日商簿記を取ると年収や給料は変わる?1級だと1,000万円!?2級や3級だといくら?
日商簿記は国家資格ではないものの、日本で存在している資格のなかでもトップクラスで人気のある資格です。
人気がある理由としては就職に有利、要するに年収にも直結すると考える方が多いのではないでしょうか。
今回は簿記と年収の相関について解説していきます。
本記事のまとめ!
- 簿記は就職に強く、年収にも関係する
- 職場によっては評価されないこともあり、結局のところ仕事選びが大事
- 通信講座を活用して簿記を取って、エージェントを活用して良い職場を見つけよう!
簿記と年収の関係について
まずは簿記と年収の関係について確認していきましょう。
簿記と一口に言っても、初級~1級まで4段階存在しています。
初級が求人の条件として求められることはあまりないので、3級から見ていきましょう。
3級の年収は200万円~300万円
簿記3級の場合、年収は200万円~300万円となります。
実務経験の有無や年齢によっても変わりますが、決して高い数値とは言えません。
実際問題、簿記3級だと専門的とはあまり言えず、保有者も多いため希少性も低いと言えます。
一方で、簿記3級は会社の会計に関する幅広い知識を得られます。
専門職に限らず管理職の方で、まったく会計畑とは関係ない方でも取得して仕事に役立てる方は多いので、専門職を目指さなくても持っておいてよい資格です。
2級の年収は300万円~500万円!
簿記2級になると難易度が一気に跳ね上がる分、収入アップも期待できます。
具体的な額として、未経験でも300万円、経験がある場合500万円弱まで目指せるでしょう。
学習内容として、3級の商業簿記に加え工業簿記も加わります。
工業簿記では製造業会計を学べるため、工場をはじめ就職の選択肢が一気に広がります。
製造業だけでも国内に20万者ほどあるため、これらの職場が選択肢になると思うだけで希望が湧いてきますね。
1級の年収は1,000万円超え!?
簿記のなかでも最高ランクの1級を取得できれば、大企業や上場企業の経理部長をはじめ、より高収入なポストを狙うことができるでしょう。
上場企業の部長ともなれば1,000万円も夢ではありません。
また、簿記1級を取得した方は次のステップとして税理士や会計士など、士業と呼ばれる会計のプロを目指す傾向も強いです。
士業の世界では会計の知識だけでなく、コンサルティングやマーケティングなどの営業力も必要ですが、顧客次第では青天井と言えるので、さらなる収入アップも目指せます。
今後税理士・会計士などを目指す場合、簿記1級まで狙って勉強してもよいでしょう。
簿記が生きる職業
簿記を取ったところで、どのような仕事に就けるのか気になる方も多いことでしょう。
級ごとに就ける仕事の種類も変わってくるため、具体的な仕事をピックアップしてみようと思います。
3級を活かせる職業
簿記3級を取得することで、会計に関する基礎的なレベルがある証明になります。
就職や転職の選択肢としてはそこまで広くありませんが、具体的に以下のような職種が選択肢として上がります。
- 中小企業の経理補助
- 経理の派遣社員
会社の規模としては中小企業であり、経理職としてよりは、経理補助や派遣としての選択肢が多くなります。
もちろん、事務所や職場によっては簿記3級からでも経理職として採用してくれる職場はあります。
しかしその場合、新卒であったり若かったりと、別の条件が必要なケースも多いので注意しましょう。
2級を活かせる職業
簿記2級を取得できると選択肢は一気に増えます。
具体的には
- 中小企業や製造業の経理職
- 会計事務所
- 銀行
- 証券会社
等が挙げられます。
簿記3級と比べても、一気に選択肢が広がったことがお分かりいただけるのではないでしょうか。
特に工業簿記を取得することで製造業が選択肢に入ることが多く、ファイナンスの専門家として証券会社や銀行に就職する方も見られます。
1級を活かせる職業
簿記1級まで取得できれば、転職市場でもかなりの価値を発揮します。
具体的な選択肢として
- 大企業の経理職(幹部候補)
- 税理士・会計士法人
- コンサルティング
等が挙げられます。
いずれの仕事も高収入な雰囲気が漂いますよね。
先述の通り、1,000万円を超える方も多いので、高給取りを狙うなら簿記1級まで挑戦しましょう。
簿記を取って年収を上げるために
上記では簿記の級と、それに対応する年収や仕事について解説しました。
しかし極端な話、どんなにレベルの高い級を持っていても中小企業で働いていては大幅な年収アップは期待できません。
逆に、資格がなくても大手企業で働いていれば高給取りになれます。
そのため、効率よく資格を取って年収を上げる方法を紹介します。
転職エージェントに登録しておこう
まず、年収を上げるには資格を取るだけでなくよい職場に就く必要があります。
良い職場を見つける手っ取り早い方法として、転職エージェントを活用することがおすすめです。
以下の転職エージェントは給料の高い案件も多く扱っているので、一度目を通してみてください。
Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
ネオキャリア
種類 | 転職エージェント |
案件 | 5,000件 |
利用者層 | 20代 |
案件傾向 | 事務・営業 |
一人当たりのサポート時間が10時間越えと手厚く、ブラック企業を徹底排除の優良案件に絞った案件ばかりで安心できるのはこのネオキャリアになります。
万が一不採用だった場合はその原因もしっかり教えてもらえるのですぐに改善することが可能でさらに対象者としては大卒だけでなく大学中退や高卒、中卒の方にもポイントを当てているので学歴で今まではじかれてしまった経験があっても安心です。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
働きながらでも通信講座を活用してより上の級を選ぼう
転職する際資格は大きな武器になりますが、すでに仕事をしている以上、勉強時間を確保できない方も多いのではないでしょうか。
1日のうち8時間以上職場に拘束され、帰ってからは家事や育児もあり、さらには疲れているから休みたい・・・そう思うのはもっともです。
したがって、多くの方はなかなかモチベーションを保てず、時間も足りずあきらめてしまうのです。
しかし通信講座を活用すればそのような悩みも解決できます。
通信講座ではできるだけ短い時間で効率よく学べる仕組みを多く搭載しています。
また、モチベーションを維持できるよう、進捗管理や質問対応など手厚いサポートも用意されています。
簿記対策講座のなかでもフォーサイトは特に低価格でクオリティが高いので、ぜひ一度試してみていただきたく思います。
フォーサイトは3級・2級を未経験から取得する方におすすめです。
一方で1級まで目指す方はクレアールなど、別の講座を選択肢に入れる必要があるので、以下の記事もあわせてご覧ください。
簿記の年収まとめ
本記事のまとめ!
- 簿記は就職に強く、年収にも関係する
- 職場によっては評価されないこともあり、結局のところ仕事選びが大事
- 通信講座を活用して簿記を取って、エージェントを活用して良い職場を見つけよう!
今回は日商簿記が年収にどれくらい影響するのかについて解説しました。
簿記は人気資格なだけあり、就職につながれば大きく年収を上げることも可能です。
一方で、どんなに難しい級を取得できても就職しなければあまり年収は変わりません。
限られた時間の中で効率よく簿記を取得し、転職エージェントを使って転職やキャリアアップを成功させましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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