営業外支払手形

2022年6月23日

営業外支払手形は、通常の営業取引でない取引の決済において発生した約束手形の手形債務を処理するための負債勘定です。

営業外支払手形とは

営業外支払手形は、機械装置・備品・車両運搬具など、固定資産や有価証券の取引債務のうち、営業取引に含まれないものの総称です。

通常の支払手形では約束手形と為替手形がありましたが、営業外支払手形は約束手形に限定される点も押さえておきましょう。

営業外支払手形の具体例

営業外支払手形の具体例は以下の通りです。

営業外支払手形
  • 機械装置
  • 備品
  • 車両運搬具 など

営業外支払手形の仕訳例

車両3万円(内消費税3千円)を購入し、代金は手形を振り出して支払った。
借方 金額 貸方 金額
車両運搬具 30,000 営業外支払手形 33,000
仮払消費税等 3,000
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営業外支払手形の関連語

営業外支払手形の関連語を確認しておきましょう。

支払手形

支払手形も買掛金同様、流動負債にカテゴライズされます。

買掛金と支払手形の違いについて、買掛金は特に書類などを発行しませんが、支払手形の場合は特定の書類でやり取りするといった決まりがあります。

営業外受取手形

営業外受取手形は、備品・有価証券・車両などの営業外の取引を起因とする手形債権のことです。

営業外受取手形で用いられるのは約束手形のみに限定されます。

営業外支払手形まとめ

営業外支払手形は出題頻度が高くなく、そこまで難しいものでもありません。

仕訳も通常の支払手形とほとんど同じなので、出題されてもあせらずに処理しましょう。

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Posted by 佐野 孝矩