フォールトマスキング
フォールトマスキング(fault masking)は、システムや装置に障害が発生しても、外部に伝播しないような仕組みです。
フォールトマスキングとは
フォールトマスキングは、フォールトトレランスを実現する方法のひとつです。
システムの構成要素に障害が発生しても、外部に対して行うサービスに一切異常を生じさせないように制御する設計方式です。
フォールトマスキングの例
フォールトマスキングの例を確認しておきましょう。
- デュアルシステムで同じ処理をし、片方が壊れても外部への影響を抑える
フォールトマスキングの関連語
フォールトマスキングの関連語を確認しておきましょう。
デュアルシステム
デュアルシステムとは、システムを二重化し信頼性を上げることです。
同じ処理を2組で行うため、実行結果を照合できます。
フォールトトレランス
フォールトトレランスは、故障や障害が発生しても正常な状態を維持する仕組みのことで「耐障害性」とも訳されます。
2箇所のデータセンタで情報を同期しておき、片方が被災しても問題なくデータを利用できるような仕組みが該当します。
フォールトマスキングまとめ
フォールトマスキングはシステムに障害が発生したときに、外部に影響を与えないような仕組みです。
fault(障害)をmasking(隠ぺい)すると覚えておきましょう。