[宅地建物取引士試験]直前模試・予想問題を活用しよう!おすすめは?
宅建試験は過去問を徹底的に解いていけば着実に点数が伸びていき、合格できる試験です。
しかし中には
と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが直前模試や予想問題です。
今まで解いたことのない問題が多く、思考力向上にもつながるので活用していきましょう。
直前模試や予想問題って必要なの?
直前模試や予想問題に関して、中には過去問だけやっておけば良いのではないの??と感じる方もいらっしゃると思います。
もちろん過去問が試験において重要なことに変わりありませんが、直前模試や予想問題はまた別のメリットがあります。
自分の実力を知れる
直前模試の場合特にそうですが、時間が決められてその中で本試験に準じた形式で受験することになります。
そのため予想問題や模擬試験では自分が現時点でどれくらいの実力があるのかといったことや、試験の流れ、緊張感を体感することができます。
過去問をだらだらと解くのとは違った雰囲気を味わえるので、一度体験しておくことをおすすめします。
過去問だけやっていると暗記に頼りがちになる
本試験も過去問に準じた形式で出題されるため、過去問を解くことはそのまま点数につながります。
しかし過去問と全く同じ問題が出ることは少ないです。
過去問を何周もしてしまうと暗記に頼りがちになり考える力がつきません。その結果、本番で見たことがない、解いたことがない問題に出くわしてしまうと思考が止まってしまい問題が解けないリスクもあります。
予想問題や直前模試でイレギュラーな問題を解いて慣れておけばあまり見たことがない問題に直面しても対応できる能力がつく事でしょう。
法改正の問題を解ける
宅建試験は法律に準じて問題が出題されるため、法改正がある度に問題の内容も変わってきます。
過去問についても法改正があった年に出版される問題集であれば、小さな変更点は反映されていることでしょう。
しかし、大きな改正に関しては過去には出題されていないような新しい形式で出題される可能性も考えられます。
一方で直前模試や予想問題を実施・出版している会社は宅建試験のプロです。
法改正に対しても順応した問題を出題してくれるので、安心して勉強できますね!
直前模試や予想問題の選び方
直前模試や予想問題の重要性について知って頂けたかと思います。
しかし、直前模試や予想問題を探して見るといくつもあることに気付くことでしょう。
数ある直前模試や予想問題の中でどれを選べばよいかわからない方も多いと思うので、選び方についてもご紹介します。
一社(一冊)に絞ろう
出版社や実施会社はたくさんありますが、解くのは1つの会社の1冊のテキスト(1回の模試)で十分です。
数をこなすのも肝心ですが、ただ解いて終わりを繰り返していても点数はあまり伸びないでしょう。
それよりは1回1回の模試を大切にし、解き方や重要な論点を理解して同じ問題が出たら確実に解けるようにしておかなければいけません。
最新版を選ぼう
予想問題集の場合特に、昨年度やそれ以前の物がフリマアプリ等で安く売られていることがあります。
1冊数千円のテキストが数百円で売られているとどうしても買いたくなりますよね。
ただ先ほども少し触れた通り過去年度の問題を解いても法改正に対応していない可能性があります。
安いというだけにつられて古いテキストを選び、新しい傾向の問題に対応できなかった結果、不合格になってしまうのでは本末転倒ですよね。
安心して勉強するためにも、最新版のテキストを選びましょう。
無料でも良い物はある
宅建の予想問題は有料の物だけでなく無料で公開されているものの中でも良いコンテンツがあります。
費用をかけずに勉強したいという方はこちらを活用してみても良いかもしれません。
しかし、あくまで無料なので量の面では有料コンテンツにはかないません。
また、大手予備校が実施している模試と比較してしまうとどうしても信用性の面で劣ってしまうのでそちらも念頭に入れておきましょう。
おすすめの予想問題集
あらためて、おすすめの予想問題集を5冊ほどご紹介します。
※執筆時点では2020年の物しか出ていないのでそちらを掲載しています。2021年対応の物が出版され次第、リンクを貼り替えます。
みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集
出版社 | TAC |
著者 | 滝澤ななみ |
価格(税込) | 1,760円 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集は、宅建試験のテキストの中でも人気があるみんなが欲しかった!シリーズの予想問題集になります。
予想問題3回分が収録されており、特に見どころとしてはそれぞれの問題の重要度合いをA~Cの3ランクに分けている点です。
本書では合格するために間違えてはいけない基礎知識・頻出の問題をAランクとしているので、まずはAランクを100%解けるようにしておきましょう。
この問題集を解く場合、同じシリーズであるみんなが欲しかった!宅建士の教科書と同時に利用することをおすすめします。
本書に同封されている「Aランク知識完全おさらいブック」を用いる事によって試験における必須知識を補いながら勉強を進めていくことができます。
Aランク知識完全おさらいブックは取り外しも可能なため、持ち運んで通学や通勤といった隙間時間に目を通して復習することもできますね!
本試験をあてる TAC直前予想 宅建士
出版社 | TAC |
著者 | TAC宅建士講座 |
価格(税込) | 1,760円 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
本試験をあてる宅建士もTACから発売されている予想問題集です。
本試験形式の模擬問題が3問収録されており、1回毎に別冊子になっているため切り離して本番の要領で解くことができます。
また、「よくわかる出題論点解説」や、「直前つめこみBook」、「民法改正最重要テーマ必勝講義」も付属しておりまさに直前向けの1冊と言えるでしょう。
的中率も高くおかげで合格できたと言ったレビューが毎年見られるので、有力な選択肢の1つですね。
ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集
出版社 | 宅建学院 |
著者 | 宅建学院 |
価格(税込) | 2,640円 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
スバ予想宅建塾は過去問でまだ出題されていないような問題を重点的に取り扱っています。
本試験感覚と言うよりは、過去問で出題されなかったような問題で今後出題されそうな問題を解いて穴埋めしていく感覚になります。
本試験形式を味わうと言った使い方は難しいですが、過去で出題されていない問題に対応できる力を付けたい方におすすめです。
おすすめの直前模試
次に模擬試験の方も見てみましょう。
模擬試験は予想問題と比較すると値段が高いです。しかしきちっと時間を計りながら試験を受けられるので本番ならではの臨場感を味わえます。
主に以下の2社がおすすめなので、是非一度体感してみてください。
LEC東京リーガルマインド
LECの宅建模試は全国31の会場で実施されています。
もちろん自宅での受験もできるので近くに受験会場がない方でも安心してください。
- 基礎編
- 実践編
- ファイナル模試
の3段階に分かれており、2万円弱で受験できるので、価格的にもリーズナブルです。
フォーサイト
通信講座で有名なフォーサイトでは直前模試も受験できます。
こちらも基礎レベルと本試験レベルの2種類に分かれており、理解度の確認と試験対応力の向上を図ることができます。
全2回で1万円程なので価格的にもそこまでの出費ではありませんね。
直前模試・予想問題を解くにあたって
直前模試や予想問題を解くにあたって注意すべきポイントもあるので、まとめておきます。
インプットは事前に済ませ、本試験感覚で渡航
過去問題の場合はいきなり取り掛かってもあまり問題ないように感じましたが、直前模試や予想問題は極力、インプットをして基礎を固めてから解き始めるようにしましょう。
予想問題や直前模試は本試験と同じ緊張感の中で問題を解くからこそ意味があります。
過去問の様に分からなければその都度テキストを開いて・・・といった使い方はあまり理想とは言えないのでその点は注意です。
過去問をやっていることが大前提
過去問だけやっていると暗記に頼りがちになると書きましたが、それでもやはり過去問は重要です。
特に宅建士は8割前後が過去問の類題と言われています。
類題だけを押さえておく事で40点は取れる計算になりますね。そして宅建試験においては40点取れればまず合格なので、あくまで優先順位としては過去問→予想問題の順で解くことを心がけましょう。
合格点に満たなくても慌てない・諦めない
直前模試や問題集を解き終わって答え合わせをしてみると、意外と得点できておらず絶望する方も多いのではないでしょうか。
確かに試験直前で問題を解いて自分の実力が全然足りないと言った現実を突きつけられると自信を無くしてしまいますよね。
しかしそこであきらめてはいけません。
予想問題で点数が全然取れなかったという事は、それだけ分からない問題を事前に見つけられたという事になります。
逆に言えばその問題を全て押さえてしまえば一気に合格点に近づけると言った解釈ができますよね。
実力不足だったから諦めるのではなく、分からない問題が見つかったのだからそれを解いて一気に点数をあげられるとポジティブにとらえましょう。
実際問題、筆者も試験直前模試で半分も得点できなかったものの、1週間後の本試験では9割近く取れて余裕の合格だったという経験はあります。
宅建試験における直前模試・予想問題集まとめ
今回は宅建試験における直前模試や予想問題集の必要性と、具体的におすすめの模試・問題集を紹介させていただきました。
過去問だけでは物足りない、本番に近い環境で腕試しをしたいという方は是非活用していただければと思います!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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