[CFP]難易度は高い?勉強方法やテキストはどれが良い?
FP試験の中でも難易度が高く、国際資格であるCFP。
中にはCFPの取得を考えているものの
と考える方も多いのではないでしょうか。
今回はCFPに関する受験資格や難易度、テキスト等をまとめて紹介していきます。
CFPについて
まずCFPの概要や中身について見てみましょう。
CFPとは?
CFPはCertified Financial Plannerの略で、Financial Planning Standards Board Ltd.と日本FP協会が提携して実施する民間資格であり、国際資格でもあります。
下位のAFP認定者であることが主な受験条件とされており、合格者はより高度な知識と技能を身に着けたFP技能者と認められるので就職や独立において+になることは間違いありません。
年に2回の実施
CFP試験は年に2回行われています。
大体が、1回目は6月第二日曜日と第三日曜日、2回目は11月の第二日曜日と第三日曜日になっています。
試験日程に関しては以下のページからも確認できるので、あらかじめ確認しておきましょう。
CFPの科目は?
CFPは
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
の6科目から構成されており、行われる時間は以下の通りです。
試験時間 | 試験課目 | |
試験第1日目 各120分 |
9:30~11:30 | 金融資産運用設計 |
12:30~14:30 | 不動産運用設計 | |
15:30~17:30 | ライフプランニング・リタイアメントプランニング | |
試験第2日目 各120分 |
9:30~11:30 | リスクと保険 |
12:30~14:30 | タックスプランニング | |
15:30~17:30 | 相続・事業承継設計 |
1度に全て合格する必要はなく、何回かに分けて6科目合格できれば問題ありません。
また、受ける科目数によっても受験料が変わってきます。
受験出願科目数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
受験料 | 5,500円 | 9,900円 | 14,300円 | 18,700円 | 23,100円 | 27,500円 |
登録料 | 5,000円 | |||||
年会費 | 8,000円 | |||||
更新費 | 2年30単位(3単位あたり900円) |
CFPの難易度はどれくらい?
気になるCFPの難易度ですが、資格の取り方様を参考にすると偏差値58となっており、難関寄りの普通レベルにカテゴライズされています。
似たような難易度の有名資格を上げると宅地建物取引士や日商簿記検定2級、基本情報技術者試験が挙げられます。
CFPに受験資格はある?
気になるCFPの受験資格ですが、結構ハードルは高いです。
具体的には
- 協会が認定するAFP認定者であること
- 協会が認定する大学院で所定の過程の単位を取得する
となっていますが、大抵の方はAFPを目指すこととなります。
AFPの認定を受けるためにはFP2級に合格しなければならず、FP2級を受けるためには実務経験があるかFP3級を持っていると言った条件があります。
業界未経験の場合、順当に行っても半年以上はかかるので、計画を立てて勉強する必要がありますね。
FP1級とCFPの違いは
FP技能検定試験の最高峰のFP1級と、民間資格の最高峰のCFP。この2つの違いや共通点も確認してみましょう。
FP1級に関しては国家資格なので、国内での人気はバツグンです。しかし国際的に通用するのは国際資格であるCFPになります。
また、FP1級は更新がないので一生有効ですがCFPは更新が必要で年間費がかかります。
このように聞くとFP1級の方がコスパは高そうですが、ご存じの通り、FP試験の内容は法改正によって毎年変わります。
そのため最新の知識をインプットできるCFPの方が評価されるケースも多いです。
CFPの勉強について
CFPの勉強方法についても確認しておきましょう。
CFPには科目合格がある
先程も紹介した通り、CFPには科目合格があります。
最終的に6科目に合格する必要がありますが、1回目に2科目、2回目に3科目、最後に1科目、と言ったように計画的に受験できるので安心してください。
ただし注意点として、CFPの受験資格であるAFP登録を途中で解除してしまうと、受験資格が喪失するだけでなく科目合格もチャラになってしまいます。
そのためよっぽどの理由がない限り、AFPの登録は解除しない方が良いでしょう。
FP技能検定試験同様、過去問の使いまわしは多い
国家資格のFP技能検定資格と同じく、過去問題からの出題は非常に多いです。
出題割合としては5~6割が過去問となっており過去問を対策しておくことが合格への最短ルートと言えるでしょう。
合格ラインに関しては以下のページで確認できます。
独学での勉強の進め方
CFP試験は合格率10%台の高難易度試験です。
そのため計画を立てて勉強してもそれ通りに科目合格できず、時間やお金がかかってしまう可能性も考えられます。
したがって、あらかじめ長期戦になることを考えたうえで、普段の仕事と照らし合わせたうえで勉強を続けていくことが望ましいです。
具体的な学習の流れとしてはテキストを1読し、ある程度知識をインプットしたら、ひたすら問題演習を繰り返して苦手分野を見つけていきましょう。
過去問からの流用が多い試験のため、回数をこなしていけばおのずと得点は上がっていきます。
難関資格にはよくあることですが、最初は問題を解いていっても全然わからない事だらけだと思います。
しかしある程度繰り返して解いていくと理解できるようになるので、パターンを押さえてしまいましょう。
おすすめのテキストは?
CFPのテキストですが、前述の通り過去問からの出題が多いため、過去問題集を解いていくのが一般的です。
FPK研修センター株式会社と言うところから出版されているので、こちらを活用していきましょう。
通信講座は利用すべき?
CFPのテキストはそこまで多くなく、独学は難しいと感じる人もいます。
そこで通信講座を考える方もいらっしゃるかと思います。しかしCFPに関しては大手スクールは中々取り扱っておらず探すのが困難です。
そんな中でLEC東京リーガルマインドであれば費用は比較的安く、質問等も受け付けているのでサポート面でも安心できます。
気になる方は一度確認してみてください。
CFPの難易度や勉強方法まとめ
今回はCFPの勉強方法や難易度について解説しました。
CFP自体も難しいですが、受験資格も難しく未経験の方が挑戦するにはハードルが高い資格と言えます。
一方で、国際資格なので評価も高くグローバルな活躍ができる資格と言えるでしょう。
海外で活躍したい、独立したいと言う方はもとより、FPとして極めたい方は是非挑戦してみてください!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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