DDoS
DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃は、DoS攻撃の攻撃元を分散させ、予防・対策をしづらくした攻撃手法の1つです。
DDoS(攻撃)とは
DDoS攻撃では、特定のサイトやサーバに対し、日時を決めたうえでインターネット上の複数のコンピュータから同時に大量のパケットを送り付けることで、高負荷をかけてサービスを停止させる攻撃です。
配下のボットネットを操り一斉攻撃したり、インターネット上のルータやサーバに反射させて増幅した大量の応答パケットを1か所に送り付けたりする手口があります。
DDoS(攻撃)の対策
DDoS(攻撃)の対策方法としては以下のようなものがあげられます。
- IPアドレスの制限
- 国単位でのアクセス制限
- DDoS対策ツールの導入
DDoS(攻撃)の目的
攻撃者がDDoS攻撃を行う目的は、主に以下の4つです。
- 競合相手への損害・サービスの停止
- 政治目的などの抗議活動
- 身代金の要求(ランサムDDoS)
- 迷惑行為・嫌がらせ
DDoS攻撃は、個人情報の窃取や金銭の要求だけでなく嫌がらせや妨害が目的の場合もあります。
DDoS(攻撃)の関連語
DDoS(攻撃)の関連語を確認しておきましょう。
DoS
DoS攻撃は処理しきれないリクエストやパケットによりサーバやネットワーク回線を過負荷状態にし、システムダウンや応答停止などの障害を意図的に引き起こします。
DDoSは1対多の攻撃ですが、DoS攻撃は1対1での攻撃であり、攻撃元が分かればブラックリスト登録で防げます。
EDoS
EDoS攻撃は、Economic Denial of Serviceの頭文字を取った攻撃です。
Economic(経済)的な損失を与える目的でリソースを消費させる攻撃になります。
DDoS(攻撃)まとめ
DDoS攻撃はDoS攻撃の中でも攻撃元を分散しており対策・特定が難しいといった特性があります。
対策方法を問われることもあるので、あわせて押さえておきましょう。