勉強の質の上げ方!マスターすれば短時間で資格合格も夢じゃない!
明確に目標を立てて日々コツコツ勉強しているはずでも
そんな苦い経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
どうしてこんなに勉強しているのに思うように結果が出ないの?自分は頭が良くないの?と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんがそれは違います。
時間をかけても成績が伸びないのは勉強の仕方が分かっておらず、質をあげればおのずとそれに比例して点数も上がってきます。
筆者はいくつもの国家試験を持っていますが、最初のころは簡単なITパスポートの試験でも2~300時間程かかっていました。
しかしそこから勉強方法を身に着け徹底的に実施したところ、はるかに難しいとされる応用情報技術者試験や支援士試験で200時間以内で合格を手にし、直近で受験したFP2級では2~30時間しかかけずに一発合格をはたしています。
この記事ではどうやってこのように学習の質を上げてきたか、そのテクニックを紹介しようと思います。
ダラダラ学習をやめる
まず勉強をしていても成績が上がらない人の特徴として、ダラダラ学習を続けている方が多い点が挙げられます。
例えば1日3時間勉強する!と言ってタイマーをもって机に向かったとしても、机の前でタイマーを回しながらスマホをいじっていても3時間とカウントすることは容易です。
それでは意味がありませんよね?
勉強するにあたっては勉強時間よりも質と量を意識するように気を付けましょう。
学習内容を明確化する
まずは学習内容を明確化することを意識しましょう。最終的に試験に合格することをゴールだとしてもそこまでの筋道がしっかりしていないとそのゴールは実現しません。
例えば簿記の試験を受けるとしたら、今日はこの勘定科目について理解する、今回は小テストで〇点以上取得する、と言ったように毎回毎回小さな目標を立ててそれを達成していくことで最終的に大きな目標が達成できるようになります。
また、ここで立てる目標はちょっと頑張れば実現可能な物にしておきましょう。
しょっぱなから模試で100点を取る、今日1日でテキストを全部読むみたいな無謀なスケジューリングは挫折を招くだけです。
その日の勉強が終わった際に学習内容を振り返って量としてどれくらい進んだかが分かれば自信にもつながってきますね。
1回の学習時間を長くしすぎない
人の集中力は大体45分~1時間が限界とされており、それ以上継続すると意識が他に移りがちです。
その為長期的にぶっ通して勉強するのは非効率であり、3時間勉強するとして3時間を1回よりは45分を4回繰り返した方が集中力が続き記憶の定着にも良いです。
1回の勉強を45分としておくとベストな状態で学習ができるのでまずはこの時間配分を基本とし、可能であれば45分の中でさらにインプットの時間、アウトプットの時間、確認の時間の様に区切ってスケジューリングをすると良いでしょう。
資格のスクールなどでは1コマ90分といったような講義もありますが、可能ならばそういったものは避けるか通信講座を利用し、1回の講義をキリの良いところで切るようにして利用するのも良いですね!
適度な休憩を挟みけじめをつける
どんなに長くても60分勉強したら5~15分は休憩を取るようにしましょう。いったん集中してしまうとなかなかやめられないと言う方もいらっしゃいますが、本人が気づいてなくても脳は疲れている、という状況は結構あります。
集中してたはずなのにあまり記憶に残っていない、同じ問題を解いた気がするけど思い出せない、と言った経験をされた方もいらっしゃるかと思いますが、こういった状況に陥っており脳が情報を受け付けていない可能性が高いです。
いったん甘いものを食べて糖分を取ったり、漫画やゲームで学習とは別の部分の脳を使うなどして適度にリフレッシュしましょう。
自分が1日に確保できる勉強時間を把握しておく
1日は24時間と決まっており、さらに仕事や学校、子育てなどを考慮すると1日のうちで学習に充てられる時間は限られてくるかなと思います。
限られているからこそ質を向上させるのは必要なことですが、あらかじめどれくらい確保できるかを知っておくことも非常に大切なプロセスです。
以下の記事でも書いていますが、通常のサラリーマンの場合2時間くらいしか確保できないこともザラなので、そこから逆算して目標までのペース配分を決めましょう。
ラーニングピラミッドを意識する
突然ですが、ラーニングピラミッドと言う単語を聞いたことがあるでしょうか。
出典:https://fumakilla.jp/foryourlife/140/
これはアメリカ国立訓練研究所という機関が発表した研究結果に基づいたものですが、学習の中でもプロセス毎に定着率が異なってくると言ったものになります。
具体的には上図の様に、講義→読書→視聴覚→デモンストレーション→グループ討論→自らの体験→他の人に教えると言った順に定着率が高いとされています。
インプットよりアウトプット
勉強が苦手な方の特徴を見ていると、例えばテキストを網羅的に読み込む、講義をひたすらに受け続けると言ったものがあります。
しかしこれをラーニングピラミッドの観点から見ると、それぞれ5%と10%のところに留まっていることが分かりますね。
それよりも直ぐに結果に出る人の特徴としては、インプットはそこそこに問題を解き始める傾向にあります。これをピラミッドに置き換えるとデモンストレーションの30%に該当します。
要するに直ぐにアウトプットに専念できる人はテキストや講義だけの人よりも3倍以上学習効率が良いことが分かります。
このことからも、知識が曖昧でもまずはアウトプットに専念し、分からないところがあればその時にテキストや講義に立ち返って苦手なポイントを押さえると言った流れがおすすめです。
現に筆者の場合、応用情報や支援士の勉強ではテキストを開く前にいきなり問題から解き始め、分からないところをテキストでインプットすると言った学習方法を取っていました。
「人に教える」のが最も定着する
問題を解くと言ったデモンストレーションでも定着率は30%にとどまっており、最も定着するプロセスは何かと言うと「他の人に教える」になります。
人に教える際は分かりやすく簡潔に説明することが求められるため要約すると言うプロセスを踏むことになります。
この要約と言う過程で必要な情報、不要な情報の取捨選択をするので、いったん自分の中で最もスマートな解に落とし込むことになり、それが記憶として残るので定着率が高くなるのも当然ですね。
なので、例えばスクールに通っていて同期の方から質問を受けた場合は面倒と思わず、積極的に教えて行った方が自分の為にもなります。
また、スクールに通っておらず、なかなか人に教える機会を作るのが難しいと感じるかもしれませんがSNSやCMSが発展した現代においてはいくらでもチャンスはあります。
例えばTwitterで毎日学習した内容をコンパクトにまとめつぶやいても良いですし、ブログで学習メモの様にまとめてアウトプットするのも十分にありです。
その際は同じ資格を勉強する人とつながっておいて相互的に情報のやり取りをできるような環境にしておくことが望ましいですね!
学習の質の上げ方まとめ
今回は学習の質の上げ方に着眼点を当てて紹介させていただきました。
今まで時間をかけて学習をしてきたはずなのになかなか成果につながらなかった・・・と言う方は是非、今回紹介した中でもラーニングピラミッドに注目して学習方法を見直してみてください。
一度質の良い学習方法が定着すれば資格取得から受験、さらには仕事にも活かせてくるのでできるだけ早い段階でマスターしておくことが望ましいですね!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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