は困難です。
エンジニアで活躍するためには、基本情報や応用情報のようなさらに専門性の高い資格・プログラミング言語の知識・その他業務に関する幅広い知識が求められます。ITパスポートだけでは学べる知識も浅く広くなので、ほとんど通用しません。
若くてITパスポートがあれば未経験でも評価される
ITパスポートがあるだけではIT企業への就職が困難と記載しました。しかし、若くて資格を保有しているなら話は別です。
新卒や第二新卒はポテンシャルが評価されるため、ITパスポートを取って意欲を見せれば道が開ける可能性は高まります。
ITパスポート取得後のキャリアパスは?
ITパスポートを取得した後に期待できるキャリアパスも確認しておきましょう。
基本情報や応用情報を取得して専門性を高める
ITパスポート取得後に資格を活かすなら、IT企業へ就職・転職してのキャリア形成が考えられます。IT企業の中には資格を重要視しており、資格手当が出ることも少なくありません。
また、ITパスポートはスキルレベル1とされており、上位にスキルレベル2の基本情報技術者や、スキルレベル3の応用情報技術者もあります。
専門性を高めるためにはこれらの資格取得もおすすめです。
営業職や事務職で成果を上げる
ITパスポートの知識を活用して効率的な営業を実現したり、事務職で文書作成・管理に役立てたりも可能です。
特に顧客相手に業務を行う場合、個人情報・セキュリティなどITパスポートで問われる知識を活用する場面が多々あります。
アプリ開発やWEB制作で収入を得る
ITパスポートだけでは少々難易度が高いですが、アプリ開発・WEB制作などで副業・独立する方法も考えられます。
独自に販路を開拓したりプログラミングを学んだりする必要がありますが、チャレンジするメリットは大きいです。
ITパスポートの仕事や年収に関するよくある質問
- ITパスポートの平均年収はいくらくらいですか?
- ITパスポートの平均年収は360万円前後と言われています。
- ITパスポートはどの職種に適していますか?
- ITパスポートは事務職をはじめ幅広い分野での活躍が期待されます。
- ITパスポートは履歴書にどう書けばいいですか?
- ITパスポートを履歴書に書く場合、「ITパスポート試験 合格」と記入しましょう。日付や正式名称の書き方をまとめた記事も参考にしてください。
ITパスポートの就職・年収まとめ
本記事のまとめ!
- ITパスポート保有者の平均年収は360万円
- ITパスポートの求人数は年間12,000人と多い
- ITパスポートはエンジニアに限らず事務・営業などでも活躍できる
ITパスポートはエンジニアだけでなく、営業や事務など幅広い業種への就職が可能です。
また、資格を持っている場合の年収は360万円前後が期待できます。求人数もIT人材の需要の高まりから、今後は伸びると予測されます。
ITパスポートを武器にしたいと思った方は、まず通信講座や学習サイトなどで勉強して挑戦してみましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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