[FP3級]景気と影響(インフレ・デフレ)[無料講座・例題付き!]
今回はFP3級で問われる景気と影響について学習します。
景気と影響
景気は主に好景気→景気の悪化→不景気→景気の拡大→好景気と言った循環を繰り返します。
インフレ
インフレーションは物価が継続的に上昇し、その分貨幣価値が下がった状態を指します。
例えば今まで100円だったひまわりの種が150円になった場合、お金の価値が下がったことになり必要なお金が増えることになりますね。
デフレ
デフレーションは物価が継続的に下落し、その分貨幣価値が上がった状態を指します。
今まで100円だったひまわりの種が50円になった場合、お金の価値が上がったことになり必要なお金は減ることになります。
それぞれの指数の関連
景気や金利、物価はすべて関連しながら動いていくことになります。
景気と金利の関連
景気が良くなるにつれて物を買うためにお金を借りる人は増える傾向にあります。
したがって、景気が良い(↑)時、金利は上昇(↑)し、景気が悪い(↓)時は金利は下落(↓)します。
景気と株価の関連
景気が良くなると企業の業績も良くなります。
したがって、景気が良い(↑)時、株価は上昇(↑)し、景気が悪い(↓)時は株価は下落(↓)します。
物価と金利の関連
物価が上がると物を買うためにお金がたくさん必要になります。
そのため、物価が上昇(↑)した時、金利は上昇(↑)し、物価が下落(↓)した時は金利は下落(↓)します。
為替と金利の関連
為替については円高になると輸入製品の価格が下がるためお金を借りる人は少なくなる傾向にあります。
そのため、円高(↑)になった時、金利は下落(↓)し、円安(↓)になった時は金利は上昇(↑)します。
景気と影響・例題
実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。
問題
問1
物価が継続的に上昇するインフレーションの経済環境においては、一般に、金利が上昇しやすい。(2015年/1月)
○
×
問2
デフレーション(デフレ)は、物価が持続的に(①)する経済現象であり、デフレ下においては、貨幣価値が相対的に(②)する。(2020年/1月)
1 ① 上昇 ② 下落
2 ① 下落 ② 上昇
3 ① 下落 ② 下落
問3
A国の市場金利が上昇し、B国の市場金利が低下することは、A国通貨とB国通貨の為替相場においては、一般に、A国通貨安、B国通貨高の要因となる。(2018年/1月)
○
×
解説(クリックで展開)
景気と影響・まとめ
今回は景気と影響について学習しました。
インフレやデフレ、円高円安と言った重要語句ばかりなのでしっかりと押さえておきましょう。
次回は金融市場について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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