稼げるおすすめ資格とは?ランキング形式で7つ紹介!
稼ぎたいから一念発起して
と言う方をよく見かけます。 確かに資格は無数にありますが、その中でも稼げる、就職につながる資格と言うのは実は限られています。 以下の表はユーキャンが独自に取ったアンケートで、「採用担当者が採用判断時に重視している資格」になります。
引用元:https://www.u-can.co.jp/topics/research/2016-12/
上位はほとんどすべてが誰しもが知っている資格ばかりだと思います。
実際筆者自身も、このランキング表に載っている資格を含めいくつか取得してきましたが、やはり稼げた資格、そうでなかった資格がはっきりと分かれたように思えます。
ではどのような資格が稼げるのか、その資格の選び方を含めてご紹介しようと思います。
稼げる資格の特徴
まず初めに、稼げる資格の特徴をいくつかご紹介します。
需要がある
まず重要なポイントとして、その資格に需要があるかどうかは必ず確認しましょう。
どんなに頑張って資格を取得しても、その資格が必要とされていなければ価値を発揮することはありません。
資格のそれぞれの需要の有無は例えば、Dodaやマイナビ等の転職サイトで資格名を入力すると大体の求人数が分かります。
登録から就職まで無料なので、Doda、マイナビあたりのエージェントはすでに資格を持っている方は一度試してみても良いですね!
これ以外の転職サイトについてはポジサラ様の「【厳選】おすすめ転職サイト・転職エージェントをランキング形式で解説」の記事で解説されているので、あわせてご覧ください。
時代にあっている
時代にあっているかどうかも稼げる資格かどうかを見極めるにおいて非常に重要なポイントです。
例えばリモートワークが増えたり、AIが普及しつつあるこのご時世においてはIT関係の資格である情報処理技術者試験の需要は非常に高く、IT企業に限らずさまざまな業界で需要があります。
また、逆に金融や不動産は時代が変わっても需要が減ることはないと予測されるので、時代によって左右されない資格を狙うのもアリです。
加えて、同じ資格でも時代に合わせて出題形式や試験形式が変わるので、ブランクがあると感じる場合は再度資格を取り直すことも視野に入れてみると良いでしょう。
専門性が高い
もう一つ重要なポイントが、可能であれば専門性が高い資格を狙うという事です。
専門性が高いとニッチな分需要は下がり、1つ目に挙げた需要が高い事と矛盾するように思えますが、その界隈で1人しか居ないユニークな存在になればそこにしか人が来ないため、稼げると断言できます。
例えば非IT系で情報処理技術者試験を持っていたり、今後海外展開をしようと思っているものの、英語ができる人がいない中でTOEICを高得点で取得することができればそれだけでスキルが重宝され、自然と収入が増えることは明らかです。
稼げる資格の選び方
次に稼げる資格の選び方も見てみましょう。
費用対効果が良いか
資格を選ぶうえで特に重要なのが費用対効果になります。
例えば「この資格保持者の平均年収は1千万円あります!」と言われても、合格率が数パーセントで、合格するために平均5年程かかると言われてしまうと現実的ではありませんよね。
それよりは3ヵ月~6ヵ月かけて合格できるような試験で、資格補助で月数千円~数万円が見込める資格、よく昇進条件に選ばれる資格を率先して受験した方が稼げるようになる可能性は高まります。
また、昇進条件によく選ばれるFPや簿記、情報処理技術者試験は年に2~3回実施されるものが多く、万が一1回で合格できなくてもすぐに再チャレンジできるのも嬉しいポイントです。
自身が興味・適正のある資格かどうか
次に、ご自身が興味があるかどうか、適性があるかどうかも重要です。
例えば宅建士試験は国家資格の中でも受験者が毎年十数万人を超える人気資格ですが、就職できる先としては不動産や金融系が多い傾向にあります。
将来とにかく稼げれば良くて業種・業界はまったく気にしない!と言う場合は良いですが、金融系は嫌だ、と言ったこだわりがある場合宅建士はおすすめできません。
逆に、コンピュータが大好きで仕組みをもっと知りたい、将来それを仕事にしたい!と言う方が情報系の資格や電気系の資格を取る場合、勉強もスムーズに進み、将来就きたい仕事ともマッチする可能性が高くなるため、自分に合った資格を選ぶことは非常に重要です。
将来性があるか
せっかく頑張って取得しても、その資格や内容に将来性がなければその勉強時間や学習内容、学習にかけた時間は無駄になってしまいます。
例えば10年後AIによってなくなる仕事13選で触れられているような仕事に関する資格は避けて置いた方が無難かもしれませんね。
稼げる資格7選
前置きが長くなってしまいましたが、さっそく稼げる資格を7つ紹介します!
全て最初に示したユーキャンのランキングに加え、採用担当の立場に立った経験+さまざまな資格を取得してきた目線で紹介します。
[7位]社会保険労務士
業界 | 全般 |
職種 | 事務、人事、コンサルタント |
転職 | ★★★★★ |
独立 | ★★★★★ |
難易度(偏差値) | 67 |
社会保険労務士では主に労務関係の法律を扱う国家資格です。
可能な仕事内容も非常に範囲が広く、総務の業務内容をほぼ網羅的に学習できることからも企業からの人気も高い資格になっています。
その分合格難易度も高く合格率は毎年10%前後、さらに学習に必要な期間も1年とされていることから、いきなりこの資格を狙いに行くのではなくある程度他の資格で前提知識を得たり、業務をこなしたうえでのステップアップを目指して学習するのがおすすめです。
社労士は独占業務も持っているため、取得出来たら自分にしかできない仕事やポジションを築くことも可能になります!
[6位]基本情報技術者試験
業界 | IT |
職種 | プログラマ、システムエンジニア |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 50 |
基本情報技術者試験はネットワークやセキュリティ、プログラミングやマネジメントと言った情報系に必要な知識を一通り学べる資格で、幅広く浅く知識を仕入れることが可能です。
プログラミングが人によっては壁になってしまうことがありますが、需要も高く教材も充実しているので未経験で勉強を始めて取得するのもおすすめです。
どうしてもプログラミングが苦手・・・という方は、スッパリIT系をあきらめるか、プログラミングをしなくても合格を狙える応用情報技術者試験をいきなり狙う手段もあります。
[5位]宅地建物取引士
業界 | 不動産、金融 |
職種 | 営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★★ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 57 |
不動産関係で最もメジャーな資格としては宅地建物取引士が挙げられます。
宅建士は不動産営業所に5人に1人の割合で配置しなければならないといった制約があるため絶対的に必要で就職先に困ることもありません。
転職に関してはかなり強い武器になりますが、一方で士業であり、独占業務が割り当てられていますが、この資格だけでの独立は厳しいという点は押さえておいていただきたいかなと思います。
[4位]TOEIC
業界 | 全般 |
職種 | 全般 |
転職 | ★★★★★ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | スコアによる |
TOEICは英語力を客観的に証明できる資格です。グローバル化により海外進出が進んでいる今日において英語力は欠かせません。
海外に支社があったり工場があったりする企業から内定をもらいたいなら、積極的にTOEICに挑戦しましょう。
英語関連の資格は他にも英検やTOEFLがありますが、知名度が最も高い試験はTOEICです。年に実施されている回数も圧倒的にTOEICの方が多く、費用も少なく済むのでまずはTOEICを受けましょう。
[3位]日商簿記検定2級
業界 | 全般 |
職種 | 事務、経理 |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★☆☆☆☆ |
難易度 | 54 |
日商簿記2級は国家資格ではないものの、抜群の人気を誇ります。
日商簿記3級の上位に位置しており簡単に取得できるものではありません。それでも6ヵ月ほどかければ順当に3級→2級とステップアップして取得可能です。
簿記を取ると主に経理をはじめとする事務職や原価計算を必要とする工場の管理系の仕事で役立ちます。会計が必要ない企業はまず存在しないため、どこの企業でも通用すること間違いありません。
日商簿記2級は1度取得できれば生涯にわたって有用なので、どのタイミングで取得しても損しません。
[2位]ファイナンシャルプランニング技能士2級
業界 | 金融、保険 |
職種 | 営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★★★☆☆ |
難易度 | 48 |
ファイナンシャルプランニング技能士2級(FP2級)は保険業界や金融業界など、お金の動きが活発な業界では必要な資格で、FP3級の上位に位置しますが、6ヵ月弱ほどの時間で0知識から合格が狙えます。
暗記よりの問題が多いですが、得意な方であれば独学でも2級まで行けてしまうのでコスパも良い資格です。
何より強いポイントが、FPの資格は転職だけでなく独立にも強いという点で、顧客さえ見つけてしまえば会社に頼らない働き方というのも可能になります。
[1位]中小企業診断士
業界 | 全般 |
職種 | 経営、営業、コンサルタント |
転職 | ★★★★☆ |
独立 | ★★★★★ |
難易度(偏差値) | 67 |
中小企業診断士も社労士と同様、コンサルタントが可能な資格になります。
会社関連の法律をはじめ、採用するときの戦略や社内のシステム、法整備、経済学から見た観点での考え方等、得られる知識は非常に広く、総務の仕事内容でも生きてくる内容が多いです。
特に経営系の内容を学べることから、将来的にキャリアアップをして部長クラスや役員クラスを目指している方も取っておいて損はない資格ですね。
資格を取得するために
いずれの資格も取得することで将来的にプラスになることに間違いありませんが、中にはその業界にいてバリバリ現役で働いている方でも簡単には合格できない資格もあります。
一方で、難関資格を、その業界・職種に身を置いていない、いわゆる未経験でも合格できたという声も聞きますし、筆者自身もそのパターンでした。
資格はあくまで試験で、実務経験と乖離するような知識やスキルを求められることもあるので、試験対策が非常に重要になってきます。
独学で勉強する場合はしっかりとスケジュール立てを
独学で勉強する場合はしっかりとスケジュールを立てる必要があります。
簿記2級だったら200時間、FP2級だったら100時間くらいと言ったように、それぞれの資格に係る勉強時間はあらかじめ把握しておきましょう。
無理なスケジュールを立てるとそれで挫折してしまうパターンもあるので、その状況を避けるようにも注意しておきましょう。
スクールを利用する場合は資格やライフスタイルによって柔軟に
中小企業診断士や宅建士等、難易度が高い試験の場合独学で合格することが難しく、出費は痛いですがスクールを利用することも視野に入れるべきです。
筆者自身も独学で勉強して途中で無理と感じたら早急にスクールや通信講座を利用します。
メリットとして感じている2つの点として、通学の場合だと周りにもライバルがいるためやる気が出る点と、躓いたときにすぐに聞いて疑問を解消できる点が挙げられます。
有名どころとして以下の3スクールは押さえて置くと良いでしょう。
資格の大原
「本気になったら大原」のフレーズで有名な資格の大原は特に簿記系・医療系が強いですが、FPや中小企業診断士、社労士から情報処理技術者試験などカバー範囲が非常に広く教材も充実しています。
創業1957年からの歴史とストックがある大手なだけあり大抵の有名資格は取り扱っているので心強いです。費用に関しては多少高いですが、教師陣も充実しておりサポート制度は他のスクールと比較しても右に出る者はないと断言できる安心のスクールです。
フォーサイト
講座数 | 20以上 |
得意資格 | 金融系・法律系・情報系 |
受講形式 | オンライン |
教材 | ・フルカラーテキスト ・eラーニングアプリ:Manabun |
サポート・特典 |
・全額返金保証制度 ・教育訓練給付制度 ・ダブルライセンス割引制度 |
公式HP | フォーサイトの公式HP |
重要論点のみを抽出したカリキュラムなので、各資格の勉強を効率よく進められます。
資格によっては万が一不合格だった場合、全額返金制度もあるため安心です。
STUDYing
講座数 | 30以上 |
得意資格 | 情報系・論述系 |
受講形式 | オンライン |
教材 | ・WEBテキスト ・WEBアプリ |
サポート・特典 |
・合格祝い金 ・職業訓練制度 |
公式HP | スタディングの公式HP |
以前は通勤講座とも呼ばれており、サラリーマンが通勤途中の電車の中でも勉強できるようにと言ったコンセプトで作られています。
間違えた問題は繰り返し演習できるため、効率よく学習できます。
資格を取っただけでは稼げない!?その後にすべきこと
上記まででおすすめの資格や資格取得のための方法を紹介しましたが、最後に、資格を取っただけで自動的にお金が入ってくるほど甘くはありません。
資格を取ったらゴール、ではなく、そこからスタートです。
ただ、資格を取ったことにより稼ぎやすくなる、周りより有利に働くことは間違いないので、取得後にどうすれば良いかも触れておきます。
転職する場合は転職エージェントに登録!
まず資格を取ったら(取らなくても事前に)転職エージェントに登録しておくことを強くおすすめします。
資格を登録しておくと思いもよらない大手企業からのオファーが届くこともザラです。
特に以下の3つのエージェントは取り扱う求人も多く可能性を広げる意味でもおすすめです。
Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
マイナビ
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 約1万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 事務・営業・エンジニア |
多くの方が新卒時にもお世話になったであろう、マイナビも転職案件を多く取り扱っておりおすすめです。
マイナビはジャンルに合わせて、20代の方向けの転職、事務職に限った転職、クリエイティブ系の転職など最初から絞れているので、ミスマッチが起こりづらくなっています。
ミイダス
種類 | 転職サイト |
案件数 | 5万件 |
利用者層 | 20~60代 |
案件傾向 | 営業・事務・エンジニア |
ミイダスは自分の職歴や業務内容、勤めていた会社の規模などを入力していくことで条件に合う会社と年収を絞ってくれる転職サイトです。
資格はもちろんのこと、専門的な知識やニッチな経験も評価されるため思わぬ求人が見つかる可能性も高いです。
独立する場合は営業力が重要
資格で年収アップ・キャリアアップを目指す以外にも、思い切って独立する働き方もあり、成功すれば大きく稼ぐ事も可能です。
しかし、独立する場合は顧客を見つけたり、適地で業務を営むといった営業力やマーケティング力も必要になってくるため資格取得+αが求められることになります。
まとめ
今回は稼ぐためにおすすめの資格について一通り紹介させていただきました。
資格で人生が変わった!と言う人を今まで大勢見てきましたし、筆者自身もその一人です。
資格取得から取得後まで決して簡単な道のりとは言えませんが、継続して頑張ったことについては必ず結果が付いてくるので、是非役に立つ資格を取得して今後の役に立てていただきたく思います。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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