[日商簿記2級(商業簿記)]原価差異の会計年度末の処理[無料講座・例題付き!]
今回は日商簿記2級における、原価差異の会計年度末の処理について学習します。
原価差異の会計年度末の処理
月末ごとに計上した製造間接費配賦差異は、会計年度末にまとめて処理をします。
差異は売上原価勘定に振り替えるのですが、問題を通して流れを確認しておきましょう。
原価差異について
今回のケースでは、製造間接費配賦差異は借方に計上されています。したがって、製造間接費配賦差異勘定の貸方から、売上原価勘定の借方へ振り替えます。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
売上原価 | 3,000 | 製造間接費配賦差異 | 3,000 |
原価差異の会計年度末の処理・例題
例題を解いて慣れていきましょう。
問題
金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること(iOSの一部の環境以外は自動入力されます)。
(例:現金 500、商品 1,000,000)
また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。
使える勘定科目は以下のものとする。
勘定科目:[売上原価][製造間接費配賦差異]
問1
製造間接費配賦差異800円(貸方に計上)を売上原価勘定に振り替える
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
解答(クリックで展開)
原価差異の会計年度末の処理・まとめ
今回は原価差異の会計年度末の処理について学習しました。借方差異か貸方差異かによって処理は変わるので、違いを押さえておきましょう。
次回は製品が完成したときおよび、製品を販売した時の処理について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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