[AFP]取得難易度は高い?取得できるおすすめ機関は?
ファイナンシャルプランナーとして働くにあたって、資格は国家資格のFP技能検定試験と民間資格のAFP・CFPがあります。
どちらも人気資格ですが、
と言った疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この2種類の資格は密接な関りがありますが、この記事ではAFPの取得方法や取得難易度について解説しようと思います。
AFPの取得難易度は?
まずAFPの取得難易度から確認していきましょう。
FP2級の合格がほぼ取得条件
AFPの取得条件ですが、基本的なルートとしてはAFP認定研修を修了した後に2級FP技能検定に合格するか、2級AFP技能検定に合格してからAFP認定研修(技能士過程)を修了することとなります。
引用:https://www.jafp.or.jp/aim/afp/shikaku/
AFP認定研修では提案書の作成に多少手こずるかもしれませんが、2級FP技能検定試験よりははるかに簡単です。
要するに、FP2級を取得することがほぼほぼAFP認定と同じ難易度と思っていただいて問題ありません。
FP2級の難易度は?
それではAFPの登録に必要なFP2級の難易度はどれくらいなのでしょうか。合格率と勉強時間の観点から確認してみましょう。
FP2級の合格率
FP2級の合格率は毎回学科試験が40%位、実技試験は60%程となっています。
ストレート合格できる可能性はざっくりと40%×60%で24%前後です。
学科試験だけで半分以上落ちており、なかなかな人が落ちる試験と言えますね。
ただし対策をしっかりとしたうえで受験すれば独学ストレート合格も可能です。
FP2級の勉強時間
筆者の場合、FP2級の取得にかかる勉強時間はFP3級を取得してからおよそ100時間でした。
1日2時間勉強できることを仮定すれば1ヵ月半くらいで取得できる計算です。
そこまで長期的に時間がかかるわけではないので、難易度は決して高いとは言えません。
AFPを取得・継続するために研修が必須
AFPには認定研修と呼ばれる研修を受ける必要があります。
また、維持にも継続教育を受ける必要があり、登録料等も別途かかります。
具体的な費用を確認してみましょう。
登録・継続費用
AFPの費用や登録にかかる費用をまとめてみました。
AFP認定講習 | 10,000円~ |
入会金 | 10,000円 |
年会費 | 12,000円 |
更新費 | 2,500円程 |
AFPに登録する年には、講習費用と入会金、加えて年会費がかかるため3万円以上かかる事になります。
また、翌年以降も年会費として毎年12,000円と、2年に1回2,500円がかかります。
出費としてそこそこでかいので、企業側が負担してくれるかどうか、家計を圧迫しないかどうか等も登録するかどうかの選択肢となってきます。
AFP認定研修とは?
AFPに登録するにはあらためてAFP認定研修を受ける必要があります。
研修の内容としては、「ライフプランニングと資金計画」「リスクマネジメント」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・承継」の6分野について学習を行い、最後に課題として提案書を作成することになります。
提案書の作成に関しては以下の記事をご覧ください。
また、AFPにかかる費用やおすすめの教育機関については以下の記事でまとめています。
AFPのメリット
AFPに登録することで費用が掛かったり、更新したりと手間が多そうです。
その分メリットも大きいので、最後にAFPに登録することのメリットを確認してみましょう。
常に最新の知識をインプットできる
FP2級は一度合格してしまえば生涯有効な資格です。
しかし、FP試験は毎年法改正によって内容が変わるため、資格取得してから長時間経ってしまうと学習した内容が陳腐化すると言ったリスクがあります。
そこでAFPに登録し、定期的に知識を更新することで常に最新の情報を仕入れることができます。
資格取得がゴールの人は問題ないかもしれませんが、金融系で働きたいという方は新しい知識も商売道具となり武器になるので登録しておくに越したことはないでしょう。
就職や転職に有利
FP2級の時点でもかなり就職や転職に有利ですが、上記の通り、AFPに登録していることで最新の金融知識を保っていることを証明できます。
企業によってはFP2級だけでなくAFPも取得していることを採用条件として掲げていたり、資格手当を高く設定したりしていることもあります。
昇給や昇格条件として明確に記載されていることも大いにあるので、AFPまで登録しておくメリットは大きいと言えるでしょう。
上位資格のCFP・FP1級を狙える
AFPの上位資格としてはCFPが存在します。
CFPは国際的な資格で、受験資格としてAFPに登録していることが挙げられます。
さらに専門性を高め、仕事に箔をつけたい場合はCFPを目指す必要があるので、その前段階としてAFPに登録しておくメリットは大いにあります。
AFPの取得難易度やメリットまとめ
今回はAFPの取得難易度やメリットについて紹介しました。
実質FP2級に合格できればAFPへの登録も可能であり、取得することで最新の知識を更新していることをアピールできるので、登録する価値は大いにあります。
一方で、年間で1万数千円の費用が掛かるためそれなりの出費があることも押さえておきましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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