ITパスポートは理系向けの資格?文系の方が実は有利??
会社からの命令だったり自己啓発だったりでITパスポートを受けようと思った時に、
と、試験勉強を始める前に文系・理系のレッテルを張ってしまい、中々試験に前のめりに取り組めなかったり、舐めてかかって痛い目見たりする人が後を絶ちません。
そこで今回は、ITパスポートは理系が有利なのか、それとも文系が有利なのかと言った点について掘り下げて書いていこうと思います。
文系から見るITパスポート
まず、文系の方からみてITパスポートがどうなのか見ていきましょう。
文系が有利な点
まず、ITパスポートの出題範囲や配点を見てみましょう。
問題数 | 満点 | ||
総合評価点 | 100問 | 1,000点 | |
分野別評価点 | テクノロジ系 | 45問 | 1,000点 |
マネジメント系 | 20問 | 1,000点 | |
ストラテジ系 | 35問 | 1,000点 |
全体で100問あり、テクノロジ系が45問、マネジメント系が20問、ストラテジ系が35問となっています。
このうち後者のマネジメント系とテクノロジ系は文系寄りの問題が多く、試験全体の過半数が文系科目となっています。
文系が不利な点
次に文系が不利な点ですが、テクノロジ系は情報数学の問題が多く、進数変換やブール代数と言った理系の高校~大学で学ぶ内容も出てきます。
計算問題に時間がかかってしまい問題を解ききれなかった、というパターンもよくあるので最低限の計算問題は解けるようにしておきたいですね。
特に文系が注意するポイントとしては、テクノロジ系で足切りを食らわない点に尽きます。
理系から見るITパスポート
次に理系の方からみて有利な点、不利な点を見てみましょう。
理系が有利な点
理系の方の場合、情報数学はもとより、ネットワークの構築だったりデータベースの構造把握だったりと普段から仕事で使っていたり、学校で習ったりしたものがちょくちょく出てくるため馴染みがある方も多いかなと思います。
マネジメントやストラテジでも計算問題はよく出るので、元々計算問題が得意な人はより早く正確に解けるように訓練しておくとまず足切りを食らう心配はないかなと思います。
理系が不利な点
次に理系が不利な点ですが、やはりストラテジ系が足を引っ張ってしまうことが多いようです。
特にストラテジ系では経営法務や財務会計も出るので
と言った方の場合苦戦を強いられます。ストラテジ分野でも3割を切ると、その時点で足切りとなり、不合格が決定してしまうため注意が必要です。
ただ、ITパスポートの場合そこまで複雑な問題は出ないので、過去問をしっかり押さえておくくらいで十分です。
苦手分野が独学で克服できない場合
理系の方からすればマネジメント・ストラテジ分野が、文系の方からすれば計算問題をはじめとするテクノロジ分野がもしかすると障壁となってしまう可能性は否めません。
確かにある程度知識がある状態から積み重ねるならまだしも、0ベースからの独学は非常に精神的にもつらく、挫折率も高くなっています。
そんな時に検討する手段の一つとして通信講座の利用があります。
通信講座では分からないところを講師の人に聞けたり、質の高い講義を受けることで理解がスムーズに進んだりします。
ITパスポートの通信講座はいくつかありますが、中でもスタディングは価格が安く、スマホ1台で手軽に勉強できるのでおすすめです。
学習のモチベーションを維持する取り組みとして、勉強仲間機能やマイノート機能など、便利なツールもいくつか搭載しています。
教材について詳しくまとめた記事もあるので、興味がある方はご覧ください!
また、それ以外の通信講座やスクールの比較記事もあるのであわせてどうぞ!
ITパスポートが向いているのは理系か文系かのまとめ
今回はITパスポートが理系向けか文系向けかと言った内容について紹介させていただきました。
問題の配分からも理系と文系ほぼ1:1で、それぞれ有利な点・不利な点があることがお分かりいただけたかと思います。
ITと明らかに理系寄りの名前が付いた試験ですが、理系だからと言って油断せず、文系だからと言って下手に身構えずにしっかりと対策し、合格を手に入れましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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