[FP3級]不動産の活用[無料講座・例題付き!]

2020年10月7日

今回はFP3級における不動産の活用について学習します。

チョロ
チョロ
調子乗って土地を買いすぎたでチュ~
キュー
キュー
そんな時は空き地にしとくのはもったいないから活用せんとな(そもそもハムスターの癖に金銭感覚と所有資産どうなってるんや・・・)

不動産の活用

不動産や土地は余らせておいても税金がかかるだけなので有効に活用していきたいものですよね。

FP3級では不動産の活用についてはあまり出題されることはありませんが、稀に出題されるので軽く目を通しておきましょう。

土地の有効活用の形態と特製

土地の有効活用の形態は以下のようなものがあります。

形態 メリット デメリット
アパート・マンション 需要が安定している 空室ができる
オフィスビル 収益性が高い 景気編戸津の影響を受けやすい
駐車場 借地権がないため法的なトラブルが発生しにくい 機械式の場合初期投資がかかる
ロードサイド店舗 交通量の多い場所なら収益性が高い 広い敷地が必要
交通量によっては赤字

土地の有効活用の事業手法

土地を有効に活用する事業例としては以下のようなものがあります。

方式 特徴
自己建設方式 土地の所有者が自身で企画や調達、建築を行う方法。収益はすべて自分のものになるが準備に手間がかかる。
事業受託方式 土地活用のすべてを業者に任せる方法。
建設協力金方式 土地の所有者が入居予定のテナントから保証金を預かって建物の建設費に充てる方法。
土地信託方式 信託銀行に土地を信託する方法。信託終了後の土地はそのまま土地の保有者に引き渡される。
等価交換方式 土地の所有者が土地を提供し、その土地にデベロッパーが建物を建てて完成後の土地と建物の権利を資金提供割合で分ける方法。
定期借地権方式 定期借地権を設定して土地を賃借する方法。

不動産投資利回り

不動産投資をする際に、採算が合うかどうかを分析する必要があり、その判断基準となる割合に投資利回りがあります。

投資利回りには以下の二つがあります。

単純利回り

単純利回りは諸経費を考慮しないで計算するため、計算が簡単な分、正確性に欠けます。

\[単純利回り=\frac{年間収入合計}{投資総額}×100\]

NOI利回り(純利回り)

NOI利回りでは諸経費を考慮して計算するため、計算は複雑な分、正確性も高いです。

\[NOI利回り=\frac{年間収入合計-年間諸経費}{投資総額}×100\]

チョロ
チョロ
リマワリ?ヒマワリなら大好きでチュ!
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不動産の活用・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

問1

土地の有効活用方式のうち、一般に、土地所有者が土地の全部または一部を拠出し、デベロッパーが建設費等を拠出して、それぞれの出資比率に応じて土地・建物に係る権利を取得する方式を、()という。(2019年/1月)

1 事業受託方式
2 等価交換方式
3 定期借地権方式

問2

投資総額8,000万円で購入した賃貸用不動産の年間収入の合計額が500万円、年間費用の合計額が120万円である場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、()である。(2020年/1月)

1 1.50%
2 4.75%
3 6.25%

解説(クリックで展開)

不動産の活用・まとめ

今回は不動産の活用について学習しました。

出題頻度は低いのでサラッと目を通しておく位でも良いかと思います。

カズ
カズ
利回りの計算は解けた方が良いかも!

次回は相続の基本について学習します。


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