デリバティブ取引とは[FP3級講座]
今回はFP3級におけるデリバティブ取引について学習します。
デリバティブ取引
株式や債券などの金融商品から派生したもの(デリバティブ)を扱う取引をデリバティブ取引と呼びます。
デリバティブ取引には大まかに分けて3つに分かれます。
先物取引
将来の一定時点において特定の商品を一定の価格で一定の数量だけ売買することを約束する取引を先物取引と呼びます。
例えば4月の時点で日本価格において500円の商品を8月に購入しようとした場合、相場変動によって値上がりして550円になる可能性もあります。
しかし先物取引をしておくことで8月になっても500円で購入することができます。
オプション取引
将来の一定時点に一定の価格で特定の商品を売買する権利を売買する取引をオプション取引と呼びます。
買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションと呼びます。
スワップ取引
金利や通貨から生じるキャッシュフローを交換する取引をスワップ取引と呼びます。
例えばある銀行から変動金利でお金を借りていた場合に金利が上がると今後不利になる可能性があるため、別銀行と「変動金利と固定金利を交換する契約」を結ぶことで変動によるリスクを避けることが可能となります。
デリバティブ取引・例題
実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。
問題
問1
オプション取引において、特定の商品を将来の一定期日に、あらかじめ決められた価格(権利行使価格)で買う権利のことをプット・オプションという。(2020年/1月)
○
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解説(クリックで展開)
デリバティブ取引・まとめ
今回はデリバティブ取引について学習しました。
中でもオプション取引はよく問われるのでしっかりと押さえておきましょう。
次回はポートフォリオについて学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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