[FP3級]建築基準法(容積率)[無料講座・例題付き!]
今回はFP3級における容積率について学習します。
容積率
容積率は敷地面積に対する延べ面積を言います。
容積率は以下の式で求めることができます。
\[容積率=\frac{延べ面積}{敷地面積}\]
容積率の最高限度は用地地域ごとに決められており、例えば指定容積率200%の敷地で敷地面積250㎡のところに建物を建てる場合は
\(敷地面積250㎡×容積率200\%=延べ面積500㎡\)
となります。
異なる地域にまたがって建物が建っている場合
また、容積率の異なる地域にまたがって建物の敷地がある場合は加重平均を用いて計算します。
前面道路の幅員による容積率の制限
前面道路の幅員が12m未満の場合には容積率に制限が適用されます。
この場合の容積率は
- 指定容積率
- 前面道路の幅員×法廷乗数(4/10または6/10)
のうちの小さい方になります。
なお、2つ以上の道路に面している場合は幅の広い方の道路が適応されます。
建築基準法(容積率)・例題
実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。
問題
問1
建築基準法の規定では、容積率とは、建築物の(①)の(②)に対する割合をいう。(2010年/5月)
1 ①建築面積 ②敷地面積
2 ①延べ面積 ②敷地面積
3 ①建築面積 ②延べ面積
問2
下記の2,000㎡の土地に建築物を建築する場合の最大延べ面積は、()である。(2013年/9月)
1 1,100㎡
2 3,000㎡
3 4,000㎡
解説(クリックで展開)
建築基準法(容積率)・まとめ
今回は容積率について学習しました。
建ぺい率との違いをしっかり把握したうえで正しく計算を求められるようにしましょう。
次回は農地法について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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