[宅地建物取引士試験]試験の科目は?それぞれの対策方法や配点について
宅建の勉強を始めようと思ってテキストを手に取ってみると意外と分厚く、いくつかの科目に分かれていることが分かります。
と疑問に思っている方に向けて、今回は宅建士の各科目の特徴や対策方法について解説していきます。
本記事のまとめ!
- 宅建試験で問われる科目は権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他の4つ
- 比重は宅建業法、次いで法令上の制限が重い
- 効率よく学びたいならフォーサイトがおすすめ!
宅建試験の出題科目は?
まず宅建士の出題科目ですが、
- 権利関係
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税その他
の4つの分野が出題範囲となっています。
それぞれの科目の特徴を確認してみましょう。
権利関係
権利関係は土地や建物に関する権利について出題されます。
法令的には民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法などに分けられます。
割合としては民法が一番多い割合で出題されますが、いずれも法的知識を問われ、未経験者には一筋縄でいきません。
場合によっては問題設定がややこしく、難易度が高くなる年もあります。
例年正答率は50%前後と言われているので、押さえるべきポイントと捨てるべきポイントを見極められるようにしておきましょう。
宅建業法
宅建業法では、宅地建物取引士が業を行う際のルールについて問われます。
宅建士の試験の中でも最も出題数が多く、出題される内容も基本的かつ過去問からの類題が多いです。
まずは宅建業法を抑えることが試験合格のキモとなるので、積極的に対策していきましょう。
法令上の制限
法令上の制限では土地に関する一定の制限について学びます。
例えば宅地として買った土地をそのまま農地に使ってしまうとだれも住めなくなりますし、逆に農地を宅地に変えてしまうと農産物が作れなくなるといった不具合が発生します。
法令的には農地法・都市計画法・建築基準法・土地区画整理法などが出題されます。
一般の方にとってみれば民法以上になじみがなく対策しづらいのではないでしょうか。
ただし、出題数はそこまで多くないので後の方に回して良いかもしれませんね。
税・その他
税・その他では税金に関する知識や不動産の鑑定評価基準などお金に関する分野が出題されます。
出題数も低くテキストの後半で解説されていることが多いため勉強が疎かになりがちですが、過去の出題を分析して見ると問われる内容は限られています。
過去問を数回やって対策しておけばそれなりの得点源にはなります。
また、5点免除を利用する場合もこの分野から免除されることになります。
それぞれの出題数や配点は?
それぞれの科目の出題数や配点も確認しましょう。
毎年多少のばらつきはあるものの、大体
- 権利関係・・・14問
- 法令上の制限・・・8問
- 宅建業法・・・20問
- 税・その他・・・8問
となっています。
配点は1問1点で合格点が例年大体35点前後となっています。
問題数の多さや対策のしやすさから優先順位をつけるとしたら、1位が宅建業法、2位が法令上の制限、3位が権利関係、4位が税・その他となります。
それぞれの配点や合格点については以下の記事で詳しく解説しています。
どうしても苦手科目が克服できないときは?
それぞれの分野に癖があり、何回解いてもなかなか克服できないことも考えられます。
そんなときの対策法としては以下の2つが挙げられます。
イラストが多用されているテキストを選ぼう
まず宅建試験の勉強に向けて使っているテキストを見直しましょう。
特に法律に関する内容は抽象的なことも多く、テキストだけを読んでいてもなかなか頭に入ってこない事が多いかなと思います。
可能な限りイラストや図表が多用されている物を選びましょう。
筆者個人としてはみんなが欲しかったシリーズがおすすめです。
通信講座も強い味方
なかなか時間が取れなくて勉強できない!と言う方は通信講座もあわせて活用すると良いでしょう。
通信講座では質の高い講義動画で分かりやすく理解までの時間を短縮できます。
また、分からないところをすぐに講師の方に相談できるため疑問を残さない点でも安心できますね。
宅建士の通信講座はいろいろありますが、中でもフォーサイトはおすすめです。
理由としてはフルカラーで質が高く、必要最低限に絞られたテキストと、スマホ1台で気軽にどこででも学習できるアプリ、Manabunが使い勝手がよく途中で挫折しないと言った好評の声が多く見られます。
具体的な教材内容は以下の記事でまとめているので、気になる方は是非ご一読ください!
宅建試験の科目まとめ
本記事のまとめ!
- 宅建試験で問われる科目は権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他の4つ
- 比重は宅建業法、次いで法令上の制限が重い
- 効率よく学びたいならフォーサイトがおすすめ!
今回は宅建試験で出題される科目の特徴について解説しました。
特に法律に関わる分野が多く暗記が苦手な方は時間がかかると言えるでしょう。
早め早めに計画を立てて段取り良く学習を進めていきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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