[応用情報技術者試験]何回チャレンジしても不合格・・・落ちたときの対策は?
応用情報技術者試験はレベルの高い試験なだけあって、なかなか合格できない試験です。
中には
といった具合に挫折しそうな方も多いのではないでしょうか。
今回は応用情報技術者試験に落ちてしまった方に向けて、次回以降どのように対策していけば良いかをまとめて行きます。
どれぐらいの人が応用情報に落ちる?
まず、応用情報技術者試験はどれくらいの人が受験してどれくらいの割合で落ちてしまうのか見てみましょう。
毎回受験者数は3万人前後
応用情報技術者試験の受験者数は
- 令和元年度秋期・・・32,845名
- 平成31年度春期・・・30,710名
- 平成30年度秋期・・・33,932名
- 平成30年度春期・・・30,435名
- 平成29年度秋期・・・33,104名
のように、毎回3万人で年に2回行われているので、年間6万人超えの方が受験することが分かります。
合格率は20%前後
毎回の合格率は
- 令和元年度秋期・・・23.0%
- 平成31年度春期・・・21.5%
- 平成30年度秋期・・・23.4%
- 平成30年度春期・・・22.7%
- 平成29年度秋期・・・21.8%
のように、大体20%強で推移しています。
更に過去の年度の合格率や受験者数については以下の記事でまとめています。
落ちるのは年間約5万人!?
落ちている人の統計も取ってみましたが、
- 令和元年度秋期・・・25,290名
- 平成31年度春期・・・24,105名
- 平成30年度秋期・・・25,984名
- 平成30年度春期・・・23,518名
- 平成29年度秋期・・・25,888名
といったように、かなりの人数が落ちてしまっていることが分かります。
応用情報技術者試験に落ちる人の特徴
それでは、応用情報に何度も落ちてしまう人の特徴も確認してみましょう。
勉強の習慣ができていない
最も多いパターンとしては勉強の習慣ができておらず、学習量が不足してしまう事です。
勉強の習慣ができていないと、なかなか机に向かえなかったり、本人は勉強しているつもりでも内容が頭に入っておらず学習が進んでいなかったりするケースがあります。
特に高校や大学受験であまり勉強しておらず、仕事が始まってからいきなり資格を取れと職場から言われた場合、勉強の仕方が分からないと躓いてしまう方をよく見てきました。
勉強の効率が悪い状態で時間をかけても無駄になってしまうため、まずは勉強方法を見直すことが必要です。
以下の記事では筆者が実際に応用情報を取得するまでの流れを書いたので、参照して頂ければと思います。
筆者自身も資格試験を勉強し始めた頃はあまり効率の良い学習ができておらず、よく試験に落ちていましたが、今では慣れてきたので士業国家資格を含め年に数個取れるようになりました。そのあたりの方法もまとめています。
早起きが苦手
応用情報技術者試験は午前試験と午後試験の2つから構成されており、午前試験は9:30~となっています。
そのため早起きが苦手な方は目が覚め切っていない状態で受験し、その結果実力を発揮できない、と言うパターンもあります。
また、ひどい場合だと朝寝坊して起きられなかったため受験できなかった、といった事も聞きます。
現役エンジニアだからと言って高を括っていた
情報処理技術者試験の受験者によく見られるのですが、現役エンジニアで普段から最新の技術に触れているため、勉強しなくても受かるだろと高を括って落ちることもあります。
確かに現役エンジニアだと学生や非IT系の方、ブランクがある方よりはるかに有利ですが、試験の範囲はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系から構成されており非常に広く、仕事と試験はやはり別物です。
大抵の方はそれなりに対策をしないと難しく、前提知識だけあれば一夜漬けで合格できる、といった甘い試験ではないので注意が必要です。
応用情報に落ちてしまったら
応用情報技術者試験に落ちてしまった時の対策方法です。
次回受験できるのは半年後
応用情報技術者試験は年に2回、4月と10月の第3日曜日となっています。
そのため次に受験できるのは半年後となります。
半年、と言うと長いように感じますが意外とあっという間なので、自己採点の段階で不合格だと分かったらその場で勉強を再開する方が良いでしょう。
また、合格発表自体は受験日の約2ヶ月後です。
この段階まで待ってから次の受験勉強を始めるとその間にブランクも発生し勉強した内容が抜け落ちていくので自己採点をしても合格かどうか怪しい時は勉強を続けておくと良いかと思います。
間違えたところをしっかりと補完する
何度受験しても合格に近づけなかったり、得点が上がらなかったりする方の特徴として、問題を解くことが主になってしまい、間違えたところの補正ができていない傾向にあります。
確かに問題数を重ねることは重要ですが、それ以上に一度間違えた問題は二度と間違えないことが大切です。
落ちてしまった回の問題を含め何度も解きなおし、分からない場所が無くなるまで徹底的におさえましょう。
特に午後試験の戦略を立てよう
多くの方が不合格になるのが午後試験です。
午後試験はただでさえ範囲が広いうえに記述が加わり、11問の中から5問を解く必要があるため、その場で取捨選択を迫られ戦略性も問われます。
あらかじめ範囲を絞って勉強し、本番でも選ぶ科目を決めておくと勉強時間も本番で費やす時間も減るため非常に効率的です。
何回受けても不合格なら?
色々とできる限りのことを尽くしても不合格の場合、以下の方法を考えてみましょう。
情報交換を積極的に
どんなに勉強しても中々成績が上がらない場合、自分を客観視できなくなって間違った方法で突き進んでいる可能性があります。
その場合他の方の学習方法を参考にしたりアドバイスを受けたりといった事も必要になってきます。
当サイトでは情報交換をしやすいように掲示板を設けているので、是非使ってみてください。
また、StudyPlusと呼ばれる学習専門のアプリもあるので、こちらもあわせて使ってみてください。
独学は諦めて通信講座を利用するのもあり
独学がどうしても続かない、分からないことが多い、と言う場合は通信講座を利用してみるのも有力な手段です。
確かに受講料として安い講座で4万円、高い講座だと10万円ほどかかりますが、そのぶん質問ができたり上質な講義を受けられたりと恩恵も大きく、結果的に短時間で合格できて良かった、と答える方が多いです。
個人的に特におすすめできる通信講座はスタディングになります。
スタディングの講座は比較的安価で、割引を利用すれば3万円台での受講も可能でコスパが良いです。
内容としてはスマホやPC等のオンライン形式での受講となっており、オンラインならではの学習進捗管理機能や勉強仲間検索機能が搭載されていて挫折しにくくなっています。
スタディングの応用情報講座に関しては以下の記事でまとめているので、あわせてご覧ください。
また、それ以外のスクールの比較情報なども以下の記事にまとめています。
応用情報に落ちた場合のまとめ
今回は応用情報技術者試験に何度も落ちてしまう、と言う方に向けて、実際に1度落ちてから合格した経験がある筆者が対策方法を紹介しました。
何度も落ちてしまうと気が滅入ってしまい諦めてしまう方もいるので、そうならないためにも対策を講じていきましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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コメント一覧
僕は8回目落ちてしまったよ。
私も最近別資格落ちまくりで・・・お互い頑張りましょう。