[日商簿記2級(商業簿記)]リース取引[無料講座]
今回は日商簿記2級におけるリース取引について学習します。
リース取引
車やPC、時には大規模な製造機を自前で用意する余力がない時、他社から借りる契約を結び毎年決められた利用料を支払う取引をリース取引と呼びます。
特に技術革新の著しい昨今では、固定資産を導入しても耐用年数通り使い切るとは限りません。
こういった場合でも、リース取引であれば耐用年数分使わずに数年使って返却してまた新しいのを借りる・・・といった運用ができるわけです。
リース取引にはさらにファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引に分かれます。
それぞれの違いも確認しておきましょう。
ファイナンスリース取引
ファイナンスリース取引はリース取引の中でも
- 解約不能・・・解約することができないリース。解約が可能だとしても多額の違約金を払わなければいけない
- フルペイアウト・・・借手が、リース物件から生じる経済的利益のほとんどを受け取ることができるが、費用も負担する
の2つを満たすことになります。
なお、ファイナンスリース取引は原則、所有権が移転するため利息法を用いた処理をします。
しかしこれは複雑な取引で簿記1級で学習するため飛ばしてしまって構いません。
2級では所有権移転外ファイナンスリース取引と呼ばれる例外処理をメインに学習します。
ファイナンスリース取引に関しては以下の記事をご覧ください。
オペレーティングリース取引
オペレーティングリース取引はファイナンスリース取引以外のリース取引です。
それだけではざっくりしすぎているので、以下の記事を参考にしてください。
リース取引・まとめ
今回はリース取引の概要だけ触れました。次回からはファイナンスリース取引について解説します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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