フェールオーバ
フェールオーバ(Failover)は、稼働中のシステムが問題を起こして停止した場合に、自動で待機システムに切り替えるシステムです。
フェールオーバとは
フェールオーバは現用機器で異常事態が起きた時に、自動で待機系システムに切り替える機能です。
システムの可用性を高める冗長化の一つです。フェールオーバとは逆に、手動で切り替えるシステムをスイッチオーバと呼びます。
フェールオーバの例
フェールオーバの例を確認しておきましょう。
- 監視カメラを複数台用意し、メイン機器が壊れたら自動で切り替える
- サーバがトラブルで停止した際、ホットスタンバイの予備機に自動で切り替える など
フェールオーバの関連語
フェールオーバの関連語を確認しておきましょう。
フェールバック
フェールバックとは、フェールオーバによってシステムを切り替え問題が解決した後、現行機に切り戻す仕組みです。
フェールソフト
フェールソフトは、故障・障害の被害を最小限に抑えるために、機能を縮小しながら稼働を続ける仕組みのことです。
非常電源設備により、停電時でも重要機器が稼働する仕組みなどが該当します。
フォールトトレランス
フォールトトレランスは、故障や障害が発生しても正常な状態を維持する仕組みのことで「耐障害性」とも訳されます。
2箇所のデータセンタで情報を同期しておき、片方が被災しても問題なくデータを利用できるような仕組みが該当します。
フェールオーバまとめ
フェールオーバは冗長化のため、現行機に支障がでたときに自動で切り替える仕組みです。
問題解決後に切り戻しを行うフェールバックとセットで覚えておきましょう。