[FP技能検定試験]電卓は必須!おすすめの物や選び方は?
FP試験を受けるにあたって、電卓は必須です。
しかし電卓であればなんでもOKと言うわけではありません。
そのため電卓選びを間違えてしまうと
と言ったトラブルも起こりえます。
今回は必要な機能や逆に、持ち込めない機能などを確認しつつ、おすすめの電卓を紹介します。
電卓の選び方
電卓を選ぶにあたって、いくつか重要視した方が良いポイントがあります。
具体的には以下の3点になります。
利き手は関係ある?
電卓には右利き用・左利き用と言った区別はなく、すべて配列は同じとなっています。
そのため、利き手によって電卓を選び分ける必要はありません。
ただし試験中、基本的には右利きの人は右手で鉛筆を持つので左手で、左利きの人は左手で鉛筆を持つので右手で電卓を叩くことになります。
したがって普段から利き手とは逆の手で電卓を叩く練習をしておくと良いでしょう。
右利きの人が右手で鉛筆をもって、要所要所で電卓に切り替えて・・・とやっていては時間が無駄にかかってしまいます。
電卓のサイズ
電卓のサイズとしては自分の手のひらを最大限広げたくらいのものが良いとされます。
数字で言えば縦は15cm~20cm、横は10cm~15cmくらいのものが望ましいです。
小さい電卓は桁数が少ないうえに押間違いが起きやすく、大きい電卓は指の移動範囲が大きいため疲れやすく、電卓を打つのに時間がかかってしまいます。
電卓のメーカー
電卓のメーカーは個人的にはシャープ製・Canon製・CASIO製など、有名電機メーカーのものにしましょう。
理由として、有名メーカーの物であれば耐久性や機能性はもちろんのこと保証がしっかりしているので安心できます。
無名メーカーは安いだけあり壊れやすかったり、保証が無かったりと言ったリスクがあります。
FP試験で使える電卓の機能は?
FP試験で使える電卓の機能ですが、主催者ページによると以下の様になっています。
※ 使用可………√・%・定数計算、消費税に係る税込・税抜、
売上に係る原価(MD)・売上・売価(MU)・利益率、日数・時間計算、
マルチ換算についてのキー、メモリー(M)機能(計算結果を1つだけ記録できるものに限る)、GTキーのあるもの。※ 使用不可……関数機能〔Σ(シグマ)・log 等〕・ローン計算・複利計算・紙に記録する機能、音〔タッチ音・音階・音声等〕を発する機能、プログラム(計算式)の入力(登録)機能、計算過程をさかのぼって確認できる機能等を有するもの。
引用:https://www.jafp.or.jp/exam/step_04/detail.shtml
小難しいことが書かれていますが、要するに一般的な市販の電卓で問題ありません。
一方で、工学部系の大学生が使うような関数電卓と呼ばれる物、さらにはローン計算機能など試験において一瞬で答えを出せてしまうチート電卓は使えないということを押さえて置きましょう。
電卓を選ぶにあたっては、以下の機能を搭載しているものを選ぶのが良いでしょう。
メモリー機能
メモリー機能は一度出した値を保存しておく機能で、複雑な計算(例えば掛け算や割り算を優先した四則演算)が可能になります。
電卓にMCやM+と言ったキーがある場合はメモリー機能が搭載されています。
FPでそこまでこの機能を使うケースは少ないですが、あって損はありません。
GT機能
GT機能とはグランドトータルの略で、電源を立ち上げてから演算したすべての合計を自動的に加算してくれる機能です。
精算表の合計を求めるときなどに利用することができます。
FP試験においてはライフプラン表やキャッシュフロー表の作成に活用できます。
早打ち機能
早打ち機能はいったんキーを押してから、指が離れる前に別のキーを押してもその入力が認識される機能です。
ある程度キー入力が早くなって慣れてきた場合この機能が備わっていないと、入力漏れが発生してしまいます。
ほとんどの電卓には早打ち機能が搭載されていますが、購入前に一度確認しておきましょう。
おすすめ電卓TOP3
それではさっそく、おすすめの電卓を3種類紹介します。
いずれの電卓も、上記の使える機能を搭載しているのでご安心ください
3位:EL-N431-X
メーカー | シャープ(SHARP) |
サイズ | 170mm×110mm×12.5mm |
重量 | 147g |
桁数 | 10~12桁 |
価格(記事執筆時点) | 734円(10桁)~982円(12桁) |
特徴 | ・コスパが良い ・シンプル構造 ・消費税率10%にも対応 |
シャープ社のEL-N431-Xは1,000円以内で購入できる小型電卓で早打ち機能や税計算機能ももちろん搭載しています。
打つのが早い人に向けて背面にはゴム足がついており電卓がずれてしまった・・・と言う事態を避けられます。
パネルには視認性の高いアクリル素材を用いており、読み間違いを防ぐだけでなく高級感も醸し出しています。
桁数は10桁の物と12桁の物がありどちらも1,000円以内なので、特別な事情がない限り12桁の方をおすすめします。
2位:LS-105WUC
メーカー | Canon |
サイズ | 147mm×106mm×25mm |
重量 | 120g |
桁数 | 10桁~12桁 |
価格(記事執筆時点) | 1,251円(10桁)~1,510円(12桁) |
特徴 | ・大画面ディスプレイで見やすい ・多様なカラーリングデザイン |
Canonから発売されているLS-105WUCは大画面で見やすいディスプレイが特徴で、色のバリエーションもピンク・グリーン・ブルー・シルバー・ゴールド等多彩です。
若い方から熟年の方、男女も問わず人気の電卓となっています。
サイズが約14cm×11cmと、先ほど紹介したシャープのEL-N431-Xよりさらに小さく、コンパクトなので持ち運びが便利です。
1位:JS-20WK-N
メーカー | CASIO |
サイズ | 174mm×107mm×24mm |
重量 | 208g |
桁数 | 12桁 |
価格(記事執筆時点) | 6,915円 |
特徴 | ・サイレントキー搭載で静音性抜群 ・キーの曲面が良いタッチ感を醸し出す ・安心の5年間保証 |
筆者が最もおすすめする電卓はCASIOのJS-20WK-Nになります。
こちらの電卓は筆者が経理をやっていたころからのお気に入りの電卓でもあり、タイプ音が非常に小さくキーの曲面が指にフィットし、高速性と確実性を兼ね備えた高機能電卓となります。
価格は他の電卓と比較してもかなり高いですが、5年間の保障もついているので安心して利用できます。
FP試験だけに用いるのであれば不要かもしれませんが、今後他にも電卓が必要となる資格を受けたり、電卓を活用する経理職などに就く予定の場合、この電卓で間違いありません。
FP試験におけるおすすめ電卓まとめ
今回はFP試験においておすすめできる電卓を3つ紹介させていただきました。
いずれも筆者は触ったことがありおすすめですが、人によっては合う合わないはもちろんあると思います。
可能であれば電気屋さんや文房具屋さんへ行って、直接触って自分に合うものを見つけていただきたく思います。
電卓の使い方については以下のページで紹介しています。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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