[基本情報技術者試験]何回受けても不合格!?落ちた場合の対策方法や再受験に関するリテイクポリシーを解説
基本情報技術者試験は昇進条件になることも多い資格で、血眼になって勉強する方も多いと思います。
ただ、どんなに勉強しても以下のように悪戦苦闘する方は多いです
今回はいくつもの試験を受けて何度も落ちた経験がある筆者が、基本情報技術者試験に落ちた時の対応策や、再受験するさいに注意すべきポイントを紹介します。
本記事のまとめ!
- 基本情報は合格者よりも落ちる人のほうが圧倒的に多い
- 何度も落ちる場合は対策を考える必要あり!
- 基本情報対策なら通信講座を活用しよう!
どれくらいの人が基本情報技術者試験に落ちる?
まず、毎年どれくらいの人が基本情報技術者試験を受験して落ちてしまうか確認しましょう。
統計資料を参考に紹介します。
年間10万人近くの人が基本情報技術者試験を受験
基本情報技術者試験は毎回5万人近くの人が受験(※申し込んで受験していない人は除く)しています。
ここ5回の統計情報は以下の通りです。
- 令和3年度秋期・・・52,831名
- 令和3年度春期・・・32,238名
- 令和2年度秋期・・・52,993名
- 令和元年度秋期・・・66,870名
- 平成31年度春期・・・54,686名
基本情報技術者試験の合格率は20%~40%台
肝心の合格率も確認しておきましょう。
こちらも直近5回を掲載すると以下のようになります。
- 令和3年度秋期・・・40.1%
- 令和3年度春期・・・41.9%
- 令和2年度秋期・・・48.1%
- 令和元年度秋期・・・28.5%
- 平成31年度春期・・・22.2%
年間で5万人前後の人が基本情報技術者試験に落ちている
この受験者数と合格者数から毎回不合格となっている人の人数も求められます。
- 令和3年度秋期・・・31,664名
- 令和3年度春期・・・18,716名
- 令和2年度秋期・・・27,494名
- 令和元年度秋期・・・47,801名
- 平成31年度春期・・・42,531名
令和2年は例外ですが、毎年平均毎回5万人前後の方が落ちています。
基本情報技術者試験に落ちる人や中々受からない人の特徴
筆者の周りでも基本情報技術者試験に毎回落ちたり、合格できてもそれまでに何度も挑戦したりしていた人は多いです。
基本情報技術者試験に落ちる人の特徴を見て見ると、以下のような特徴が挙げられます。
勉強の習慣ができていない
まず落ちる方の大きな特徴としては、勉強の習慣ができていないことが大きいです。
例えば高校受験や大学受験で受験経験があったり、元々勉強好きだったりする方はすんなりと合格できるます。
しかし「急に必要になって勉強を始めた」という方は特に中々勉強する意欲が沸かず、モチベーションが持ちません。結果的に勉強時間が不足して落ちる傾向にあります。
少し遠回りであるように感じるかもしれませんが、今まで勉強をあまりしてこなかった方は勉強の習慣を先に着けると良いです。
勉強のモチベーションを保つ方法をいかにまとめているので、中々勉強が続かない方はあわせてご覧ください!
プログラミングに慣れていない・苦手意識がある
基本情報技術者試験の一番の関門は午後問題のプログラミングで、配点が8割ほどです。午後試験の合格ラインが6割なので、プログラミングを捨てた時点で落ちます。
プログラミングは未経験だと学習までに時間がかかるので、早めの対策が求められます。
基本情報技術者試験に落ちた時の再受験に向けた対策
どんなに対策をしても試験なので、落ちるときは落ちます。筆者自身も落ちた経験がありますが、必死に勉強した分中々精神的にも来ます。
試験に落ちた場合のの対応策も確認しておきましょう。
基本情報技術者試験のリテイクポリシーは30日
基本情報技術者試験は令和5年よりいつでも受けられるようになりました。
いつでも受験できるものの、一度落ちた場合リテイクポリシーが反映され30日間は再受験できません。
くよくよせずに次回の勉強を始める
基本情報に落ちたら確かに合格発表日はショックでご飯も喉を通らないかもしれません。
しかしどんなに後悔したところで結果が変わるものではありません。
そもそも基本情報は合格率が20%~40%の方が落ちる資格です。落ちて当たり前だと割り切って次回に備えましょう。
間違えた場所を要復習しおう
基本情報技術者試験に合格できなくても再受験すれば良いだけなので、後悔する必要はありません。
しかし、間違えた問題はしっかりと復習しましょう。
特に科目A試験は使いまわしが多く前回の問題がそのまま出る可能性も高いです。同じ間違えを繰り返してしまうと次回につながらず結果は何回やっても同じです。
基本情報技術者試験の勉強方法を見直そう!
どんなに時間をかけても得点が伸びない場合、勉強方法を見直すことも大切です。筆者も勉強に慣れていなかった頃は簡単な資格でも落ちてばかりでした。
ただ、自分にあった勉強方法を見つけた今は士業資格にも合格し、難しい資格でも1発で合格できることが増えています。
基本情報での勉強方法は以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
基本情報技術者試験を何回受けても受からない場合
対応策を重ねても合格できない、という場合、以下の方法がおすすめです。
科目A試験の免除を受けよう
基本情報技術者試験は科目A試験と科目B試験に分かれており、同時に合格する必要があります。
しかし、制度上科目A試験は免除を受けられます。科目A試験の免除を受けられれば1年間は科目B試験だけを受ければ良いため、負担が減ります。
科目A試験の免除制度については以下の記事で詳しく書いているので、ご覧ください。
独学が難しいなら通信講座を活用しよう
テキストでの勉強はコスト的に抑えられますが、分からないところを解決できないため、人によっては効果が実感できないケースも多いです。
基本情報技術者の独学が難しいと感じたら、通信講座も活用してみましょう。以下に基本情報におすすめの通信講座を紹介します。先ほど紹介した科目A試験の免除が受けられる講座もあります。
スタディング
受講料 (税込) |
31,300円~ |
受講期間 | 該当年度 |
科目A試験対策 | ・基本講座(ビデオ・音声):70講座(合計約38時間) ・WEBテキスト:70講座 ・スマート問題集:70回(705問) ・セレクト過去問集(科目A試験):17回(246問) |
科目B試験対策 | ・科目B基本講座(ビデオ/音声):4講座(合計約1時間30分) ・科目B解法講座(ビデオ/音声):3講座(合計約1時間30分) ・WEBテキスト:7講座 ・科目B試験対策問題集:アルゴリズムとプログラミング 1回(16問)・情報セキュリティ 1回(4問) |
サポート・特典 | 無料講座登録で初回5%OFF |
公式HP | https://studying.jp/kihonjoho/ |
忙しい社会人でもスマホ一台あればいつでもどこでも、動画を観たり問題を解いたりできます。また、受講申し込み後はすぐに勉強を開始できます。
受講料も3万円台と安く、他の基本情報技術者試験対策講義と比較しするとリーズナブルです。
BizLearn
受講料 (税込) |
29,040円~ |
受講期間 | 該当年度 |
受講形態 | 通信講座 |
教材 | ・合格ナビゲーション ・実力養成レッスン ・午前問題 ・午後問題 ・午前免除修了試験 |
サポート・特典 | ・チューター付eラーニング ・科目A免除修了試験2回 |
公式HP | https://www.bizlearn.jp/lp06/femenjyo02.html |
価格が3万円を切っておりリーズナブルであり、科目A免除修了試験が受けられる点も魅力です。科目Bに集中して試験を受けたい方は、BizLearnを活用しましょう。
もちろん、科目Bのセキュリティ・プログラミングについても、徹底的に解説されています。
その他の基本情報技術者通信講座
スタディング・BizLearn以外にも、多くの通信講座でITパスポートの対策講座を開講しています。以下の記事では各講座の価格や特徴を徹底的に比較しているので、一度目を通してみてください。
プログラミングで挫折するなら応用情報からの受験もアリ!
午後の関門であるプログラミングは経験にも左右されますが、正直言ってしまうとセンスの部分が大きいです。
実際筆者もこのプログラミングが全くできずに一度挫折しかけました。そこでプログラミングに苦手意識がある方の対応策として、基本情報を飛ばして応用情報をいきなり受けると言った手段があります。
応用情報は確かに難易度的に見ると非常に難しい試験です。
ただし、難しい理由としては記述問題が入ったことにより運で正解できる可能性が減っているからです。
プログラミングを避けて受験できるため人によってはむしろ簡単と言った声もあります。
実際筆者も基本情報より先に応用情報に合格しています。興味がある方は以下の記事をご覧ください。
大抵の企業の昇進条件では「基本情報以上」となっています。応用情報ももちろんこの条件に該当するので、出世や昇給の面でも応用情報を取っておくメリットは大きいです!
基本情報技術者試験に落ちた場合や再受験する場合についてよくある質問
- 基本情報技術者試験に落ちたら恥ずかしいですか?また、何回落ちたらやばいですか?
- 基本情報技術者試験は受験者の半数以上が落ちる試験です。決して恥ずかしくありません。ただし3回~4回落ちるようでしたら勉強方法を見直すと良いです。
- 基本情報技術者試験に落ちて応用情報技術者試験に挑むのはアリですか?
- 難易度は高いですが、不可能ではありません。筆者もそのパターンで応用情報技術者試験の方が先に合格しています。
- 基本情報技術者試験に落ちた場合、再受験にはどれくらいの期間が必要ですか?
- 基本情報技術者試験のリテイクポリシーは30日とされています。
基本情報技術者試験に落ちてしまった時の対策まとめ
本記事のまとめ!
- 基本情報は合格者よりも落ちる人のほうが圧倒的に多い
- 何度も落ちる場合は対策を考える必要あり!
- 基本情報対策なら通信講座を活用しよう!
基本情報技術者試験に何回挑戦しても合格できないという方は、一度や二度の不合格であきらめず、しっかりと対策を立てて何度かチャレンジしてみましょう!
令和5年度よりいつでも受けられるようになった関係上、前より試行回数は増えています。
また、どうしても合格できない場合はスクールを利用したり、プログラミングが苦手であるなら応用情報からいきなり挑戦したりしてみても良いです。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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