若いうちに取るべき資格とは?20代で取れる稼げる資格や食いっぱぐれがない資格を徹底解説!
若いうちにやるべきこと、やっておくと良いことはたくさんあります。今回はその中でも、若いうちに取るべき資格について紹介します。
若いうちに取るべき資格とは?
若いうちに資格を取っておくことで、将来の可能性が広がります。しかし、どんな資格から手を付けていいのか分からないケースもあると思います。
そこで若い人向けの、資格の選び方をいくつか紹介するので、参考にしてください。
食いっぱぐれがない資格
まず紹介するのは、需要が高く食いっぱぐれがない資格です。主に一次産業・介護福祉・ITは人手不足の業界であり、今後も需要が無くなる可能性は低いです。
これらの資格を取得しておけば、食いっぱぐれることはありません。
- 一次産業・・・普通自動車免許(マニュアル)
- 介護福祉・・・介護福祉士
- IT業界・・・基本情報技術者
稼げる資格
次に若いうちに解くべき資格は、稼げる資格です。資格手当・副業などに利用し、現在の収入にプラスになるものを狙いましょう。
資格手当
資格手当の制度を導入している会社であれば、該当する資格を取得できれば手当金が支払われます。
現在は導入している会社も多いので、自身の会社でも資格手当があるのであれば、ぜひ狙ってみましょう。
副業
副業を考えている方であれば、活かせる資格もあります。
例えば、在宅での副業であればWebやプログラミング関係の資格、通訳・翻訳の副業ならTOEICなどの資格が役に立ちます。
将来的に高い収入を狙えたり、役に立つスキルが身についたりするので取得しておく価値があります。
- Web関係・・・Webクリエイター能力認定試験・ウェブデザイン技能検定
- プログラミング・・・基本情報技術者試験・PHP技術者認定試験など
- 翻訳・・・TOEIC・英検(実用英語技能検定)
短期間で取得できる資格
短期間で取得できる資格も若いうちに取ると良いです。受かりやすく、社会的な需要が高い資格は狙い目です。
難しい資格と違い勉強時間や費用が少なく、取得できなかった時のリスクも小さいので、特に勉強慣れしていない場合は短期間で取得できる資格を狙いましょう。
- 事務・・・MOS
- 英語・・・TOEIC
- 金融・・・FP3級
- IT・・・ITパスポート
特に若いうちであれば、未経験の業種でも上記の資格は就職や転職に役立つ可能性が高いです。
難関だけど長期的なキャリアアップにつながる資格
次に、取得することで長期的に役に立つ資格を紹介します。士業系が代表的な例です。
短期間で取得できる資格とは違い、難しいため勉強時間や費用などのコストがかかりります。しかし、若いうちに取っておくことで、生涯にわたって大きな利益が得られます。
- 税理士
- 中小企業診断士
- 公認会計士
産業や業界に特化した資格
最後に紹介する若いうちに取っておくべき資格は、特定の分野に特化した資格です。
即戦力として役に立つ資格のため、転職に有利です。また、就職後に知識を活かせたり、キャリアアップや独立に繋がったりする可能性も高いです。
- 介護福祉士
- 情報処理技術者試験
- 宅地建物取引士
- 電気工事士
なぜ若いうちに資格を取ることが重要なのか
資格はなぜ若いうちに取る方が良いのか、理由を確認しておきましょう。
若いうちは吸収力が高い
記憶力・認知機能は若いうちが優れています。個人差はありますが、脳の機能は年齢が上がるにつれて低下するため、難しい資格が取りづらくなります。
脳の機能が活発なうちに難しい資格を取っておきましょう。
比較的時間が多い
年齢があがるにつれて、出世や育児で勉強の時間が取れなくなるケースもあります。したがって、自由な時間が多い若いうちが資格を取るチャンスです。
キャリアアップにつながる
若い方が資格が取りやすいだけでなく、取った後の恩恵も大きいです。難しい資格を取れれば、出世のスピードが早まったり独立に有利になったりします。
もちろん仕事での成果も必要ですが、可能性を高めることや職場での評価が上がることは間違いありません。
給与アップの可能性がある
資格を取ったことで資格手当や出世によって、給与が上がる場合もあります。
20代のうちから給料が上がっていれば、生涯賃金は大きく上がります。
転職にも有利
転職は年齢が上がるほど経験が重要視されます。若い間は経験が少ないため、資格の有無も大きなアピールポイントになります。
また、キャリアをやり直したい場合は若ければ若いほど有利です。未経験の業界への転職は年齢が上がるほど難しくなるため、若いうちに動いておきたいです。
20代前半で取るべき資格
20代前半はポテンシャルがあり未経験でも挑戦できる環境です。可能性を広げたい方におすすめの資格を3つ紹介します。
日商簿記3級
業界 | 全般 |
職種 | 事務、経理 |
転職 | ★★★☆☆ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 45 |
日商簿記3級は簿記の基本である仕訳の仕方に加え、予算や財務諸表と言った会計に関する重要な知識を学べる資格です。
将来的に活躍できるフィールドとしては経理や会計に関する部署はもちろん、各部署の課長や係長などマネジメントに関わる仕事にも就くことが可能です。
どんなに専門知識があっても、経営者に予算を要求する時に技術の面から説得しても納得してもらえない場合があります。そんな時に最も説得力があり納得させることが出来る手段が"数字"です。その数字に詳しくなれる簿記は社会人としてなくてはならない必須スキルとも言えますね!
国家資格ではありませんが、ほとんどの国家資格より受験者数・知名度の両方の面で優っている資格と言えます。
TOEIC
業界 | 全般 |
職種 | 全般 |
転職 | ★★★★★ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | スコアによる |
TOEICは英語力を客観的に証明できる資格です。グローバル化により海外進出が進んでいる今日において英語力は欠かせません。
海外に支社があったり工場があったりする企業から内定をもらいたいなら、積極的にTOEICに挑戦しましょう。
英語関連の資格は他にも英検やTOEFLがありますが、知名度が最も高い試験はTOEICです。年に実施されている回数も圧倒的にTOEICの方が多く、費用も少なく済むのでまずはTOEICを受けましょう。
情報処理技術者試験
業界 | IT |
職種 | プログラマ、システムエンジニア、コンサルタント、管理職 |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 45~71 |
情報処理技術者試験はITパスポートをはじめとし、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、情報処理技術者試験などいくつかの試験に分かれており、それぞれスキルレベル1~4までが割り振られています。
情報系唯一の国家資格で、多くの会社での昇進条件になっている有名資格です。
内容としても常に最新の動向を押さえており、学習を通して常に最新の情報をインプットすることが可能です。
プログラミングも学べますし、万が一プログラミングが苦手、と言う方は回避する方法もあります。
情報処理技術者試験は全部で13種類あり、それぞれを難易度ごとに紹介している記事もあるので合わせてご覧ください。
20代後半で取るべき資格
次に20代後半の方におすすめの資格を3つ紹介します。20代後半の場合、専門性が高く年収アップできる資格が含まれます。
宅地建物取引士
業界 | 不動産、金融 |
職種 | 営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★★ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 57 |
不動産関係で最もメジャーな資格としては宅地建物取引士が挙げられます。
宅建士は不動産営業所に5人に1人の割合で配置しなければならないといった制約があるため絶対的に必要で就職先に困ることもありません。
転職に関してはかなり強い武器になりますが、一方で士業であり、独占業務が割り当てられていますが、この資格だけでの独立は厳しいという点は押さえておいていただきたいかなと思います。
FP2級
業界 | 金融、保険 |
職種 | 営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★★★☆☆ |
難易度 | 48 |
ファイナンシャルプランニング技能士2級(FP2級)は保険業界や金融業界など、お金の動きが活発な業界では必要な資格で、FP3級の上位に位置しますが、6ヵ月弱ほどの時間で0知識から合格が狙えます。
暗記よりの問題が多いですが、得意な方であれば独学でも2級まで行けてしまうのでコスパも良い資格です。
何より強いポイントが、FPの資格は転職だけでなく独立にも強いという点で、顧客さえ見つけてしまえば会社に頼らない働き方というのも可能になります。
中小企業診断士
業界 | 全般 |
職種 | 経営、営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★★★★★ |
難易度(偏差値) | 67 |
中小企業診断士も社労士と同様、コンサルタントが可能な資格になります。
会社関連の法律をはじめ、採用するときの戦略や社内のシステム、法整備、経済学から見た観点での考え方等、得られる知識は非常に広く、総務の仕事内容でも生きてくる内容が多いです。
特に経営系の内容を学べることから、将来的にキャリアアップをして部長クラスや役員クラスを目指している方も取っておいて損はない資格ですね。
若いうちに資格を取る場合の注意点
若いうちに取る場合にいくつかの注意点があります。
取得に費用や時間がかかる
資格の取得には費用や時間などのコストがかかります。若い時間は限られているため、無駄な時間は費やしたくないものです。
したがって、取得する資格は慎重に選びましょう。自分のやりたいことと取りたい資格を照らし合わせ、取捨選択をしていくことが大切です。
資格取得だけがキャリアアップの唯一の手段ではない
キャリアアップに必要な要素は資格だけではありません。将来的にはキャリアアップのために、業界での経験やスキルが重要です。
コミュニケーションやリーダーシップが必要になる場合もあります。
将来どんな経験を積みたいか選択できるのは若いうちだけなので、今のうちに自己分析をおこなうことが大切です。
若いうちに資格を取るなら通信講座を活用しよう
若いうちは記憶力が良いものの、勉強の習慣がついていない場合時間がかかるリスクがあります。
効率的に勉強して資格を取りたいなら、通信講座を活用しましょう。若いうちに取ると役立つ資格を多数扱っている通信講座を紹介します。
ユーキャン
講座数 | 160以上 |
得意資格 | 士業系・趣味系・女性向け |
受講形式 | オンライン |
教材 | ・WEBテキスト |
サポート・特典 |
・講師へ何度でも質問可能 ・就職サポートが手厚い |
公式HP | ユーキャンの公式HP |
生涯学習を謳うだけあり、講座のラインナップはかなり充実しています。
受講形式は通信講座形式ですが、サポートが充実しているため不安に感じることは少ないです。ユーキャンの通信講座のメリットは以下の通りです。
- オリコン顧客満足度第1位!
- 教材セットが充実しており、分かりやすい解説!
- ポイントが絞られており、効率的に勉強ができる!
- 在宅受験できる資格がある!
フォーサイト
講座数 | 20以上 |
得意資格 | 金融系・法律系・情報系 |
受講形式 | オンライン |
教材 | ・フルカラーテキスト ・eラーニングアプリ:Manabun |
サポート・特典 |
・全額返金保証制度 ・教育訓練給付制度 ・ダブルライセンス割引制度 |
公式HP | フォーサイトの公式HP |
重要論点のみを抽出したカリキュラムなので、各資格の勉強を効率よく進められます。
資格によっては万が一不合格だった場合、全額返金制度もあるため安心です。
スタディング
講座数 | 30以上 |
得意資格 | 情報系・論述系 |
受講形式 | オンライン |
教材 | ・WEBテキスト ・WEBアプリ |
サポート・特典 |
・合格祝い金 ・職業訓練制度 |
公式HP | スタディングの公式HP |
以前は通勤講座とも呼ばれており、サラリーマンが通勤途中の電車の中でも勉強できるようにと言ったコンセプトで作られています。
間違えた問題は繰り返し演習できるため、効率よく学習できます。
若いうちに取るべき資格でよくある質問
- 若いうちに資格を取る以外でやるべきことはありますか?
- コミュニケーション能力を伸ばしたり、仕事の基礎を学んだりすることは大事です。また、遊びも忘れてはいけません。
- 企業が欲しがる資格を教えてください。
- TOEIC・日商簿記検定・(MOS)はどの企業でも重要視されます。
- 社会人になったら資格を取りまくるのが良いですか?
- 無関係な資格を取っても時間の無駄です。若くても時間は有限ではないため、キャリアに必要な資格を狙い撃ちしましょう。
若いうちに取るべき資格まとめ
今回は、若いうちに取るべき資格を紹介しました。この記事で紹介した資格はどれも転職やキャリアアップに役立つものです。
勉強には時間がかかるのでやみくもに取るべきではありませんが、自分の興味のある分野や自分の所属する業種の資格であれば早めに取っておきたいです。
この記事を読んで、若いうちに資格を取得しておきたいと思った方はぜひ挑戦してみましょう。
青森県八戸市出身。
専攻:宗教哲学、マーケティング
趣味:歴史や文化を学ぶこと
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