[応用情報技術者試験]自己採点より高い?低い?誤差がある理由とは?
無事に応用情報技術者試験の受験が終わって、
と試験結果が気になる方は多いかなと思います。
しかし自己採点をして大丈夫そうだと思っても合格発表日に
といったように誤差が発生することもあります。
なぜそのようになってしまうのか、理由を含めて自己採点の仕方を紹介しようと思います。
応用情報技術者試験の配点は?
まず自己採点をするにあたって試験の配点を知っておく必要があります。
午前は1.25問×80点
午前試験の配点は以下の様になっています。
科目 | 問題数 | 1問あたりの得点 | 満点 |
テクノロジ系 | 50問 | 1.25点 | 62.5点 |
マネジメント系 | 10問 | 12.5点 | |
ストラテジ系 | 20問 | 25点 | |
計 | 80問 | 100点 |
傾斜配点などはなく、1問1.25点なので自己採点は簡単かと思います。
午後は大問5問×20点
午後試験の配点は以下の通りです。
問 | 分野 | 選択方法 | 配点 |
1 | 情報セキュリティ | 必須 | 20点 |
2 | 経営戦略 | 問2~11の中から4問選択 | 20点 |
3 | プログラミング | 20点 | |
4 | システムアーキテクチャ | 20点 | |
5 | ネットワーク | 20点 | |
6 | データベース | 20点 | |
7 | 組み込みシステム開発 | 20点 | |
8 | 情報システム開発 | 20点 | |
9 | プロジェクトマネジメント | 20点 | |
10 | サービスマネジメント | 20点 | |
11 | システム監査 | 20点 |
大枠で1問20点とはわかるのですが、小問が1問辺り何点かといった事はわからないので、ここが自己採点が難しいポイントとなっています。
応用情報の配点や合格ラインについては以下の記事でも解説しています。
自己採点の方法やコツ
自己採点の流れを解説していきます。
問題用紙は持って帰ろう
まず、問題用紙は配布されるため必ず持って帰りましょう。
また、問題を解くとき、自分が何を答えたか後々わかるように記入していくのが良いです。
午前試験でしたらア、イ、ウ、エの中から1問選ぶので該当するものを○で囲んでおく、午後試験でしたら設問の下にスペースがあるので、そこに書いておくと良いかと思います。
令和2年度:応用情報技術者試験午後問題より
午前試験は簡単にできる
午前問題は記入ミスがない限り自己採点がずれることはないかなと思います。
1問1.25点であることを意識しながらexelや電卓を使って計算していきましょう。
午後試験は複数の予備校を参考に
午後の自己採点については正式にIPAから模範解答が出るまで待てれば良いのですが、それすら待てず予備校の答えを利用したい場合複数社の解答を参考にするのが良いでしょう。
予備校単位でも回答が割れることが多く、1校だけを信じても実際の解答とずれていた、ということは経験上ザラです。
予備校側としても早さ重視で解答を出すため、どうしても解答を間違えてしまうのではないかと考えられます。
自己採点の注意点
自己採点をする上で注意する点もまとめていきます。
午前試験と午後試験の間に午前の自己採点をするのはやめておこう
午前試験は12:00に終わり、午後試験は13:00から開始します。
そのためこの1時間を使って自己採点をする方もいらっしゃいますが、個人的にはあまりおすすめできません。
理由として、まず正しい答えがこの段階では出ておらず、掲示板やSNS上の答えは一個人のものに過ぎないからです。
正しいかどうかわからない答えを確認するくらいなら、その時間を利用して昼食を取ったり午後時間の勉強に充てたりした方が遥かに有意義です。
午後試験の自己採点はあてにならない事も
午後試験は予備校やIPAの解答をもとに正誤確認したところで、配点が明確にわからないためあてになりません。
予備校の配点通りに採点したけどそれより10点以上前後したという方も毎回多くいらっしゃいます。
理由としては毎回試験の合格率をIPA側で20%前後に調整しているからと言われています。
傾斜配点によって正答率が高い問題に高得点を付け、正答率が低い問題は得点が低くなるという可能性も十分に考えられるわけですね。
頑張って自己採点しても結果が信用できないので、あくまで気休め程度に思っておくのが良いでしょう。
合格発表日を素直に待つのが吉
結局のところ、自己採点をどんなに頑張っても信ぴょう性が低く、結局のところ合否は合格発表当日まで分かりません。
そのため、少し長いですが合格発表までは試験の事を忘れて別の試験に備えたり再試験に向けて勉強を再開したりしておくのが良いでしょう。
応用情報の自己採点まとめ
今回は応用情報技術者試験の自己採点についてまとめました。
午前試験の自己採点は簡単ですが、午後試験は配点基準が詳細にわからず予備校によっても意見が割れることがあるので難しいです。
終わった試験の事は気にせず、気持ちを切り替えて合格発表の日まで過ごすのが良いでしょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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