[応用情報技術者試験]プロジェクトマネジメントが難しい?対策方法や解き方のコツは?
応用情報技術者試験の分野の一つにプロジェクトマネジメントが挙げられます。
プロジェクトマネジメントはその名の通り、プロジェクトを日数や費用、人的リソースから管理し、進捗通りに進めるための技能や知識が問われます。
試験においても実務経験が役に立つケースが多いです。
この記事では、応用情報技術者試験において、プロジェクトマネジメント試験の傾向や対策方法を解説して行きます。
応用情報技術者試験におけるプロジェクトマネジメントの傾向
まずは応用情報技術者試験におけるプロジェクトマネジメントの傾向を把握しておきましょう。
過去の傾向を分析しよう
まずは試験の過去問から傾向を分析しましょう。
応用情報においては、過去問の出題傾向からもある程度偏りが分かるので、傾向を掴むにはまず過去問を解く必要があります。
気になるタイトルがあったら、実際に解いてみましょう。
大カテゴリ | 小テーマ | 出題時期 (IPA公式サイト) |
統合・スコープ | スコープ管理・変更管理 | 2015(秋期)-9 |
プロジェクト評価 | 2012(春期)-10 | |
時間管理 | PDM・スケジュール短縮 | 2019(春期)-9 |
PDM・スケジュール短縮 | 2012(秋期)-10 | |
スケジュール遅延・計画変更 | 2009(春期)-10 | |
移行判定会議 | 2017(春期)-9 | |
要件定義工程のマネジメント | 2016(秋期)-9 | |
費用管理 | EVM | 2013(春期)-10 |
EVM・ADM | 2010(春期)-10 | |
品質管理 | 定量的品質評価 | 2016(春期)-9 |
単体テスト | 2010(秋期)-10 | |
人的資源 | RAM | 2015(春期)-9 |
RACIチャート | 2013(秋期)-9 | |
ステークホルダー | ステアリングコミッティ | 2011(春期)-10 |
リスク管理 | パッケージ導入・リスク対応 | 2018(秋期)-10 |
パッケージ導入・リスク対応 | 2018(春期)-10 | |
リスク特定・リスク分析 | 2014(秋期)-9 | |
リスク特定・リスク評価 | 2009(秋期)-10 | |
調達 | パッケージの調達 | 2017(秋期)-9 |
パッケージの調達 | 2011(秋期)-10 | |
その他 | 単純移行 | 2014(春期)-9 |
シラバスを確認しよう
応用情報技術者試験で問われる内容や用語はシラバスにもまとめられています。
実際に、プロジェクトマネジメントの概要を確認してみましょう。
➢ プロジェクト,及びプロジェクトマネジメントの目的,考え方,プロセス,プロセス群,対象群を修得し,適用する。
➢ プロジェクトの体制の種類,特徴,役割,責任分担,自己管理の内容を修得し,応用する。
このように、プロジェクト体制の種類やそれぞれの特徴、管理内容を覚えておく必要があります。
さらに用語を確認すると以下のように記載されています。
例 プロジェクト,プロジェクトマネジメント,プロジェクトの環境,プロジェクトポートフォリオマネジメント,プログラム,プログラムマネジメント,プロジェクトガバナンス,プロジェクトライフサイクル,プロジェクトの制約,JIS Q21500,PMBOK(Project Management Body of Knowledge:プロジェクトマネジメント知識体系)
プロジェクトマネジメントを選択する場合、最低限これらの用語は押さえておきましょう。
プロジェクトマネジメントを選ぶかどうかの基準
プロジェクトマネジメントを選ぶかどうかの判断ですが、以下のような点に注意して選ぶと良いです。
プロジェクトマネージャー経験者は選択しよう
プロジェクトマネジメントは実務に基づいた問題が出題される傾向にあります。
したがって、プロジェクトマネージャーの経験者は多少有利になる可能性が高いです。
業務経験者は有力な選択肢とましょう。
文系科目のように思われるが計算も多い
文系の方が応用情報技術者試験に挑戦する場合、文系科目だと思われるプロマネ・サビマネ・監査・ストラテジを選ぶ傾向にあります。
しかし、プロマネは計算問題も多く、読解能力だけ鍛えていると太刀打ちできないこともあります。
最低限計算力をつけておくことをおすすめします。
プロジェクトマネジメントの対策や解き方
プロジェクトマネジメントの対策方法も確認しておきましょう。
頻出分野は真っ先に対策しよう
過去問の傾向からも、プロジェクトマネジメントの分野ではある程度出題傾向が決まっています。
したがって、これら頻出の分野は優先して対策していきましょう。
計算はとにかく手を動かす
プロジェクトマネジメント試験では計算問題も出ますが、そこまで難しい計算は出ません。
中学・高校の基礎レベルがあれば基本的には得点できます。
また、グラフや図を用いて計算する問題もあるため、手を動かして書き込みながら問題を解く癖をつけましょう。
応用情報技術者試験に備えよう
応用情報技術者試験は、プロマネ以外にもいくつも分野があり、まんべんなく対策をする必要があります。
試験の対策方法としては以下の2つが考えられるので、参考にしてください。
独学で勉強する場合はテキスト選びが肝心
応用情報技術者試験は難しい試験ですが、勉強に慣れていたり業務経験があったりすれば、独学で合格することも可能です。
そのさいはテキストを用意することになるかと思いますが、テキスト選びはモチベーションにも直結するので重要です。
なかでもフルカラーで図表が多くわかりやすいニュースペックテキストがおすすめです。
効率よく勉強したいなら通信講座を使おう
効率よく試験対策したいなら、独学にこだわらずに通信講座を活用することをおすすめします。
通信講座の場合、分かりやすい講義動画があったり、進捗確認できるアプリがあったりで短い時間で効率よく勉強できるためおすすめです。
特にスタディングの場合、スマホ一台で手軽にどこでも勉強できて価格も安いので勉強を開始しやすいです。
応用情報技術者試験のプロジェクトマネジメント対策まとめ
応用情報技術者試験のプロジェクトマネジメント分野は、業務経験があるかどうかで対策にかかる時間が変わってきます。
したがって、業務経験がある方はまず候補に入れてみましょう。
また、業務経験がない方でも、対策次第では点が取れます。他の分野と悩んでいる方は通信講座などを活用して対策しましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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