総務におすすめの資格とは?転職やキャリアアップでおすすめの資格5選

2020年2月4日

総務職への転職だったり、キャリアアップを考えている方の場合、大きな武器として資格を取得してから行動しよう、と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし資格自体の種類は膨大で

ラク
ラク
総務と一口に言っても種類が多すぎてどれが良いのかわからない
カズ
カズ
そもそも資格を取っただけで総務職に就けるの?

と言ったような疑問が多々ある事かなと思います。

ここでは総務事務の経験もある筆者が、そもそも資格が仕事に役に立つのかどうかと言った点や武器になるかと言った点に加え、おすすめの資格もいくつか紹介していこうと思います。

総務職に資格は有利なの?

巷では、「資格をとっても役に立たないよ」「実務経験の方が大事」と言った声も多く、特に未経験から総務職のような事務職に就くことは一般的に難しいといった声も多いです。

はたしてその意見は本当なのかどうか、データを見ながら見ていきましょう。

一般的に有利とされている

まず結論から書いてしまうと、資格取得者は一般的に有利とされています。

以下のグラフはユーキャンが独自に採用担当者にアンケートを取った結果です。

約75%もの採用担当者が資格取得者を重視したことがあると回答しており、内容を見てみても学ぶ姿勢を評価する、だとか、応募者が並んだときは資格保有者を採用するといった意見が多いですね。

資格は評価の上で2~3点しか変わらない、と言った意見もありますが、その2~3点が明暗を分けます。

キュー
キュー
実際大学入試なんかでも0.5点足りずに不合格だったって声も多いし、そう考えると2~3点ってバカでかいな

全ての資格が有利ではない

上記では資格があること自体は有利といった事をグラフをもとに示しました。しかしどんな資格を取得しても有利に働くといった事はありません。

資格自体は国家資格、民間資格、公的資格全て入れると数千とも数万とも存在していると言われています。

その中で資格名を言われて「聞いたことがある」「仕事内容がわかる」と言った資格は非常に限られてきます。

そのため、資格を選ぶ際はどの資格が重要視されているかをしっかりと把握しておく必要があります。

総務の仕事内容は〇〇だから、その〇〇の知識を学べる××と言った資格を取得する。と言ったように、しっかりと段階を踏んで資格を取得するようにしましょう。

具体的な仕事内容と絡めて、以下でどのような資格がおすすめなのか紹介します。

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総務職におすすめの資格5選

それではさっそく、本題の総務職におすすめの資格を見ていきましょう。

あまり多すぎても混乱してしまうので、ここでは完結に5つ、知名度も高く将来絶対に役立つ資格を紹介します。

カズ
カズ
ほとんどが国家資格、それ以外でも有名で需要も高い資格ばっかりだよ!

ファイナンシャルプランニング技能士

業界 金融、保険
職種 営業、コンサルタント
転職 ★★★★☆
独立 ★★★☆☆
難易度(偏差値) 48

ファイナンシャルプランニング技能士は求人数も非常に高く金融系や不動産業界向けとされている資格です。

しかしその中を見てみると個人の保険だったり確定拠出年金だったりとかなり総務寄りの内容も取り扱っていることがわかります。

特に給与計算などを行う際や、社員の方からお金の相談を受けることが多い場合、この資格によって得られる知識が非常に役立つことは間違いありません。

カズ
カズ
難易度もそこまで高そうじゃないし、まさにお手軽って感じだね♪

級としては3~1級まであり、1級になってしまうと難易度が高く求人数も減ってしまう傾向にあります。2級まで取得しておくことが一般的で無難ですね。

ラク
ラク
FPは3級を飛ばして2級は基本的に無理だから、しっかりと計画的に取っていこうぜ!

日商簿記検定

業界 全般
職種 事務
転職 ★★★★☆
独立 ★☆☆☆☆
難易度(偏差値) 54

給与計算の際の処理とも少し関りがありますが、簿記検定も総務の仕事上、非常に有利に生きてくる資格です。

小さい会社の場合は総務と経理を同じ部署で行うため、簿記の内容がそのまま実務に活きてきます。

また、そうでないとしても簿記の知識を持っていることで経理部門とスムーズに費用の話を行うことができ、コミュニケーションも円滑に進みます

総務が採用活動をするとき、会社の整備を行う時、至る所で費用が発生すると思いますが、その費用の計上方法を知っているだけで経理の負担がぐっと減ります。

お金を扱わない会社と言うのはまず存在しません。そんな中でお金の知識、簿記を学べるのは日商簿記になります。

カズ
カズ
簿記はいくつかあるけど、やっぱり日商簿記が知名度が高くておすすめ!
ラク
ラク
これも2級くらいの知識は欲しいな!

社会保険労務士

業界 全般
職種 事務、人事、コンサルタント
転職 ★★★★★
独立 ★★★★★
難易度(偏差値) 67

社会保険労務士では主に労務関係の法律を扱う国家資格です。

可能な仕事内容も非常に範囲が広く、総務の業務内容をほぼ網羅的に学習できることからも企業からの人気も高い資格になっています。

その分合格難易度も高く合格率は毎年10%前後、さらに学習に必要な期間も1年とされていることから、いきなりこの資格を狙いに行くのではなくある程度他の資格で前提知識を得たり、業務をこなしたうえでのステップアップを目指して学習するのがおすすめです。

社労士は独占業務も持っているため、取得できたら自分にしかできない仕事やポジションを築くことも可能になります!

カズ
カズ
難易度は高いけど、その分バックも大きいね!

中小企業診断士

業界 全般
職種 経営、営業、コンサルタント
転職 ★★★★☆
独立 ★★★★★
難易度(偏差値) 67

中小企業診断士も社労士と同様、コンサルタントが可能な資格になります。

会社関連の法律をはじめ、採用するときの戦略や社内のシステム、法整備、経済学から見た観点での考え方等、得られる知識は非常に広く、総務の仕事内容でも生きてくる内容が多いです。

特に経営系の内容を学べることから、将来的にキャリアアップをして部長クラスや役員クラスを目指している方も取っておいて損はない資格ですね。

カズ
カズ
役員の方が総務部に属しているっていう会社は特に、取っておきたい資格だね!

TOEIC

業界 全般
職種 全般
転職 ★★★★★
独立 ★☆☆☆☆
難易度(偏差値) スコアによる

筆者の勤めていた会社もそうでしたが、総務部と人事部を兼ねている会社も非常に多く、総務の方が採用担当を行うことも非常に多くなってきています。

最近では少子高齢化やグローバル化の影響もあり、国内で採用しようとしても良い人が見つからずに海外に戦力を求めるようになった会社も増えてきています。

キュー
キュー
実際筆者の住んでいた工業団地でも外国人労働者は増えてたな

外国人労働者を雇う際、彼らが日本語を話せるのなら問題ないのですが大抵はそうスムーズにはいきません。その際に世界共通語の英語を話せればコミュニケーションも円滑に進み採用活動を行いやすくなることは自明ですね。

英語力を客観的に測れる資格や検定はいくつかありますが、その中でもビジネス向けでおすすめできるのがTOEICになります。

ほぼ毎月実施されているため、定期的に受験して得点を更新していくというのも良い手段ですね。

スムーズに総務職に移るために

上記では総務職におすすめな資格などを紹介してきましたが、実際に資格があればスムーズに転職ができるかと言ったらそうとも限りません。

いくつか気を付けておくべきポイントや、こうすればさらにすんなりと転職ができるといったアドバイスもあるので、あわせてご覧いただければと思います。

まずは社内異動できないか検討する

まず、単に総務職に就きたいといった場合、社外で未経験で転職活動をするより社内の総務部に移動する方がハードルは下がります

社内の場合、普段から自分を見ている上司や部署の方なので自分と言った存在を良く知られており、信頼度も高いです。

また、普段からのコミュニケーションもあるためそれなりに話しやすい環境なのではないかなと思います。

少し上司に掛け合ってみて、「どうしても総務職を体験してみたい」と言った内容を言ってみれば人事部や総務部に直接掛け合って話を聞いてくれる可能性は高くなりますね。

その際、先ほど紹介した資格をアピールすることで「本気なんだな」と説得力を持たせることもできます。

カズ
カズ
下手に転職すると希望の職種に就けても給料が下がったり条件が悪くて後悔するって話もよく聞くし、社内で異動できるならそれが無難だよね!

資格を取る前でもエージェントに登録

何度も掛け合っても異動させてもらえない、そもそも会社がクソブラックでコミュニケーションする余裕もない、と言うほど追い込まれている場合は転職も良い手段だと思います。

ただ気を付けたいのが、転職を思い立った際はたとえ上記の資格を持っていなくても、とりあえずエージェントに先に登録してしまうことがおすすめです。

資格取得はどんなに簡単な物でも2~3ヵ月かかってしまいますし、仕事の関係でなかなか勉強時間が確保できない場合更に年単位で時間がかかってくることも予想できます。

その際資格を取ってから転職しようと悠長に考えているとだんだんと歳をとってしまい、気が付いた時には転職の適齢期を超えてしまっている可能性があります。

企業は未経験の場合ポテンシャルで採用することが多く、資格を持っていることは大きなポテンシャル要因の一つです。しかしもう一つのポテンシャルとしては「若さ」があり、一番若い時期は今です。

ぷりん
ぷりん
今でしょ!

そのため、先にエージェントに登録しておき、転職活動をしながら資格取得を並行することをおすすめします。

カズ
カズ
資格を取得したら後からプロフィール欄に追加もできるし、資格がなくて未経験でも人手不足で運よく入社できたって話もよく聞くよ!

エージェントを利用する際、いくつかおすすめで筆者も利用したことがある場所を紹介しようと思います。

DODA

種類 転職サイト・転職エージェント
案件 公開7万件
利用者層 20~40代
案件傾向 営業・ITエンジニア

Dodaは転職サイトの中でも非常に規模の大きなところで、取り扱っている求人数も業界No.1と言って過言ではありません。

エージェントの方が手厚くサポートをしてくれ、希望職種や条件なども吟味しながら案件を紹介してくれるので非常に安心です。

もちろん利用料は0円で、人によっては非公開案件のオファーもあるので早い段階で登録しておいて間違いないかなと思います。

カズ
カズ
CMや広告でもよく見るところだね!

マイナビジョブ20’s

種類 転職サイト・転職エージェント
案件 1,500件
利用者層 20代
案件傾向 事務・営業

特に未経験、第二新卒で転職したい!と言う方はマイナビジョブ20’sがおすすめです。

こちらは案件数自体は少ないですが、事務系の求人が集中していることからも未経験で総務の仕事がやりたいという方はマッチしているのではないでしょうか。

第二新卒の場合、まだまだチャンスは大きいので、第二新卒をターゲットとした市場に売り込みに行くのがベストです。

ラク
ラク
運営会社がマイナビだから安心感もあるよな!

最終的には、実務実績があることが大前提

いずれにしても資格は転職やキャリアアップにおいて箔をつける存在であることに変わりはありませんが、それは実務経験が伴ってこその武器です。

例えば資格を取ったことを良い事に仕事自体の手を抜いてしまっては昇進昇格は望めませんし、あとからはいった人にも抜かれる可能性は大いにあります。

ただ、同じ条件で応募したり頑張っている場合は「あいつは資格を持ってるから採用しよう」「次の昇格試験を受けてもらおう」と言ったことになりやすいのは確かです。

仕事も頑張りつつ、資格を取得することでより良い結果は生まれやすいので、大変だとは思いますが同時進行で頑張っていきましょう。

まとめ

今回は総務職におけるおすすめの資格を紹介させていただきました。

当サイトでもここで紹介した資格のいくつかは掘り下げて書いており、効率の良い資格の勉強方法だったりおすすめの教材だったりを取り扱っています。

気になる資格があったらそちらも合わせて是非ご覧ください!

カズ
カズ
取り扱っている資格はほとんど筆者も取得済みorある程度時間をかけている資格だから、安心してね!
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