資格を取ると貧乏になる!?資格貧乏を避ける方法を解説!
資格取得は転職だったり昇級だったりを目的に行われる一種の投資です。
しかし、長時間の勉強や多大な費用を投資をしたにもかかわらず、貧乏になってしまったりキャリアが失敗してしまったりするケースも少なくありません。
この記事では資格貧乏に陥ってしまう理由と、資格貧乏からの脱却方法を解説します。
資格を取っても貧しくなる理由
まず、資格を取ったにもかかわらず、貧しくなってしまう理由を確認しましょう。
あまり役に立たない資格を取っている
資格には数えきれない程の種類が存在しており、中には名前すら聞いたことのないような資格や、講義を受けるだけでもらえるような資格もあります。
その資格が仕事に繋がるなら良いですが、ただ数を増やす目的で取得すると役に立ちません。
まずは現状の業務に役に立つ資格や、市場価値がある資格を選ぶことが重要です。
営業力が欠如している
資格を取って登録すれば大きな仕事が舞い降りてくると勘違いされがちですが、そうではありません。
資格の専門性に加え困っているお客さんに提案する「提案力」「営業力」がなければ仕事の獲得は難しいです。
資格の専門性を活かし、需要があるところに適切なものやサービスを提供することが成功のコツです。
資格保有者が供給過多になっている
最近では税理士や会計士など、最難関とよばれる資格保有者でも廃業するケースが少なくありません。理由として、需要よりも供給が多いことがあげられます。
今後は専門性の高い資格保有者でもAIによって仕事を取られてしまったり、少子高齢化で仕事そのものが減ってしまったりが懸念されます。
士業だからと言って今後も仕事があるとは限りません。
撤退障壁が高い
難関資格を取得するためには数万円~数十万円の費用と、数年単位の時間をかけているケースが多いです。
多大な投資をしたにもかかわらず稼げないとなると、今までの努力が水の泡になってしまいます。
「投資した分何としても回収したい」といった心理が働き、稼げないのに続けてしまう負のループを引き起こします。
資格貧乏から脱出するための打開策
資格貧乏に陥っている場合、早急な脱出が必要です。貧困な時間を重ねれば重ねるほど歳も取り、再起が難しくなります。
まずは就職を最優先
もし資格取得後に独立して軌道に乗っていないのであれば、すぐにでも再就職をおすすめします。
安定した経済の基盤がなければ生活すらままなりません。いきなり正社員への就職が難しいなら派遣からでもおすすめです。
生活基盤が安定したら副業を始めてみる
生活の基盤が安定し、余裕が出てきたらまずは副業として資格を活用したビジネスを始めてみましょう。
具体的には以下のような仕事が考えられます。
- ライティング
- コンサルティング
- 講師
これらの仕事はスキマ時間でもできて需要が高いためおすすめです。
軌道に乗ってきたら独立もあり
最初は資格を活かしたビジネスを副業としてはじめ、ある程度軌道に乗ってきたら独立しましょう。
逆に言えば軌道に乗らなければ無理に独立する必要はなく、副業を続けたり本業一本化で十分です。
資格貧乏に関するよくある質問
- 資格貧乏とはどういう意味ですか?
- 資格を取得しても高収入の仕事に就けないだけでなく、資格取得の勉強および更新のための講習などで出費が多く貧困な状態です。
- 資格は何のためにあるのですか?
- 進学・就職・転職で有利になるためです。
資格貧乏まとめ
生活を豊かにしたり夢を実現したりする目的をもって取ったはずの資格が原因で貧乏になってしまったら本末転倒です。
資格を取ったからと言って慢心したり、資格マニアになってしまったりするとすぐに資格貧乏になってしまいます。
まずは生活の基盤を築いたうえで高望みせず、足場を固めながら副収入を得る形で自分の事業を発展させていくことで、資格貧乏を避けつつ資格を活かし自己実現が可能となります。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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