情報処理安全確保支援士試験の正式名称は?登録していない場合の履歴書への書き方等も解説!
情報処理安全確保支援士に無事合格したら就職や転職に活かすために履歴書に書きたい方もいらっしゃると思います。
そこで気になるのが正式名称ではないでしょうか。中には
と言った方も居るかと思います。特に支援士試験に合格はしたものの、支援士に登録していない場合は
と言った悩みもある事と思います。
今回は支援士試験に合格はしたものの、登録していない場合と登録している場合の履歴書への書き方を解説していこうと思います。
試験の正式名称は「情報処理安全確保支援士試験」
まず支援士の試験における正式名称は情報処理安全確保支援士試験になります。履歴書に書く場合は試験を入れ忘れないように注意しましょう。
登録していない場合は試験合格のみ書く
まず、情報処理安全確保支援士試験に合格した場合、合格したことのみを書きましょう。
情報処理安全確保支援士試験の合格後に「登録」を行い、その登録が有効な「情報処理安全確保支援士」のみが「情報処理安全確保支援士(通称 登録セキスペ[登録情報セキュリティスペシャリスト])」の名称を使用できます。それ以外の方が使用することはできません。
情報処理安全確保支援士試験に合格後、登録されていない方は、例えば次のような記載が可能です。
【記載例】
・2017年 情報処理安全確保支援士試験 合格
・平成29年度春期 情報処理安全確保支援士試験 合格
・情報処理安全確保支援士試験 合格
引用:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_09faq/_index_faq.html
例えば筆者の場合は平成29年10月に受験し、12月に合格証書を受け取りました。
この場合、履歴書には以下の様に記載します。
年 | 月 | 資格・免許 |
平成29年 | 12 | 情報処理安全確保支援士試験 合格 |
– | ||
– |
登録している場合は登録の旨も書く
試験合格後に支援士に登録している場合はその旨も書いておくと良いでしょう。IPAより、登録番号が必須であることも告知されています。
情報処理安全確保支援士の方は、「情報処理安全確保支援士(通称 登録情報セキュリティスペシャリスト〔登録セキスペ〕)」の名称を履歴書や名刺等へ記載することが可能です。 資格名称やロゴマークを掲示する場合は登録番号の併記が必須となります。(登録番号の6桁の数字は必ず記載ください。) 引用元:国家資格「情報処理安全確保支援士」
年 | 月 | 資格・免許 |
平成29年 | 12 | 情報処理安全確保支援士試験 合格 |
平成30年 | 4 | 情報処理安全確保支援士 【008620】 |
– |
支援士への登録の流れは以下の記事で触れています。今後登録予定の方はご参考まで
合格していない場合や登録していない場合は?
たまにメディアやブログを見ていると、「その資格を取得していなくても、合格に向けて勉強中ということをアピールするため資格欄に書きましょう!」と書かれていますが、取れていな資格を取得欄に書くことは絶対にNGです。
もし資格欄に取得していない資格を書いてしまうと、場合によっては職歴偽装となり、不採用になったり解雇されたりします。
さらに支援士に登録していないにもかかわらず登録と書いてしまうと
第二十七条
情報処理安全確保支援士でない者は、情報処理安全確保支援士という名称を使用してはならない
に抵触し罰金が発生します。万が一失効している場合でも
第五十三条
次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。
一 第十九条第二項の規定により情報処理安全確保支援士の名称の使用の停止を命ぜられた者で、当該停止を命ぜられた期間中に、情報処理安全確保支援士の名称を使用したもの
二 第二十七条の規定に違反した者
に該当し、同様に罰則があるので注意しましょう。
支援士は履歴書に書ける?転職に有利??
支援士などの士業試験は独立性の高い資格と思われることも多く、むしろ転職で書かない方が良いと考える方も居ます。
支援士が転職に有利かどうか、履歴書に書けるかと言ったポイントも見ていきましょう。
一般企業からも評価は高いから気にせず書こう!
支援士は前身となる情報セキュリティスペシャリスト試験の時から評価も高く、士業になった今でも民間企業の特にIT関係の企業からは人気が高くなっています。
非IT企業の場合まだ残念ながら知名度が低いことは否めませんが、支援士を取っている方で非IT企業を志望している方はそこまで多くないと思われるので問題ないでしょう。
全体的にどれくらい求人数があるのか調べたこともあるので、以下の記事もあわせてご覧いただければと思います。
他の資格を持っている場合はあわせて書く!
もし情報処理安全確保支援士以外にも資格を持っている場合はあわせて書いておくのが良いでしょう。
例えば金融関係のFP試験などを持っていれば金融システムを作る際にセキュリティの面からアプローチできることをアピールできます。
中小企業診断士などを持っていれば経営者の視点を持ちつつセキュリティ業務に従事できる証明になります。
履歴書への書き方が不安なときは
一通り支援士の履歴書への書き方を紹介しましたが、履歴書以外の欄はその書き方で良かったのか、他に気を付けるべき点はあるのかなど、不安な方も多いかなと思います。
特に転職では資格だけが全てではなく、SPIや面接での受け答え、資格以外の業務に関する知識や技術等も重要視されます。
また、そもそも求人情報を知らなければ新しい仕事にたどり着けないリスクも考えられます。
なので、転職を考えている方はあわせて転職エージェントの利用も検討してみると良いのではないでしょうか。
登録から履歴書の添削、面接指導やSPI対策まで含めて無料で活用でき、自分に合った求人を紹介してもらえます。
特に以下の3社はおすすめなので登録してみてください。
Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
レバテックキャリア
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
選考を受ける企業 | 平均6件 |
利用者層 | 20代~30代 |
案件傾向 | プログラマ・エンジニア |
レバテックキャリアはエンジニア向けの転職案件を多く扱うエージェントです。
一人一人へのサポートも手厚く、未経験はもちろんの事、キャリアアップの案件も扱っており幅広く対応しています。
筆者自身も以前お世話になったことがありますが、SPIから履歴書、面接のセッティングまで幅広くサポートして頂けた経験がありオススメのエージェントの一つです。
情報処理安全確保支援士の正式名称や履歴書への書き方まとめ
今回は情報処理安全確保支援士の正式名称や、履歴書への書き方を解説しました。
試験に合格していても、登録していない状態で登録と書いてしまうと罰金が発生するので、その点は絶対に気を付けておきましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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コメント一覧
コメント失礼します。
支援士に登録していることを履歴書に書くのであれば登録番号も併記しないとまずいのではないでしょうか。
IPAのHPにも以下の記載があり、「必ず」と外せない旨の記載があります。
>資格名称やロゴマークを掲示する場合は登録番号の併記が必須となります。(登録番号の6桁の数字は必ず記載ください。)
https://www.ipa.go.jp/jinzai/riss/ps6vr7000001ata5-att/000093517.pdf
ご連絡ありがとうございます。
確かにそのように記載されております。内容を反映させていただきます。