[日商簿記1級]独学にもおすすめテキスト(参考書・問題集)をランキングで比較![2024年対応]

2018年9月19日

日商簿記1級は周知のとおり、かなりの難易度を誇り範囲も広く、どの出版社から出ているテキストも分厚かったり複数冊あったりで学習が大変です。

読み通すだけでも下手すると軽く100時間は越えてしまうほどで、説明が難解なものを選んでしまうと読み切る前に躓いてしまう・・・なんてこともあります。

筆者も複数冊読んで勉強しましたか、方や文章ばかりで理解しづらいものがあると感じた一方、他のテキストは挿絵や図が丁寧で読んでいてわかりやすく、なおかつ面白くてスラスラ読み進められたものもあります。

今回は筆者の独断ではありますが、おすすめできる参考書や問題集を筆頭に、それぞれどの点が良かったか、どの点が悪かったかを書いていこうと思います。

カズ
カズ
簿記1級は冊数も多いからね!合わないの買うとそこでお金が無駄になっちゃうから注意!

※2024年度に向けて、2024/5/13にリンクを最新のものにしました。

日商簿記1級の参考書比較ランキング

ではまず参考書から、と言いたいのですが、実は参考書は他の資格と異なり、そこまで多く扱っている出版社がありません。

したがって紹介する種類は少なくて申し訳ないのですが、参考にしていただければ幸いです。

順位 1位 2位 3位
テキスト
スッキリわかる 日商簿記1級

簿記の教科書 日商1級

合格テキスト 日商簿記1級
出版社 TAC TAC TAC
著者 滝澤ななみ 滝澤ななみ TAC簿記検定講座
価格(税込) 各1,800円 各1,620円 各2,000円
おすすめ度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆
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ただしどのシリーズも全範囲となると数冊に及びます。

シリーズでそろえる場合はセットで購入しましょう。

1位:スッキリわかる 日商簿記1級

出版社 TAC
著者 滝澤ななみ
価格(税抜) 各1,800円
おすすめ度 ★★★★★

スッキリわかる 日商簿記1級の概要

毎度お馴染みのスッキリわかるシリーズです。

挿絵が多く、状況を事細かに説明しているため、非常にわかりやすく特に覚えなければいけない点に関してはこのシリーズがあれば十分ともいえます。

概要の続きを見る

しかし日商簿記1級では暗記だけでなく、計算過程や考え方が問われることもあり、その点も含めてカバーするにはこのシリーズだけでは心許ない点もあります。

以下の番外編で紹介する参考書や問題集も組み合わせて使用することでその穴を埋められます!

口コミ
高評価

もともと、工学部出身ですのでこの手の内容はさっぱりわかりませんでしたが、
3級といい、2級といいこのスッキリシリーズには随分助けられました。
今回もかなり助けられたと思います。
もう少し、会計学とか会社法とかに触れているとよいのでしょうが、
そこはこの本の限界と理解しています。

なので、その辺のことは他の本で勉強します。

門外漢の人間が簿記を勉強するには持っていこいのテキストになっています。

解答用紙ダウンロードサービスが旧版のため公開されていなかったが、
TACに問い合わせたところ当日中に対応してもらえ、
過去データが残っていたとのことでメールにて送付してもらえた!
以前下級で無料公開模試を利用した時も、その後DMを送られてくることもなく感じが良い!
内容は難しいですがこれから勉強します。

独学で日商簿記を勉強しているものですが、3級、2級とこのシリーズを使用し勉強してきました。
なので、1級も本シリーズを使用しています。

1級ともなると会計学、会社法等の入門程度は知っておかないといけないので
他の本もちゃんと読まないといけないのですが、簿記1級の内容をとりあえず知っておきたい人には
非常におすすめの内容になっています。

個人的には、他の合格テキストも併用していますし、
問題集もそれなりにこなしていかないといけないかな〜とは思っていますが
いきなり、まとまったテキストを読んでもよくわからないので、
イメージを掴むため、基本を知るために本書を利用しています。

低評価

初学者向けということで理屈の説明が省かれ、ある状況とその際に用いる処理の紹介がメインになっているシリーズです。
しかし簿記1級クラスになると、暗記ではなく理解していないと点数を取れないのだということを、このテキストで学習してから過去問に挑戦して痛感しました。
もう1シリーズ別の簿記1級のテキストを購入しようか悩んでいるぐらいです。
初めからある程度難しいところまで説明してくれるテキストを探す方が、このテキストで初学+ネットで不足を埋めていくよりも早いし確実だと思います。

この「すっきりわかるゴエモンシリーズ」は非常にわかりやすく簿記3級、2級の勉強に重宝してきました。
1級の商業簿記も同じ作者なので、(難易度は飛躍的にあがりますが)まあ、なんとか我慢できました。
ところが、1級工業簿記だけ、著者が違うせいか非常にわかりずらいです。
なんといってもところどころ用語説明が不十分。(例えば全部実際純粋総合原価計算とか単純総合原価計算とか言いながらそれが何かを説明しない)
一部解法で説明していない条件を持ち出して解いている部分もあったりしてがっかりでした。

他の巻は2版、3版と重ねているので、こうゆう凡ミスを修正していたのかな。。。とちょっとうがった見方をしてしまいます。
また工業簿記・原価計算で5冊というのも不親切。もうちょっとまとめられたのでは??と思う点もちらほら。

サンプル
商業簿記・解説

商業簿記・問題

工業簿記・解説

工業簿記・問題

スッキリわかる 日商簿記1級のポイント

POINT
  • 1シリーズで参考書と問題集両方が揃う!
  • 具体例が多くイメージで覚えられる
  • TAC史上シリーズ売上No.1!

スッキリわかる 日商簿記1級の購入はこちら!

冊数は商業・工業それぞれ4冊ずつ、計8冊あります。

商業
工業簿記

工業簿記はあまり改訂されていないため発刊日が古いですが、出題内容も変わっていないのでご安心ください。

2位:簿記の教科書 日商1級

出版社 TAC
著者 滝澤ななみ
価格(税抜) 各1,620円
おすすめ度 ★★★★☆

簿記の教科書 日商1級の概要

簿記の教科書は、豊富な図解と丁寧な解説により簿記の難しい専門用語も徹底的に解説していて、モヤモヤした曖昧な箇所を理解できるような作です。

各章末などに基本問題もしっかり載っており、理解度を試せるのも嬉しいところでさらにはスマホ対応で通学や通勤時にもDLして学習できるので便利です!

概要の続きを見る

下記のページでも少し触れていますが、1級の通信講座の中でおすすめの独学道場と呼ばれるコースがあり、そちらのコースに対応している教科書もこちらになります。

そしてあらかじめ参考書を購入してしまっていた場合、独学道場では参考書なしで割引でコースを受けられます。

最初にテキストだけで勉強してみて無理そうだったらコースを申し込むと言った学習もできるので試してみても良いです。

口コミ
高評価

1級の商・会に引き続き、簿記の教科書を購入しました。
特に、図解は1つ1つがよく整理されていて、見やすくわかりやすいので、テンポよく学習できています。

ひとつひとつの論点が大きい工業簿記と原価計算ですが、それを感じさせない1冊だと思いました。

公認会計士試験受験経験者です。

公認会計士や税理士を志された方は、予備校のテキストをよりわかりやすくした印象を持たれると思います。

解法なども、省略せず掘り下げて解説してくれているのがわかりやすくて良いと思います。

しかし、2級合格者の方が始めて独学で1級を学ぶにはやや難解な印象です。
聞きなれない用語に戸惑うと思います。

漢字検定を例にすると、2級までは少しずつ難易度が上がっていく感じですが、準1級からは普段目にすることない難しい漢字がゴロゴロ出てきてケタ違いの難度になります。
簿記の2級→1級はそれ以上にケタ違いの難易度です。

テキストは深く理解できなくてもいいのでまず2周→過去問や問題集を解く→わからない問題はテキストに戻るという勉強法をおススメします。

最初、問題集の問題は解けないと思いますが、理解しようとテキストに戻ります。
何度か繰り返すと、なぜだかスッと頭の中に入ってきます。
理解は後からついてくるので、苦しいですが過去問や問題集をやるのが合格への近道です。
テキストを全部理解してからやるのは非常に効率が悪いです。

簿記2級合格者の方ならわかると思いますが、過去問や問題集を解かずして合格はないのは1級も同じです。

早めに問題集や過去問に取り掛かりましょう。

試験に何度かチャレンジしていたけど、合格できなくて、今まで難しいところは処理を丸暗記していたが、もっと内容を理解していないと覚えられないと思い購入しました。内容が分かりやすく、基礎の部分から再確認もできて暗記に頼る部分がかなり減らせました。もう少し時間があれば問題集も購入してみたいです。

低評価

商業簿記も含めてこちらの簿記の教科書日商1級シリーズにおいて、実際に学習した印象は、当シリーズは過去に別の書籍で日商簿記一級をすでに学習した人をターゲットにしていると思われます。ある程度原理や理論が理解できているのに問題がイマイチ解けない。。。という人が読むと、ナルホドーという部分が多いでしょうが、1級初学習者が読んでも説明が足りな過ぎて、理解できない部分が多いと思います。実際私は、他の書籍やインターネット記事と併用してやっと理解できた部分が多かったです。

民間企業で経理に所属しています。経理は10年くらいやってます。
とてもわかりやすいです。
ただ、やはりある程度の基礎が十分に理解できていないと大変厳しいと思います。また、テキストだけやってもあまり意味ないので本気で勉強する方は合わせて問題集をご購入されると、良いです。

サンプル
商業

工業

簿記の教科書 日商1級のポイント

POINT
  • 各章ごとに確認問題があって都度アウトプットができる!
  • シリーズの問題集とセットで使う事でより理解が定着!

簿記の教科書 日商1級の購入はこちら

商業
工業

3位:合格テキスト 日商簿記1級

出版社 TAC
著者 TAC簿記検定講座
価格(税抜) 各2,000円
おすすめ度 ★★★☆☆

合格テキスト 日商簿記1級の概要

合格テキストは出題範囲を徹底的に網羅しているだけあり、この1シリーズあれば他に参考書を買い足す必要はありません。

しかし、内容表現がやや難解で、会計学を習っていたり経理の実務経験があったりする場合を除いてはおすすめできません。

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逆に言えば、ある程度土台ができている方があらためて簿記1級を狙う場合はおすすめです。

本格的にキャリアアップを目指して税理士・会計士まで見通している方はこちらを選びましょう。

口コミ
高評価

本書では総論、費目別計算、部門別計算、個別原価計算を扱っています。

全体としては、原価計算基準に準拠してテキストが構成されている印象です。
例えば、総論の原価計算の目的を説明している箇所では参考として引用した文章(一部)が掲載されています。
日商1級では以前から理論の穴埋め問題が出題されているため、その対策として有用です。

本文はスッキリわかるシリーズのような読みやすさ重視ではなく、「だ・である調」で統一された堅い文章です。
ただ、その内容や言い回しは岡本清先生の『原価計算』などの著書を参考にしたものであり、理論的な背景や考え方をきちんと学びたいという方には向いているかと思います。

本文とは別に、適宜設例が掲載されており学習した内容を具体的な計算例で確認できますが、
答案用紙がなく解きづらいため、アウトプットの学習は同社のトレーニングでやるのが無難です。

イラストはありませんが、必要に応じて勘定連絡図、シュラッター図などはもちろん掲載されています。

優れた受験用指南書であるに留まらず、実務に通じるアップデイトで正確かつ詳細な情報(知識事項)を網羅した当該分野の決定版である。また、「網羅的に情報を満載した書籍」の場合、とかくあれもこれもとだらしなく、ただ下手な鉄砲を数撃つがごとくに項目を羅列する類が横行する中で、本書はそれらと一線を画し、深い理解と配慮に基づいて精選された内容に絞られているので無駄がなく、コスパ―の点からも申し分ないものになっている。

色々な処理の裏にある考え方の説明があり、基本を確認するために有益な教科書だと思います。

低評価

もともと内部教材として使用していることもあって、講義前提のテキストの作りになっています。
1級の内容をひと通り習ったことがある人や、スッキリ・サクッとなどの書籍で勉強している方が分からないことがあったときに調べるために購入する分にはいいかと思われますが、2級に受かったばかりの人が独学で勉強する本にはあまり向いていないといえます。

教科書シリーズと比べて難しい気がする…
商業簿記は教科書シリーズで勉強しているのですが、工業簿記の合格テキストと比べると、教科書シリーズの方がわかりやすくて、挫折しないと思う。

サンプル
商業簿記・解説

商業簿記・問題

工業簿記・解説

工業簿記・問題

合格テキスト 日商簿記1級のポイント

POINT
  • 網羅的で範囲が広いので深い理解が可能
  • 税理士や会計士といった上位資格を目指す方向け!
  • TACの標準講座のテキスト

合格テキスト 日商簿記1級の購入はこちら

商業簿記・工業簿記それぞれ3冊ずつ、計6冊あります。

商業
工業

4位:日商簿記1級に合格するための学校[テキスト](とおる簿記シリーズ)

出版社 ネットスクール株式会社
著者 ネットスクール株式会社
価格(税抜) 各2,000円
おすすめ度 ★★★☆☆

日商簿記1級に合格するための学校[テキスト](とおる簿記シリーズ)の概要

効率よく独学で勉強する場合、おすすめがとおる簿記シリーズです。

他の参考書との大きな違いとして、論点が分野別に並んでいるのではなく、難易度別に並んでおり、高難易度の論点に関しては冒頭で簡単な復習ができるため最もインプットに適していると言った点です。

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その分目次から探してピンポイントで学習するのには向かないので初学者向けと言えます。

ただ、このテキストは基礎編1、基礎編2・・・のように分かれているのですが、本ごとの著者が異なるらしく部分部分理解しづらいのが玉に瑕です。

口コミ
高評価

独学するなら市販されているものでは最良の書だと思われます。現在の多くの参考書では、「~だったら~処理する」ということがセクション別に羅列されているイメージです。そうすることで簡潔にまとめ、本自体の分量を減らしているのでしょうが、なぜそのような処理をするのかということがあまり分からないまま進むことになります。まぁ、それでも問題は解けてしまうんでしょうが、自分の場合はそのような覚え方は大変なストレスでした。一方で、本シリーズは分厚く、デカい変わりに「なぜこのような処理をするのか?」というところに多くの分量が割かれており、大変分かりやすい。誰も教えてくれるような環境がない場合は、本書がかなり役立つことと思う。

文字は他社と比べて、やや大きめで見やすいと思います。
青色で書かれた部分などなく、全て黒色です。

解説が分離できる問題集って
簿記1級ではあまりなく、
この本は使いやすく設計されているのでおすすめです。

20年近くのブランクから再挑戦しようと、テキストとセットで購入。
問題数にボリュームがあり過ぎる訳ではないので、取っ掛かりやすいです。
心が折れずに何とか頑張れそうです。

低評価

基礎編Ⅰは独学者でも理解しやすい内容だったのに、この基礎編Ⅱになってからいきなり、説明不足なところが目立つようになった
数人で分担してこのテキストを作製しているようなので、基礎編Ⅱの前半は少なくとも著者が違うのだろう

このテキストだけでは理解できない部分が多いので、他のテキストで学んだほうがよいチャプターがいくつかある

とおる簿記シリーズ新版ときいて、購入したが、無駄な余白が多くて、しかも目をチカチカさせる水色に近い青文字。むだにある段組。
読みつづけるのも、苦痛になり途中でやめました。
最近ネットスクールは何か違う方向に走っているように感じます。
とても残念に感じました。

サンプル
商業簿記

工業簿記


日商簿記1級に合格するための学校[テキスト](とおる簿記シリーズ)のポイント

POINT
  • 大きいテキストでイラストも多いから見やすい!
  • 処理の詳細を解説しているから理解しやすい!

日商簿記1級に合格するための学校[テキスト](とおる簿記シリーズ)の購入はこちら

冊数は商業・工業それぞれ3冊ずつ、計6冊あります。

商業
工業

番外編1:日商簿記1級・全経簿記上級 理論問題集

出版社 大原
著者 資格の大原 簿記講座
価格(税抜) 1,200円
おすすめ度 ★★★★☆

理論問題集は会計学の理論問題に特化した問題集です。

簿記1級は会計学や原価計算の仕組みを理解していないと、そもそも問題集や参考書を解いただけでは対応できないこともあります。

会計学を習ってこなかった方は持っておいて損はありません。

赤シートが同封されており、持ち運びも便利なので使い勝手が非常によく、スキマ時間でも利用できるのでおすすめです。

ラク
ラク
理論問題も毎回5~10点くらいあるから手堅く取りたいよな!

番外編2:図解&設例 原価計算の本質と実務がわかる本

出版社 中央経済社
著者 関浩一郎、菅野貴弘
価格(税抜) 2,700円
おすすめ度 ★★★★☆

原価計算は2級でも少し触れますが、あくまで問題を解くためだけの知識だと1級には到底太刀打ちできません。

こちらの書籍は実務でも使える内容で描かれており、現場で原価管理をする方を対象としているので、本質的に学ぶには欠かせない一冊です。

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日商簿記1級の問題集比較ランキング

次に簿記1級の問題集をご紹介します。

順位 1位 2位 3位
テキスト
合格するための過去問題集

簿記の問題集 日商1級

合格トレーニング 日商簿記1級
出版社 TAC TAC TAC
著者 TAC簿記検定講座 滝澤ななみ TAC簿記検定講座
価格(税込) 2,400円 1,300円 各1,800円
おすすめ度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

問題数を多く解けば解くほど合格に近づけるので、量を第一に、そして解説もしっかり掲載されていないと理解できないので質にも重点を置き、バランスが取れたものから紹介していきます。

1位:合格するための過去問題集

出版社 TAC
著者 TAC簿記検定講座
価格(税抜) 2,400円
おすすめ度 ★★★★★

合格するための過去問題集の概要

試験を受けるにあたってまず過去問を解かないことはありえません

その中でもTACの合格するための過去問題集は収録回数が16回と非常に多く解説も丁寧でおすすめです。

概要の続きを見る

最低でも掲載されている問題は一周解き、過去問において苦手な範囲を見つけたら先ほど紹介した合格トレーニングで弱点を潰すと言った使い方をするようにしましょう。

口コミ
高評価

各社が出している簿記一級関連の書籍は、どれだけ薄くても2000円は下らない中、この厚さでこの値段は非常にコスパが良いと思います。ただし、厚みが凄い分、問題を解くときに少し不便です。
解答・解説は分かりやすくて、問題に対しての総括・感想なんかも参考になりました。

ネットスクールから出ていた昔の過去問題集を持っていますが、最近の問題が収録されているのでこちらも購入しました。半分くらいは重複しています。
各社が出している簿記一級関連の書籍は、どれだけ薄くても2000円は下らない中、この厚さでこの値段は非常にコスパが良いと思います。ただし、厚みが凄い分、問題を解くときに少し不便です。
解答・解説は分かりやすくて、問題に対しての総括・感想なんかも参考になりました。

低評価

1級に受かるには同じ問題はでないことから対応力が必要になると思います。
それにはさまざまな問題を解くのが有効だろうと思い購入してみました。
いくつか解いてみましたがやはり過去問は難しいです。しかし解きまくってぜひ受かりたいと思います。
いろいろ変更あると伺ってますのでそれを前提で解いてみたいという方には安かったですしいいと思います。
しかし残念なのはメールで確認を取ろうとしたのですがTACが対応してくれず用解答紙のダウンロードはもとより正誤表の有無さえ分からなかったことぐらいでしょうか?当然と言えば当然ですがやはり新しい版しか対応する気はないみたいです。まあ解答用紙は取り外してコピーで使えますしそれほど困りませんが。やはり新しいいろいろ対応済みの版を何回もこなすのが基本だろうと思います。その辺を念頭に置いて購入する方はしてください。かなり古いのでおすすめはできません。

サンプル
152回商業

152回工業

合格するための過去問題集のポイント

POINT
  • 過去16回に渡る過去問を収録!
  • 解説が丁寧でしっかりと理解できる
  • sample3

合格するための過去問題集の購入はこちら!

2位:簿記の問題集 日商1級

出版社 TAC
著者 滝澤ななみ
価格(税抜) 1,300円
おすすめ度 ★★★★☆

簿記の問題集 日商1級の概要

簿記の参考書の対になる問題集で、それぞれの参考書の章と対応した作りになっています。

本試験を徹底分析し良問を厳選収載しており、各論点ごとの頻出パターンの問題を積極的に取り扱っているため、効率よく演習していくことができます。

概要の続きを見る

更には模試も2回分ついているので時間を計って解くことにより本番の感覚を把握できます。

口コミ
高評価

1級の商・会に引き続き、簿記の教科書を購入しました。
特に、図解は1つ1つがよく整理されていて、見やすくわかりやすいので、テンポよく学習できています。

ひとつひとつの論点が大きい工業簿記と原価計算ですが、それを感じさせない1冊だと思いました。

低評価

通学用に作られてる感じです。
とにかく説明不足。
計算などどうしてこの計算になるのか、どうしてこの勘定科目がここに出るのかなど説明不足すぎて
自分で考察したり他のサイト見て調べてやっと理解できる感じです。
時間がかかりすぎます。

サンプル
商業簿記

工業簿記

簿記の問題集 日商1級のポイント

POINT
  • 簿記の参考書とセットで買うと参考書問題集の間で行き来できて分かりやすい!
  • 別途解答用紙をダウンロードできるから繰り返し学習ができる!

簿記の問題集 日商1級の購入はこちら!

商業
工業

3位:合格トレーニング 日商簿記1級

出版社 TAC
著者 TAC簿記検定講座
価格(税抜) 各1,800円
おすすめ度 ★★★★☆

合格トレーニング 日商簿記1級の概要

問題集に関しては最も問題量が多い教材が合格トレーニングになります。

合格トレーニングは分野ごとに分かれており、重要度が3段階に分けられています。

概要の続きを見る

そのためじっくり勉強したい場合はすべての問題を、直前で詰め込みたい場合や極力勉強時間を少なくしたい場合は最重要項目だけを勉強すると言った使い方ができます。

掲載している問題数も多く解説も丁寧で筆者もかなりお世話になったシリーズです。

口コミ
高評価

日商1級のための問題集。
本番はわけのわからない問題が出てくることもあるので、
応用に使える。
テキスト→過去問→合格トレーニングという順番で使うのをおすすめ。
全経上級対策にも使えると思います。
※無事合格しました

日商簿記1級レベルになると独学ではなかなか取得できない。私はある通信講座を取っていたが、すごく分かりづらくこのテキストのほうがよっぽど分かり易いと思ったほどだ。設例が多く、解説もものすごく詳しい。独学者には必携のテキストだと言える。

低評価

内容はさておき、解答編が切り離せず、照らし合わせての確認がやりにくい。しかも、解答編はページの都合上1ページに2ページ分のせており、向きもかわっていっそう照らし合わせにくい。内容以前の問題で腹立たしい。

実績があり、多数の参考書などを出版しているtac出版だけあって、内容自体は良いものだと思います。テキストともうまく対応しており、実際に自分で問題を解いて理解を深めようとするのならばおすすめできる一冊です。

しかし誤植やら訂正内容の多さにびっくりします。HPで正誤表一覧を確認できるのですが、私の場合は訂正するのに30分弱かかってしまいました。正直閉口してしまします。

サンプル
商業簿記

工業簿記

合格トレーニング 日商簿記1級のポイント

POINT
  • 要度が分かるから最初にやるべき問題を解ける!
  • 問題数自体が多くアウトプットの回数をこなせる!

合格トレーニング 日商簿記1級の購入はこちら!

商業
工業

4位:TAC直前予想 日商簿記1級

出版社 TAC
著者 TAC簿記検定講座
価格(税抜) 2,200円
おすすめ度 ★★★☆☆

TAC直前予想 日商簿記1級の概要

過去問と問題集は一通り解いたけどそれでも不安・・・という方には直前予想問題をご紹介します。

こちらは過去問とは違いオリジナル問題を含んでおり、度々本番でも予想が的中したと評判になっている問題集です。

あくまで過去問や問題集がメインなので、それらを終わらせて余力があれば手を付けるようにしましょう。

TAC直前予想 日商簿記1級のポイント

POINT
  • 的中率の高い予想問題集!
  • まずは過去問や問題集が優先

TAC直前予想 日商簿記1級の購入はこちら

日商簿記1級におけるテキストの選び方

本題に入る前に、まずはテキストの選び方について少し触れさせてください。

テキスト選びを間違えてしまうとせっかく高いお金を出して買って勉強時間を費やしても効果を得られない、なんてこともあり、リスクが非常に高いです。

そのような状況を避けるためにも、以下の点には気を付けていただきたいと思います。

最新版を選ぶ

簿記は良く出題範囲が変わることで有名です。

特に1級の場合は出題範囲だけでなく、法律が変わるだけでも計算方法に影響することが多々あります。

古い知識では対応できないこともあるので、常に最新の情報をインプットできるよう、参考書や問題集も最新のものを選びましょう。

万が一過去に受験したことがある方でも最新版が出たら買いなおすことを強くおすすめします。

当サイトでも細心の注意を払い最新版へのリンクを貼ることに務めようとは思いますが、タイミング的に間に合わないことも否定できません。

ご購入される場合は必ず、購入前にご自身でもご確認いただくようお願いします。

ラク
ラク
古本屋やフリマアプリで買う時も注意が必要だな!

自分に合ったものを選ぶ

ここで紹介するテキストは一通り目は通していますが、あくまで筆者が使いやすいと感じたり、アマゾンなどでレビューが良かったものを良いとして紹介しています。

一般的にレビューは客観的視点で書かれており外れはないのですが、万人にその評価が当てはまるかと言われたら正しいとは言い切れません。

人に向き不向きがあるので、ここでの紹介を鵜呑みにするのでなく、実際に中を開いて目を通してみましょう

一応それぞれの参考書、問題集に対してアマゾンの高評価と低評価のレビューも記載するので判断材料の一つとして参考にしてみてください。

キュー
キュー
本サイトでも中身の一部を載せてるから参考にしてな~

参考書と問題集は必ずしも揃えなくて良い

参考書と問題集はそれぞれシリーズとなっていることもありますが、物によっては必ず揃える必要はありません。

例えば参考書はスッキリシリーズを用いて問題集は合格トレーニングシリーズで数をこなす・・・でも全然問題ないです。

ただ、中にはみんなが欲しかった簿記の教科書の様に参考書と問題集を揃えて購入することを前提としているテキストもあるので帯や表紙を見て確認しましょう。

筆者が使った組み合わせ

筆者が最も愛用したのは参考書がスッキリわかるシリーズ、問題集が合格トレーニングになります。

見た目だけでは1冊1冊が分厚くそれが8冊もあるので気が滅入りそうですが、中身はとても懇切丁寧で分かりやすく挿絵や図が多くなっているために分厚くなっています。

そのため読了時間も思ったより短時間で可能で、その分を多くの問題を解く時間に当てることができます。

キュー
キュー
概要だけ浚って後はアウトプットで固めるパターンやな!

日商簿記1級テキストの使用法

本

次に、テキストの使用法をご紹介します。

どんなに良いテキストを用意しても、使い方を間違えれば結果が出しにくくなります。

1.参考書を通読

まずはどんな参考書でも取り敢えず手に取ったからには最初から最後まで通読します。途中で会わないなと思って変える事を繰り返すと、ある冒頭の分野だけ得意になってそれ以外の知識が付かないと言ったリスクがあります。

2.合格トレーニングの最重要項目のみを解く

最重要項目(★★★)は頻出問題であり、最低限解けるようにしておくべき問題が掲載されています。

まずは一通り最重要項目を解いて必ず解けるよにしておきましょう。

カズ
カズ
もちろん、時間に余裕があったら★~★★も解こう!

3.過去問題を解く

一通り全分野の問題を解いたら過去問題に手を付けていきます。

数回分解くと自分の実力が分かるだけでなく、得意分野や苦手分野が見えてきます。

4.苦手分野の問題を解く

苦手分野が分かったらあらためて合格トレーニングに立ち返り、その分野を重点的に解いていきます。

簿記1級は総合で70点を超えていても1つでも10点を切る科目がある場合不合格になるので、苦手は作らないようにしましょう。

ラク
ラク
総合で合格点達してて不合格だったら落ち込む・・・

日商簿記1級のテキストについてよくある質問

疑問

簿記1級のテキストは何冊くらいありますか?
簿記1級は範囲も広く、商業簿記と工業簿記を合わせると6冊~8冊ほどになります。
日商簿記1級は独学で合格できますか?
簿記1級は独学でも合格可能ですが、2級~3級とはレベルがかなり違うので、時間がかかります。
簿記1級の勉強時間はどのくらいですか?
簿記1級の合格には500時間~1,000時間ほどかかるといわれています。

日商簿記1級おすすめテキストまとめ

今回は日商簿記1級の参考書と問題集に関してご紹介させていただきました。

独学の場合特に、参考書選びは要になるのでよく選んで買いましょう。

逆に、通信講座を利用する場合はセットでついてくることもあるのであらかじめ買ってしまうと重なってしまうこともあります。その点は注意してください。

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