[情報セキュリティマネジメント試験]合格率の推移は?意外と高いって本当?
情報セキュリティマネジメント試験は毎年数万人が受験される国家試験で比較的新しい試験であるにもかかわらず人気も知名度もそれなりに高い資格です。
そう聞くと「合格してキャリアアップに繋げたい!」と思う方も多いと思います。
実際、IT化が進んだ昨今においてセキュリティの知識は非常に重要視されており、取得しておくといろんな場面で役に立つことは間違いありません。
しかし、資格を取得するにあたって気になるポイントが合格率ではないでしょうか。
試験の合格率が高ければそこまで緊張しませんが、合格率が低ければ気を引き締めて挑まなければいけません。
実際に情報セキュリティマネジメント試験がどうなのか、合格率の推移状況も踏まえてみていきましょう。
本記事のまとめ!
- 情報セキュリティマネジメント試験は合格率は高いものの、年々減少傾向
- 直近の合格率は50%ほど
- 情報セキュリティマネジメント試験は独学でも合格可能!
情報セキュリティマネジメント試験の過去の合格率
まずは情報セキュリティマネジメント試験の合格率を見ていきましょう。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移
最初に、過去数回の合格率の変動です。(参考)
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
R3年春期 | 15,435名 | 14,084名 | 7,375名 | 52.4% |
R2年秋期 | 9,694名 | 9,121名 | 6,071名 | 66.6% |
R1年秋期 | 18,550名 | 14,355名 | 6,754名 | 47.0% |
H31年春期 | 18,129名 | 13,761名 | 7,148名 | 51.9% |
H30年秋期 | 19,692名 | 15,579名 | 7,220名 | 46.3% |
H30年春期 | 19,300名 | 14,749名 | 7,926名 | 53.7% |
H29年秋期 | 20,907名 | 17,039名 | 8,590名 | 50.4% |
H29年春期 | 21,162名 | 17,045名 | 11,324名 | 66.4% |
H28年秋期 | 22,186名 | 18,630名 | 13,105名 | 70.3% |
H28年春期 | 21,691名 | 17,959名 | 15,800名 | 88.0% |
試験開始当初の平成28年代では合格率が88%と非常に高い水準でしたが、その後3回で急降下し今では50%前後をうろついています。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は低下?
情報セキュリティマネジメント試験の合格率の推移を見てみるとすごい勢いで急降下していることが目に見えてお分かりいただけたかなと思います。
こうしてみると「難化してる!?」と思われるかもしれないので、その疑問に答えていこうと思います。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は上がる?下がる?
現時点で情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、80%~50%とばらつきが大きいです。
そのため、今後の傾向や対策方法も押さえておく必要があります。
合格率がいきなり下がったのは初回が簡単すぎた
まず、情報セキュリティマネジメント試験はH28年度より新設されたかなり新しい試験に該当します。
新しい試験は基本的に合格率が高い傾向にあり、また、受験者層も応用情報技術者試験や情報セキュリティスペシャリスト(支援士)試験合格者と言ったレベルの高い受験者が多かったことも合わせて合格率が高かった要因とされています。
合格率50%は”対策すれば受かる試験”
初回の88%から比較すると難しくなったように感じており、実際筆者も数回分過去問を見ていますが最初3回とそれ以降では直近の方が結構難化していると感じています。
しかし、合格率50%は決して難しい試験ではなく、まだまだ努力すれば合格できるレベルと断言できます。
特に学ぶ内容は情報セキュリティと言った私たちにとって身近な内容になるのですでに知っていることもいくつか該当すると思います。しっかりと対策を立てて勉強すれば必ず合格はつかみ取れます。
今後はどうなる?さらに合格率が下がる可能性も?
今後の合格率の推移ですが、さらに合格率は低下し2~30%程まで落ち込むのではないかと思っています。
理由として、情報セキュリティマネジメント試験はレベル2にカテゴライズされていると最初書きましたが、同じレベル2に分類されている基本情報技術者試験の合格率が2~30%程だからです。
同じレベルの基本情報とセキュリティマネジメント試験で合格率に大きな差があるため、基本情報に合わせてくる可能性が高いと考えます。
情報セキュリティマネジメント試験で上位50%に入って合格するために
実際に情報セキュリティマネジメント試験の合格率が分かったところで、上位50%に入るための学習方法もしっかりと確立していきましょう。
合格率50%と言うことは半分受かる一方で半分は落ちる試験です。
油断していたら今までの経験上痛い目に合うこともお分かりかと思います。
正しい勉強方法を身に着ける
まず、勉強するときに正しい勉強方法を身に着けていないと難航してしまいなかなか勉強が進みません。
特に何かをしながらだったり、1回のテキストですべてを覚えようとしたりと言った勉強方法はなかなか身につかずナンセンスです。
そのような事態に陥らないためにも正しい勉強方法は確立しておきましょう。
テキスト選びをしっかりとする
情報セキュリティマネジメント試験のテキストはいろんな出版社から出ており、メリットデメリットもさまざまです。
中でもニュースペックテキストはフルカラーで、解説もしっかりしているのでおすすめです。
他のテキストも気になる方は、以下の記事もあわせてごランク出しあ。。
また、筆者の方でも極力最小限のコストで学習してほしいといった思いから、独自の学習サイトを作成しました。
こちらのサイトでは練習問題の正誤判定やメモの書き込みが可能となっており、毎年最新の試験傾向を加味して更新していくので、是非利用いただければと思います。
自信がなかったら通信講座も考える
テキストだけで独学できない、自身がない、と言う方は通信講座も選択肢に入れることをおすすめします。
情報セキュリティマネジメント試験におけるスクールはそこまで多くありませんが、以下の2社はおすすめなので気になったら資料請求をしてみても良いかもしれませんね!
手厚いサポートを望むなら資格の大原
知名度も高く大手スクールである資格の大原は特によく質問したい、徹底的に教えて欲しいといった方におすすめです。
長年にわたる実績のある大原は講師も大勢在籍されており、問題はもちろん試験に関すること全般、分からないところを丁寧にサポートしてくれます。
問題集も網羅的で過去問や模試の採点等も行われているので自分の実力を常に客観視しながら学習を続けていくことができます。
少し高い所が玉に瑕ですが、情報セキュリティマネジメント試験自体そこまで高い講座ではないのであまり気にならないポイントかもしれませんね。
価格でとるならLEC東京リーガルマインド
価格の面で少しでも安いスクールを受けたいならLEC東京リーガルマインドがおすすめです!
LECはどちらかと言うと士業系の難しい試験を扱っているイメージでしたが、情報セキュリティマネジメント試験のように比較的合格率の高い試験も扱っており、何より安いといったメリットがあります。
安いからと言って問題や講義の質が悪いといった事はなく、口コミなどを見ていても良かったといった評判が多いです。
価格が抑え気味のため、大原ほど手厚いサポートは用意されていませんが、割引も充実しておりお財布にやさしい講座と言えます。
こちらも詳しいレビュー記事を書いているので、あわせてご覧ください。
独学での合格も十分可能
情報セキュリティマネジメント試験は、多少の実務経験があったり、勉強に慣れていたりすれば独学合格も十分狙える試験です。
インプットに関しては、当サイトの学習コンテンツを活用していただければと思います。
アウトプットに関しては、情報セキュリティマネジメント試験ドットコムさんをご活用いただければと思います。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率まとめ
本記事のまとめ!
- 情報セキュリティマネジメント試験は合格率は高いものの、年々減少傾向
- 直近の合格率は50%ほど
- 情報セキュリティマネジメント試験は独学でも合格可能!
今回は情報セキュリティマネジメント試験の合格率や推移状況をもとに記事をまとめました。
徐々に合格率が下がっているので早いうちに合格しておきたい試験です。
50%と言った高水準のうちにしっかりと学習を重ね1発で合格をつかみ取りましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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