[基本情報技術者]英語力は必要?英語での受験可否や英名・外国人の受験事情や相互認証について解説!
基本情報技術者は国家資格です。国家資格と言えば国内で通用する資格のように思われがちです。
基本情報技術者は海外でも通用する相互認証資格です。英語圏に限らず外国でも通用します。
また、「基本情報技術者に英語力は必要なのか?」「英語力は求められるのか?」などの疑問にもお答えします。
本記事のまとめ!
- 基本情報技術者に英語力は必要ない
- 基本情報技術者に該当する海外資格がある
- 基本情報技術者対策なら通信講座を活用しよう!
基本情報技術者に英語は必要?
基本情報技術者試験に臨むにあたって、英語力は必要なのでしょうか?
これから挑戦する方の中には不安な方も多いと思うので、解説していきます。
基本情報技術者に英語力はほぼ不要
結果、英語力が無くても基本情報技術者が不利になることはまずありません。
科目Aも科目Bも出題のほとんどが日本語(ひらがな+カタカナ+漢字)で、用語として出てくる単語でも中学レベルの単語が数個出てくる程度です。
その単語も試験の得点に直接的にかかわることはほぼありません。
科目Bはプログラミングでアルファベットが多数登場しますが、本質的にはプログラミングの試験です。英語力以前にプログラミング能力を高めておきましょう。
基本情報技術者では英語力が有利になる場面も稀にある
基本情報技術者対策として、一般的には英語力は必要ありません。
ただし一部の分野では「あった方が良いかな?」と思われる個所もあります。
マネジメント・ストラテジの用語は英語が多い
マネジメント・ストラテジの特に用語の意味を問う問題に関しては英語(というより頭文字)が多いです。
例えば以下の例題を見てみましょう。
ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
ア 開発の所要日数と費用がトレードオフの関係にある場合に,総費用の最適化を図る。
イ 作業の順序関係を明確にして,重点管理すべきクリティカルパスを把握する。
ウ 作業の日程を横棒(バー)で表して,作業の開始や終了時点,現時点の進捗を明確にする。
エ 作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。平成28年春期
上記過去問を置いてWork Breakdown Structureを以下のように分析できれば、なんとなく答えがエと導き出せます。
- Work=作業
- Breakdown=分解・内訳
- Strukture=構造
知識がなくても和訳によって得点できることも稀にあるので有利になる場面も多少あります。
プログラミングの関数名も英語が多い
プログラミングの問題に関しても、関数名や配列名が英語で付けられていることが多いです。
例えば以下の画像は平成30年秋のアルゴリズム問題ですが、配列名が英語で示されています。
それぞれの配列の意味は問題文中でしっかりと解説されており、英語の知識はあらためて必要ではありません。
- expression=式
- Value=値
- Operator=演算子
- Priority=優先
ただし、英語の意味を知っていれば直感的に分かりやすく、理解が進むのであると若干のアドバンテージにはなります。
基本情報技術者の英名は”Fundamental Information Technology Engineer”
基本情報技術者の英名はFundamental Information Technology Engineerと呼ばれており、海外でも(特にアジアで)通用する資格です。
意味としては以下の通りで、和訳するとそのまま基本情報技術者となります。
- Fundamental=基本
- Information=情報
- Technology Engineer=技術者
なのでそのまま基本情報技術者試験となります。略してFEと呼ばれることもあります。
基本情報技術者の英語での履歴書への書き方は?
海外企業・外資系企業などを受ける場合に履歴書を提出する必要があるかと思います。
その時も資格欄にはFundamental Information Technology Engineerと記載すれば問題ありません。
英語での履歴書の書き方の注意点などは以下の記事で解説されているので、ご参考ください。
日本語で履歴書に基本情報を書きたい場合の正式名称や書き方に関する内容は以下の記事にまとめています。
外国人が基本情報技術者試験を英語で受けることは可能?
外国人が基本情報技術者試験を英語で受ける場合、情報処理技術者試験をベースにした「アジア共通統一試験(IT Professionals Examination)」を受けましょう。
試験は英語以外にも現地語で受験可能です。
基本情報技術者の英語に関するよくある質問
- 基本情報技術者は英語力が必要ですか?
- 英語力があれば多少試験で有利になりますが、なくても十分合格は目指せます。
- 基本情報技術者は英語で何と言いますか?
- 基本情報技術者の英名は”Fundamental Information Technology Engineer”です。
- 外国人が基本情報技術者試験を英語で受験できますか?
- 「アジア共通統一試験(IT Professionals Examination)」であれば英語での受験が可能です。
基本情報技術者の英語まとめ
本記事のまとめ!
- 基本情報技術者に英語力は必要ない
- 基本情報技術者に該当する海外資格がある
- 基本情報技術者対策なら通信講座を活用しよう!
基本情報技術者を受験するにあたって英語力は必須ではありません。ただし、マネジメント・ストラテジ・プログラミングといった科目では多少生きます。
また、海外の方が基本情報技術者を受験するなら相互認証のあるアジア共通統一試験(IT Professionals Examination)を受験しましょう。合格後は基本情報技術者の資格保有者と同等の扱いになります。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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