宅建士とダブルライセンスを狙える資格とは?おすすめ資格5選!
宅建試験に無事合格し、晴れて宅建士になった方の中には
と考える方も多いかなと思います。
宅建士自体、業務独占資格なので単体で持っていても十分活躍はできますが、確かに複数の資格と組み合わせたダブルライセンスだとより効果を発揮できる事でしょう。
この記事では宅建士の方、もしくは、これから宅建士を目指そうと思っている方に向けて、おすすめのダブルライセンス資格についてご紹介していきます。
本記事のまとめ!
- 宅建士と別資格のダブルライセンスはメリットが多い
- FP・行政書士・中小企業診断士などの金融・法律系と相性が良い
- 宅建試験に最短で合格したいならフォーサイトがおすすめ!
宅建士と他資格のダブルライセンスのメリットは?
そもそもなぜ宅建士の方がダブルライセンスを目指す必要があるのでしょうか。
答えはそれなりにメリットが大きいからです。
知識を流用できるから合格までが早い
まず宅建試験では宅建業法や土地計画法、民法といった法律について学ぶことになります。
この法律の知識ですが、特に文系の試験では範囲が被ることも多く、特に民法は行政書士や中小企業診断士でもよく問われるところです。
宅建試験で学んだ内容がそのまま流用できるので、学習時間を減らして合格につなげられる可能性が高いですね。
転職市場での価値が上がる
宅建士だけでも転職市場価値は非常に高いです。
しかし、さらに複数の資格があると複数ジャンルで強みがある人だと捉えてもらえるのでより転職で有利になると言えますね。
宅建士と相性の良い資格
それではあらためて、宅建士と相性の良い資格を5つ見ていきましょう。
FP
ファイナンシャルプランニング技能検定試験(通称FP)は人生設計をする際に切っても切り離せないお金について深く学習することができる資格です。
と感じる方も多いかもしれませんが、FPの科目にはしっかりと不動産取引の科目が設けられています。
人生で最も高い買い物は大半の人が不動産であることからもFPにこの科目が盛り込まれているわけですね。
実際不動産取引の際、ただその建物の良さや条件をアピールするだけでなく、その人の収入や今後のライフスタイルを加味したうえで適切なアドバイスができれば、お客さんとしても安心・信頼をしてくれるのではないでしょうか。
FPには3級から始まって2級・1級とレベルが上がっていきます。大体宅建試験の難易度は2級と1級の間と言われているので、取得するタイミングとしてもそのあたりが良いでしょう。
行政書士
行政書士は各手続の代理や契約書を作成すると言った法律に関する手続きのスペシャリストです。
宅建試験との兼ね合いで、特に民法については有利に学習できるのではないでしょうか。
不動産取引においては契約の際の重要事項の説明など、宅建士の独占業務に加えて契約後の行政手続きなど行政書士ならではの独占業務も一気にできてしまうので、行政書士とのダブルライセンスで業務範囲が増え非常に重宝される存在になれる事でしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士はその名の通り、中小企業に対して経営・財務・情報など、さまざまな面からコンサルティングできる資格です。
中小企業診断士と宅建士の組み合わせも非常に相乗効果が高いです。
学習範囲として土地利用だったり民法・相続だったり被る点ももちろんあります。
しかし注目すべき点はそこではなく、日本におけるおよそ99%の企業は中小企業であり、不動産業界でも例外ではありません。
小規模で経営している企業においては特に戦略だったり資金運用だったり、本業以上にリソースを割かれてしまう箇所が多いですが、中小企業診断士の知識があれば乗り越えられることでしょう。
マンション管理士
マンション管理士はその名前の通り、マンションの管理業務に必要な資格です。
直接マンションに出向いて管理組合や住民と対談するのでお客さん(住人・管理人)とも距離が近いです。
宅建士で学ぶ知識が最も流用できるのがこのマンション管理士ではないでしょうか。
マンション管理士と宅建士の違いについては以下の記事で詳細に触れています。
不動産鑑定士
不動産鑑定士は土地や建物における不動産価値を鑑定する資格です。
不動産資格の中でも最も難易度が高いと言われており、宅建士とダブルライセンスと言うよりは、順当に宅建士からのステップアップと言った方が良いかもしれませんね。
それでも合格率は短答式試験が30%、論文式試験は15%なので、対策さえすれば決して難しい試験ではありません。
効率よくダブルライセンスを取得するために
上記で挙げた資格はいずれも宅建試験と相性が良い試験です。
しかし宅建試験も含め、いずれも簡単な資格では無く合格率は大体20%前後の物ばかりです。
二兎追うものは一兎をも得ずというように、短期間で両方目指しても片方も取れないうちに挫折してしまう可能性が十分高いです。
一つずつ確実に取ろう
すでに宅建試験を持っている場合は良いですが、まだ何も持っていないよ。と言う方はまず宅建士から挑戦していきましょう。
特に宅建士は受験資格もなく誰でも受けられるため受験のハードルは低くなっています。
行政書士や中小企業診断士なども受験資格はありませんが、難易度的には宅建試験よりワンランク・ツーランク上です。
いきなり難しい試験に挑戦するより、そこそこ難しいレベルの宅建士の方を先に受験することの方が取りやすさの観点からもおすすめです。
宅建士を効率よく取るために
宅建試験は比較的取りやすいと書きましたが、合格率が毎年15%くらいの試験なのでかなりの人数が落ちることも念頭に置いておかなければいけません。
宅建試験を受験するにあたってはテキスト選びが最も重要です。
特にみんなが欲しかったシリーズはフルカラーで図表も多く、抽象的な概念が多い法律についてイラスト付きで解説しているので分かりやすいです。
また、通信講座を検討している方がいらっしゃるのなら、個人的にはフォーサイトがおすすめです。
筆者自身もお世話になりましたが、要点が絞られたテキストに加え、スマホ1台で効率よく学べるアプリもついてくるので忙しい方でも安心して学習が続けられます。
宅建士とダブルライセンスを狙えるおすすめの資格まとめ
今回は宅建士とダブルライセンスとして相性が良い資格をいくつか紹介させていただきました。
宅建士自体も難しい資格ですし、他の資格として紹介した中にはもっと難易度が高い物も含まれています。
しかし、無事ダブルライセンスとして両方の資格を取得できればその分転職においても独立においても有利に働くので、効率よく学習してダブルライセンスを達成しましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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