[応用情報技術者試験]合格のメリットは?意味ない?いらない??上位資格の科目免除など、恩恵がたくさん♪
情報系国家資格の中でも難関資格に分類される応用情報技術者試験です。
取得が大変なだけに、以下のように思う方も多いかと思います。
一部界隈から、資格は意味ない、要らないという声も聞こえます。
一方で応用情報は、独占業務があるわけではないですが、明確なメリットがあります。
今回は応用情報技術者試験に合格することで得られたメリットを、実際に取得して活用している筆者が徹底的に紹介していこうと思います。
応用情報技術者試験に合格することのメリット
応用情報技術者試験に合格したことによって得られたメリットは主に以下の通りです。
合格者数が少なく気小括があるため、良い求人につながりやすい!
応用情報技術者試験は下位の基本情報技術者試験やITパスポートと比較すると受験者も合格者数も非常に少なく、比較的希少価値の高い資格になります。
そのため基本情報ほどの求人数はありません。
一方で管理職コースだったりコンサルティング系の求人の中では応用情報技術者試験を募集していることもあり、大幅なキャリアアップや昇給を狙うにはあって有利と言えます。
実際に求人数やどんな求人があるかを調べたこともあり、以下でまとめているので参考にしてみてください。
実際筆者も応用情報の力を借りて一部上場の企業から内定をいただけたことがあります。それくらい強い資格である事に間違いはないので活用していきましょう。
情報系の上位試験を受けやすくなる
合格後2年間は情報系の上位試験(各種スペシャリスト等)の午前1試験が免除されます。
スペシャリスト系の資格は午前1・午前2・午後1・午後2と4つの分野からなり、1つでも60点を切るとその場でアウト、加えて午前1から受験すると9:30開始で5時間ほど試験を受けることになります。
この時点で体力的にもキツいため、最初の午前1を削れるのは非常に有利になるといえます。
筆者も科目免除のおかげで順当に応用情報技術者試験→情報処理安全確保支援士試験にステップアップできたので、是非とも利用してください。
士業の科目免除にもつながる
応用情報技術者試験は上位試験だけでなく、中小企業診断士の経営システムや弁理士の論文科目の免除が可能となります。
こちらは資格が存続している限り生涯有効となるので、将来的に士業を目指す方にも嬉しいメリットです。
ちなみに筆者は現在中小企業診断士に挑戦中ですが、受験科目が1科目減るだけでも負担は激減です!
弁理士に関する情報は資格の社様のサイトが充実しているため、興味がある方は参考にしてください。
応用情報が意味ない・いらないと言われる理由は?
応用情報はいらない、とっても意味なかったという声も確かに聞きます。
その理由についても解説していきます。
独占業務があるわけではない
応用情報は、弁理士や税理士のように独占の業務があるわけではありません。
また、中小企業診断士や情報処理安全確保支援士のような名称の独占があるわけでもありません。
一応、応用情報技術者とは名乗れるものの、インパクトが少ないことからそこまで評価されないと思ってしまう方も多いです。
非IT企業だと知名度が高いわけではない
下位試験のITパスポートや基本情報は多くの方が知っており、知名度も高いです。
したがって非IT企業の社内システム部門などに応募するときも評価されるのですが、応用情報になると非IT企業での評価があまりされないときもあります。
個人の経験でも、そもそも相手が知らないケースがあったので、面接のときはアピールの仕方も重要になります。
応用情報を目指すべき人
応用情報を目指す方として、以下のような方が持っていると望ましいです。
上流エンジニアや社内SEを目指す方
応用情報はバリバリのプログラマーと言うよりは、マネジメントや経営戦略にかかわるような知識を多く問われます。
したがって、プログラマやコーダーと言うよりは上流エンジニアなどのポジションがおすすめです。
中堅社員
応用情報はどちらかと言えば中堅社員・ミドル社員におすすめの資格です。
これから新卒で就職する!第二新卒で転職する!と言う方は、先に基本情報を取ってしまっても良いかもしれません。
応用情報技術者試験を取得するために!
逆に応用情報技術者試験を狙うにあたって注意するべきポイントもあります。
それなりの勉強時間が必要
まずは勉強時間として300~500時間は確保しておく必要があります。
これだけの時間を捻出するために飲み会や漫画を読む時間、趣味に費やす時間を削る覚悟がなければなりません。
合格後に得られるメリットと資格に挑戦するために犠牲する時間を天秤にかけじっくりと考える必要があります。
しっかりと対策しよう
応用情報技術者試験の合格率は20%とそこそこの様に思えますが、受験者層は基本情報合格者だったりIT経験者がかなりの割合を占めています。
それでいての20%なのでかなり難関なことが分かります。
特に最終目標が情報系の上位資格ではなく中小企業診断士や弁理士と言った士業の場合、その手前の応用情報技術者試験で躓いてしまい時間がかかってしまうことも多く、免除のために応用情報を受けるくらいなら最初から士業資格の勉強を頑張っておいた方が良い!と言うパターンもあります。
あくまで応用情報→士業の流れは、最初の目標が応用情報だったりその他の情報処理技術者試験だったりして、その後スキル開発として士業を受けようと思ったら一部免除になってラッキー♪くらいがちょうど良いです。
応用情報を取得しようと考えている方は、しっかりと対策して合格できるように準備して臨みましょう!
応用情報技術者のメリットまとめ
応用情報技術者試験は非常にメリットも多く、活用できる資格です。
その一方で難易度的な面や必要な勉強時間の面から取得するにはそれなりに対価も覚悟しなければいけない資格です。
しかし合格後の大きな武器になるのは経験上間違いないので、覚悟がある方は是非挑戦してみてください!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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